いつも映画や本について、情報交換をしている先輩が
「今週末は雨らしいよ。
絶好の映画日和だよ。」
と話しかけてきてくださいました。
映画を見に行くことは決めているけれど、
何を見るのか迷っている、という先輩と、
最近、気になっている映画について話しました。
もう上映期間も終わりかけている「おとうと」や
なんだか見たことがあるような気にさせられる
ジョニー・デップの「アリス・イン・ワンダーランド」や
すっかりシーズンは過ぎた感がある「バレンタインデー」など
タイトルを出し合い、気になっている映画が同じことを喜び合いました。
あ。でも、ワタクシ、色々気になってはいますけれど
一番見たい映画は他にあるんです。
久々に映画館に行って見たい!と思ってる作品があるんです。
と、力説しようとして、肝心の映画のタイトルを
ド忘れしてしまったことに気がつきました。
映画のタイトルどころか、内容もキャストもまったく思い浮かびません。
「絶対に見たい映画があった!」ということしか思い出せない体たらく。
もはや「何も覚えていない」に等しい状態です。
でも!
でも、何か見たい映画はあったんです。
作品タイトルは、もう、そこまで来てるような気がするんですけど。
あ!洋画!洋画でした。
でもって、爽やかで爽快な作品だった気がします。
水晶玉を見つめる占い師のように
少しずつぼんやりと思い出しはじめるワタクシ。
近い!近いですよー。あと少しで思い出せそうです。
親切な先輩は、ワタクシの途切れ途切れの記憶を見捨てることなく
その言葉をヒントにして、一生懸命、映画のタイトルを挙げてくださいます。
が。
「これだ!」というタイトルに巡り合えません。
ワタクシたちの周囲を諦めモードが漂います。
「うーん。わからんなぁ・・・。なんだろなぁ。
僕は、『ゴールデンスランバー』も見たいなぁ、と思いよるんやけど。」
!!
ゴールデンスランバー!!
それです!それです!
その映画!とっても見たかったのは、その映画です!
と大興奮で喜ぶワタクシ。
あぁ。もう、心のそこからすっきりしました。
なんたる爽快感。
・・・しかし、爽快感と同時に敗北間にも襲われます。
いつもは優しい先輩が思わず力なく、呆れ気味に突っ込みました。
「・・・これ、洋画じゃないよね。」
ええ。
どこからどう見ても、洋画ではないですネ。邦画です。
でも。
非常に「爽快な作品」ではあります。
「洋画」の部分はあっていませんでしたが、
「爽快」部分はあっているあたり
当たらずといえども、遠からず、じゃないですよね?
と、一生懸命、弁明するワタクシに、
先輩が穏やかな微笑を浮かべておっしゃいました。
「近くない。
前提が違うあたり、最初の一歩が大きく間違っとるよね。
でも、大丈夫。
いかにも、のりぞうくんっぽい記憶力だから、驚かんよ。」
・・・それは。
「大丈夫」デハナイデスヨネ。
「今週末は雨らしいよ。
絶好の映画日和だよ。」
と話しかけてきてくださいました。
映画を見に行くことは決めているけれど、
何を見るのか迷っている、という先輩と、
最近、気になっている映画について話しました。
もう上映期間も終わりかけている「おとうと」や
なんだか見たことがあるような気にさせられる
ジョニー・デップの「アリス・イン・ワンダーランド」や
すっかりシーズンは過ぎた感がある「バレンタインデー」など
タイトルを出し合い、気になっている映画が同じことを喜び合いました。
あ。でも、ワタクシ、色々気になってはいますけれど
一番見たい映画は他にあるんです。
久々に映画館に行って見たい!と思ってる作品があるんです。
と、力説しようとして、肝心の映画のタイトルを
ド忘れしてしまったことに気がつきました。
映画のタイトルどころか、内容もキャストもまったく思い浮かびません。
「絶対に見たい映画があった!」ということしか思い出せない体たらく。
もはや「何も覚えていない」に等しい状態です。
でも!
でも、何か見たい映画はあったんです。
作品タイトルは、もう、そこまで来てるような気がするんですけど。
あ!洋画!洋画でした。
でもって、爽やかで爽快な作品だった気がします。
水晶玉を見つめる占い師のように
少しずつぼんやりと思い出しはじめるワタクシ。
近い!近いですよー。あと少しで思い出せそうです。
親切な先輩は、ワタクシの途切れ途切れの記憶を見捨てることなく
その言葉をヒントにして、一生懸命、映画のタイトルを挙げてくださいます。
が。
「これだ!」というタイトルに巡り合えません。
ワタクシたちの周囲を諦めモードが漂います。
「うーん。わからんなぁ・・・。なんだろなぁ。
僕は、『ゴールデンスランバー』も見たいなぁ、と思いよるんやけど。」
!!
ゴールデンスランバー!!
それです!それです!
その映画!とっても見たかったのは、その映画です!
と大興奮で喜ぶワタクシ。
あぁ。もう、心のそこからすっきりしました。
なんたる爽快感。
・・・しかし、爽快感と同時に敗北間にも襲われます。
いつもは優しい先輩が思わず力なく、呆れ気味に突っ込みました。
「・・・これ、洋画じゃないよね。」
ええ。
どこからどう見ても、洋画ではないですネ。邦画です。
でも。
非常に「爽快な作品」ではあります。
「洋画」の部分はあっていませんでしたが、
「爽快」部分はあっているあたり
当たらずといえども、遠からず、じゃないですよね?
と、一生懸命、弁明するワタクシに、
先輩が穏やかな微笑を浮かべておっしゃいました。
「近くない。
前提が違うあたり、最初の一歩が大きく間違っとるよね。
でも、大丈夫。
いかにも、のりぞうくんっぽい記憶力だから、驚かんよ。」
・・・それは。
「大丈夫」デハナイデスヨネ。