東京からお客様がいらっしゃったため、福岡の冬の名物、ふく尽くしのコースをご案内しました。
久々のふく!と興奮し、(私が。)
やっぱり美味しい!ふく!!とはしゃぎ、(私が。)
久々のふく尽くし!!食べなきゃ!!とおおいに食べました。(私が。)
そんな感じでお客様のことをすっかり忘れて
自分の欲望に正直に生きた罰が当たったらしく、
帰宅直後から咽喉の調子がどうにもおかしい。咽喉の奥に漂う大きな違和感。
唾を呑みこむだけで胸の奥が痛いし、終始違和感が消えないし。
これは。
もしや。
世に聞く「魚の骨が咽喉に刺さっている」という状態では?
と恐怖に打ち震えた金曜深夜。
でも、気のせいに違いない。
そんな自分の欲望に忠実に生きたぐらいで罰が当たってたまるもんかい。
庶民なんだもん。久々のふくに興奮するぐらい、許されるはず!
この咽喉の痛みだって、明日起きたら、過去のものになってるはず。
と、言い聞かせながら、眠りにつきました。
それなのに、朝起きても痛みはひかず。
起床直後の朝の珈琲を犠牲にし、ひたすらに白ごはんを噛まずに呑みこんでみましたが。
やっぱり喉の奥の違和感はなくならず。
へたれな私はすぐさま「いやーん!」と耳鼻咽喉科に泣きつきました。
普段、病院とか病気とかお薬と縁がないため、
ちょっとした痛みや違和感にとてつもなく弱いのです。
我慢なんて日本語、知らないもん。
とはいえ、普段、病院とか病気とかお薬と縁がないため、寄り付くことない耳鼻咽喉科。
その上、最寄りの耳鼻咽喉科はたいそう評判が良く、
いつもいつも患者さんが長蛇の列。2時間待ちなんて当たり前さ!
という素敵なんだか素敵じゃないんだかちっともわからん病院なのです。
慣れてなさも相まって、戦々恐々としながら受付に向かいます。
案の定、現在の受付人数は56人、予測待ち時間は189分という
思わずため息をつくしかな驚異的な数字が掲示板に示されており。
ひゃくはちじゅうくうふん、ですと?
そんなに長く待っとられませんがな。
と受付票を財布にしまいこみ、潔く自宅に戻ったのでした。
なにせこの病院、現在、診療中の方の受付番号とか
今時点での待ち時間とか、待ち人数とか、
そういった情報をすべてネットで確認できちゃうので、病院にずっといる必要がないのです。
外出だって全然おっけーなのです。すごい便利。
文明の利器万歳!ネットの発達万歳!
というわけで、家に帰って、ごろごろと朝の連続テレビ小説を見たり
だらだらと雑巾がけをしたり、母上とおしゃべりをしたり
ネットで待ち状況を確認するついでに、ネットの世界を漂ったりしていました。
受付番号が10番前になってきたので、そろそろ出発しようかしらー。
と、思っていたちょうどそのとき。
病院から携帯に連絡が入りました。
な、なにごと?と電話を取ったところ
「今、どこですか?」と怒り心頭(と思われる)受付の方の声。
「家ですよー。」とお答えすると、すんごい勢いで
「もうとっくの昔に番号呼ばれてますけど!
キャンセルするならするで言っていただかないと!!」と怒られました。
・・・へ?とっくの昔に?
私の番号が?よばれてました?・・・あれ?
え?だって・・・189分待ちだったのに?
そんなにさくさく診察が終わっちゃいました?と状況を理解できないでいる私に対し、
「のりぞうさんの受付番号は26番でしたよね?
結構、早い時間なんですから、ちゃんと来てもらわないと!
どうするんですか?来るんですか?」
とおかんむりの模様。当然だよ・・・。
でも!でもでも!!
私、自分の受付番号を完全に勘違いしてたんですよ!
26番なんて数字にこれっぽっちも聞き覚えがないのですよ。
てっきり57番だとばかり・・・。
ずっとネットで状況をチェックしてたのに・・・。
ホントにホントにごめんなさいっ!!
と言い訳を山ほどしつつ、「今からダッシュで向かいます!」と答えました。
答えた後、一気に弱気になり
「あ。でも、もうキャンセルにしていただいてもかまわないですけど。」
と付け加えたところ、「今からすぐ来られるんですよね?」と念押しをされ
「早く来てくださいよ。」と午前中の診断を許されました。
ええ人やー!
とりあえず、ダッシュで病院に向かい、再度受付を済ませ
診察までの待ち時間にお財布の中を再確認。
ホントに私の受付時間って、26番なの?
私のこの受付57番という記憶はいったい、どこから生み出されたの?
疑問はすぐに氷解しました。
お財布の中に入っていた「受付番号:26」と書かれた1枚の紙。
のすぐ下に入っていた「受付番号:No.57」とでかでかと書かれた牛丼やさんのレシート。
犯人はお前かーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!
ネット文明がどんなに発達しても、
人間の注意力があんぽんたんだったら、何の役にも立たないっていう、
そんなお話をIT業界の片隅に生きる人間が身を以てかみしめましたよっと。
そんなこんなで久々の耳鼻咽喉科をスリリングに楽しみました。
心配していたふくの骨は私の咽喉では見つからず。
しかしながら、喉の腫れが尋常じゃないですよ!!とお医者様に驚かれ
来週また来るように、と言い渡されました。
(ついでにふく尽くしのコースが余裕で食べられちゃうんじゃないかな?と思うぐらいの
診察料金を払いました。ちぇっ。)
とりあえず!
来週も病院なのです。
来週こそは文明の利器を立派に使いこなしてみせるのです。
待ってろよ!ネット予約!
