のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

惚れ直す

2006年11月18日 21時18分52秒 | 舞台(キャラメルボックス)
以前からことあるごとに言ってますが
(って、もしかしてこのブログでは初めてかも。)
前川清さんのファンです。

彼の声の渋み も
歌うときの姿勢の良さ も
しゃべるときの独特のイントネーション も
話す内容の面白さ も
観客を楽しませることに徹したサービス も
肩肘張らない舞台姿勢 も
何もかもが好きです。

総じて「力が入ってない、ゆるい、なのに面白い」殿方に弱いんです。

のりぞうが前川さんの魅力を知ることができたのは
NHKで放映されている「ふるさと皆様劇場」という番組でした。
彼ひとりでも十分面白いのですが
梅沢富美男さんとの掛け合いが彼の面白さ、脱力キャラぶりを
更に際立たせていて、1時間半があっという間に感じられる素敵な番組です。

番組は三部構成。
第一部は懐かしい匂いのする人情喜劇。
前川さんは大抵、科白を覚えてませんし、間違えます。
そういう脚本なのか、アドリブなのか分からない掛け合いや間合いが
大変面白い30分間です。ただ、最後の終わり方がぐだぐだなのがやや難。
けれども女性演歌歌手を迎えて楽しそうに演じる二人に
こちらまで楽しくなってしまうコーナーです。

第二部はふるさと情報コーナー。
この番組はのど自慢のように全国各地を巡って収録をしているため、
毎回、毎回、その土地特有のものをその土地のちびっこが紹介してくれます。
その後、地元の大家族や三世代家族などが舞台によばれ
梅沢さん、前川さんと楽しくおしゃべりを重ねるのです。
梅沢さんが司会として全体を仕切り、前川さんが興味の赴くままに
質問を重ねるスタイルは大変見事です。
おじいちゃん、おばあちゃんとの掛け合いがお上手なんです。

そして、第三部がカラオケコーナー。
舞台上で観客のリクエストに前川さんが応えてくださいます。
知らない曲が多い前川さんの素敵さが際立つコーナーです。

地味な番組ですが、実はのりぞうが大学生のころから続いている長寿番組。
ただ、現在はBSでしか放映されていないため
のりぞうは見ることができません。かなしひ・・・・。

・・・と、まずは熱く「ふるさと皆様劇場」の魅力について語りましたが
(BSが見れる方、どうぞ一度ご覧あそばせ☆)
その「ふるさと皆様劇場」の名コンビ、
前川清さんと梅沢富美男さんの舞台に行ってきました!
妹がただ券を当ててくれたのです!すってきー!さすがー!!
ふたりで大興奮の舞台鑑賞です。

第一部の人情喜劇では、いつもどおり
ふたりのアドリブなんだか、脚本通りなんだかよく分からない
細かい笑いを大笑いしながら楽しみました。
壁にぶちあたったり、障子に指をはさんだり、
オーソドックスな笑いなのに、とにかく面白い。
さすがの息のあったコンビです。

第二部は前川清ショー。
持ち歌を存分に歌う前川さんにうっとり。
面白いだけでなく、とにかくうまいんです。声が素敵なんです。
「まったく売れてない」(本人談)という今年の勝負曲も歌ってくれました。
覚えやすいメロディで、売れないのが不思議!と妹と首を傾げあいました。
・・・まあ、ワタクシも買ってないんですけど。
ていうか、この曲を耳にするのが初めてなんですけど。
演歌を聴く機会が減ってる現状を実感しつつ、
売れてないことを素直に暴露する前川さんにまたしてもうっとり。
ラストは、梅沢さんも出てきてお互いに褒めちぎりあい
その後に仲良く喧嘩をして前川さんの持ち時間は終わりです。
・・・・名残惜しい。。。。
妹が隣で「まじ、かっこいいんだけど!!」
と興奮してる姿が印象的でした。
姉の好みを見事に反映して育ってるわ、この子・・・。

第三部は梅沢富美男の妖艶な舞台。
梅沢さんがあでやかな女性になって登場です。

・・・・美しさにうっとりとはしたのですが
やはり前川さんの素敵おじさまぶりにはかないません。

ていうか、久々に生で見て、彼のすてきおじ様ぶりを再確認し
前川熱が久々に沸騰してます。
民放で、彼の面白さやすてきっぷりに
注目した番組製作を熱烈希望です。