時雨の季節になりました。この時期になると冷たい北風が吹き出します。そして、いつも傘を持ち歩かなくてはなりません。車のない身にはつらい季節になりました。午前中は図書館へ。大学院の課題提出が迫っていました。それでも静かな図書館で、学んでいるとこころが静かです。
子どもたちと接しているときに、うっかりすると蹴られたり、ハサミを向けられたり、かまれたりすることがあります。それは私だけでなく、ほかの支援員の人もそうです。ある学童クラブのリーダーは、子どもと接するときは、子どもから暴力を受ける可能性があることを覚悟するように、と支援員に言われるそうです。私も覚悟というよりはそういう場合は騒がずにじっとしています。それでこの子が気が済むならと・・・。(これがいいかどうかはわかりませんが)
先ほどまで、NHKの旧作プロジェクトXのホテルニュージャパンの火災で救命活動にあたった麹町消防署特別救助隊の話を見ていました。あの時のTVの放送中継を思い出しました。一人の人を助けるために、自分のいのちを顧みず炎の中に飛び込んだ隊長。生きているその人を助けずに、あと何人もの人を助けても自分は必ず後悔するだろう、語りました。
その任務には、相当の覚悟がなくては就けないと思います。あることに覚悟をもって臨むということはなかなかできず、どこかで逃げてしまうことが多いでしょう。本当にどうしたいのか?そのことに命を賭けてもいいのか?そんなことを思いました。
夕方、買い物に出かけると、またしぐれてきました。
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき