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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

秋は夕暮れ

2015-09-06 12:44:18 | 日記
 日の暮れるのが早くなった。買い物に出て、帰りはとっぷりと暮れていることがある。明るいうちの帰宅と違って、暗い部屋に帰るのがさびしくなる。その人のことを思う。いつもあたたかく迎えてくれる人たちがいなくなった部屋に帰るのは、どんなにつらかったことかと。昼間は仕事に追われ思い出すこともないにしても、ドアを開けて秋のひんやりとした空気が立ち込める部屋に入ったとき、「ああ、そうかきみはいないのか」と思うだろう。着替えて一人、台所に立つさびしさをその人はどう耐えたのだろうか。今は、きっと同じような寂しさを耐えた人とともに温かい夕餉を共にしているのだろう。そんな日々で癒されていくのだろう。今日は、子どもの頃、母の作ってくれたようなカレーを煮てみた。甘いカレーだ。そんな香りを楽しみに家路についた秋の夕暮れを思い出した。


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うつくしい瞳

2015-09-03 22:52:55 | 日記
 今夜はサッカーのW杯へ向けての代表選。そんな日は準備よくTVの前に座るようにしている。3対0で勝ったが、日本サッカー文化の貧しさを感じるようだった。ひたすら守備を固めるカンボジアの若い選手たち。カンボジア国内でも試合が放映されているという。国を背負い、子どもたちの夢を背負った選手たちの目がきれいだった。何にもとらわれず、試合をするカンボジアの選手たち。日本の選手はどうだろうか?国を意識しての試合だったろうか。ハリルの目を意識しての試合ではなかったろうか。自分のプレイが子供たちの夢になると考えたろうか。選手の精神的な幼ささえ感じる試合だった。サッカーだけではない、この国はどこかずれてきている気がする。いい訳と目先だけのことを考える貧しい文化が蔓延している気がする。

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秋の雨

2015-09-02 00:45:32 | 日記
 9月になった。カレンダーも残り4枚。ここから師走までが早い。秋の夜長になる。静かに降る雨にもの思う。暑すぎた夏はなにかを考えるどころではなかった。考えても結論らしきものが出ないときは、今は結論を出す時期ではないと、待つことを覚えた。そんな秋の夜長に合うのは、日本酒かウイスキーか?離婚してからは家ではお酒を飲まないことにした。キッチンドリンカーになるのが怖かった。ウイスキーのロック。指で氷を回していたのは誰だったろうか。なにかそんな風景を思い出した。氷とグラスの触れる音。それは大人の世界の神秘的な出来事のようだった。そんなとりとめのないことを思いだす。秋の夜長はどこか寂しかったが、今年はなにかウイスキーの豊潤な香りのように豊かな時間だ。ゆったりとしている。しまってあるウイスキーグラスでも眺めてみようか。懐かしい時が戻ってくるかもしれない。


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