久々のふく!と興奮し、(私が。)
やっぱり美味しい!ふく!!とはしゃぎ、(私が。)
久々のふく尽くし!!食べなきゃ!!とおおいに食べました。(私が。)
そんな感じでお客様のことをすっかり忘れて
自分の欲望に正直に生きた罰が当たったらしく、
帰宅直後から咽喉の調子がどうにもおかしい。咽喉の奥に漂う大きな違和感。
唾を呑みこむだけで胸の奥が痛いし、終始違和感が消えないし。
これは。
もしや。
世に聞く「魚の骨が咽喉に刺さっている」という状態では?
と恐怖に打ち震えた金曜深夜。
でも、気のせいに違いない。
そんな自分の欲望に忠実に生きたぐらいで罰が当たってたまるもんかい。
庶民なんだもん。久々のふくに興奮するぐらい、許されるはず!
この咽喉の痛みだって、明日起きたら、過去のものになってるはず。
と、言い聞かせながら、眠りにつきました。
それなのに、朝起きても痛みはひかず。
起床直後の朝の珈琲を犠牲にし、ひたすらに白ごはんを噛まずに呑みこんでみましたが。
やっぱり喉の奥の違和感はなくならず。
へたれな私はすぐさま「いやーん!」と耳鼻咽喉科に泣きつきました。
普段、病院とか病気とかお薬と縁がないため、
ちょっとした痛みや違和感にとてつもなく弱いのです。
我慢なんて日本語、知らないもん。
とはいえ、普段、病院とか病気とかお薬と縁がないため、寄り付くことない耳鼻咽喉科。
その上、最寄りの耳鼻咽喉科はたいそう評判が良く、
いつもいつも患者さんが長蛇の列。2時間待ちなんて当たり前さ!
という素敵なんだか素敵じゃないんだかちっともわからん病院なのです。
慣れてなさも相まって、戦々恐々としながら受付に向かいます。
案の定、現在の受付人数は56人、予測待ち時間は189分という
思わずため息をつくしかな驚異的な数字が掲示板に示されており。
ひゃくはちじゅうくうふん、ですと?
そんなに長く待っとられませんがな。
と受付票を財布にしまいこみ、潔く自宅に戻ったのでした。
なにせこの病院、現在、診療中の方の受付番号とか
今時点での待ち時間とか、待ち人数とか、
そういった情報をすべてネットで確認できちゃうので、病院にずっといる必要がないのです。
外出だって全然おっけーなのです。すごい便利。
文明の利器万歳!ネットの発達万歳!
というわけで、家に帰って、ごろごろと朝の連続テレビ小説を見たり
だらだらと雑巾がけをしたり、母上とおしゃべりをしたり
ネットで待ち状況を確認するついでに、ネットの世界を漂ったりしていました。
受付番号が10番前になってきたので、そろそろ出発しようかしらー。
と、思っていたちょうどそのとき。
病院から携帯に連絡が入りました。
な、なにごと?と電話を取ったところ
「今、どこですか?」と怒り心頭(と思われる)受付の方の声。
「家ですよー。」とお答えすると、すんごい勢いで
「もうとっくの昔に番号呼ばれてますけど!
キャンセルするならするで言っていただかないと!!」と怒られました。
・・・へ?とっくの昔に?
私の番号が?よばれてました?・・・あれ?
え?だって・・・189分待ちだったのに?
そんなにさくさく診察が終わっちゃいました?と状況を理解できないでいる私に対し、
「のりぞうさんの受付番号は26番でしたよね?
結構、早い時間なんですから、ちゃんと来てもらわないと!
どうするんですか?来るんですか?」
とおかんむりの模様。当然だよ・・・。
でも!でもでも!!
私、自分の受付番号を完全に勘違いしてたんですよ!
26番なんて数字にこれっぽっちも聞き覚えがないのですよ。
てっきり57番だとばかり・・・。
ずっとネットで状況をチェックしてたのに・・・。
ホントにホントにごめんなさいっ!!
と言い訳を山ほどしつつ、「今からダッシュで向かいます!」と答えました。
答えた後、一気に弱気になり
「あ。でも、もうキャンセルにしていただいてもかまわないですけど。」
と付け加えたところ、「今からすぐ来られるんですよね?」と念押しをされ
「早く来てくださいよ。」と午前中の診断を許されました。
ええ人やー!
とりあえず、ダッシュで病院に向かい、再度受付を済ませ
診察までの待ち時間にお財布の中を再確認。
ホントに私の受付時間って、26番なの?
私のこの受付57番という記憶はいったい、どこから生み出されたの?
疑問はすぐに氷解しました。
お財布の中に入っていた「受付番号:26」と書かれた1枚の紙。
のすぐ下に入っていた「受付番号:No.57」とでかでかと書かれた牛丼やさんのレシート。
犯人はお前かーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!
ネット文明がどんなに発達しても、
人間の注意力があんぽんたんだったら、何の役にも立たないっていう、
そんなお話をIT業界の片隅に生きる人間が身を以てかみしめましたよっと。
そんなこんなで久々の耳鼻咽喉科をスリリングに楽しみました。
心配していたふくの骨は私の咽喉では見つからず。
しかしながら、喉の腫れが尋常じゃないですよ!!とお医者様に驚かれ
来週また来るように、と言い渡されました。
(ついでにふく尽くしのコースが余裕で食べられちゃうんじゃないかな?と思うぐらいの
診察料金を払いました。ちぇっ。)
とりあえず!
来週も病院なのです。
来週こそは文明の利器を立派に使いこなしてみせるのです。
待ってろよ!ネット予約!