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もうこひは語れない

2024-11-30 21:30:29 | 日記

明日からは師走です。1年がもう終わるなんて!12月生まれの私は特にそう感じます。昨日、歩きすぎたのか、疲れがたまったのか、風邪気味です。ひどくはないのですが、鼻かぜでティッシュが離せず、午前中はごろごろしていました。みなさんも気をつけてくださいね。

過ぎてしまえばいまはむかし・・・。この頃、そんな気がしています。たしかに心惹かれた人はいましたが、こころにのこるほどの想いでもなかったようです。(そのときはそう思わなかったのですが)それはただ「惹かれた」というレベルのものだったように思います。

話は全然違いますが、昨日、京都でお昼ににしんそばを食べました。贅沢はできないのですが、私にして奮発しました。京都のお出汁は、本当においしいのです。どうやったらああいう味が出せるのかと家でやってみますが、できません。今回のお店では、出汁の昆布は北海道の羅臼昆布とかで、その出汁を5年寝かせるそうです!5年も・・・。その濃さが違うのですね。おいしい出汁の手打ちそばでした。

なにが言いたかったかというと、心に残るものは、前にも書きましたが熟成させたものなのでしょうね。ぱっと燃えてぱっと消える恋はやはりその激しさはあっても、心には残りにくいのでしょう。さびしい気もしますが。(男性と女性では違うのかもしれませんが)

親友のY子さんと、年を取ったら男の人の名前がわからなくなったりして、「ほら、あのAさんを・・・・」「違うわよ、あれはTさんよ」なんてボケ老婆が二人で話すのかしら、と言っていましたが、私にはもう語る物語はありません。藤式部さんのように「もう、物語は終わりました」です。

こひなど飛んで行ってしまって、二人で蕎麦をすすって、汁をこぼしながら、「ほらほら」とハンカチを渡して、付いてきた蕎麦かりんとうを食べようとしても噛めなくて・・・なんていいながら年を取るのもいいのかもしれません。写真は哲学の道と安楽寺です。

             


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