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【映画】海街diary/2015年日本

2016年06月08日 21時43分38秒 | 映画鑑賞
■海街diary/2015年日本
■監督・脚本:是枝裕和
■原作:吉田秋生
■出演
 綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、大竹しのぶ、

■感想 ☆☆☆*
長澤さん目的で録画し、視聴。
前評判通り、お色気担当の長澤さんはのびのびと健康的なエロスを振りまいていました。キュートな色気を振りまく長澤さんが大好きです。
長澤さん目的で見ていたものの、四姉妹それぞれに個性的で、しかもその個性がとても魅力的で四人の生活を楽しく羨ましく見届けました。

綾瀬さん演じる不器用でかたくなな感じの長女、幸。その長女に対してコンプレックスと反発心を抱きながらも一番の理解者となる次女、佳乃。姉ふたりとバランスよく要領よく距離を取るかつての末っ子、千佳。そして、彼女たちの異母姉妹となり、彼女たちから父親との生活を奪ってしまったという負い目がどこかにある末っ子、すず。それぞれがそれぞれを思いやりあいながらも、距離が近すぎてぶつかったり、遠慮が過ぎて距離をとりあぐねたりする様子がいかにも「女姉妹」という感じで、なぜか親近感を抱いてしまいました。特に長女と次女の関係がほほえましくて好きだったな。

実のところ、この映画を見るまではあまりのすずさんフィーバーぶりにややひいていたのですが(天邪鬼なもので・・・・。)、でもこの映画のすずさんはとても印象的で彼女から目が離せなくなる気持ちがすごくよくわかりました。思春期の女子ってそれだけで魅力的だと私は強く思っているのですが、なおかつすずさんはお姉さん三人との複雑な関係に揺れ動く気持ちを丁寧に演じていて、だから放っておけなくなる、かつ目が離せなくなってしまうのかな、と思いました。

そして、そんなすずを静かに見守る夏帆さん演じる三女、千佳の存在がいぶし銀のように光っていたように思います。彼女は四人の中でもっとも目立ったエピソードがなく、地味な存在なのですが、でも、四人の中でもっとも大人だったんじゃないかな、すずのことも一番姉らしく静かに見守り続けてくれていたように見えました。なんだかよくわからないですが、でも彼女のことがとても好きでした。長澤さん演じる次女、佳乃は私にとって憧れの存在、そして夏帆さん演じる三女、千佳ちゃんは、ぜひともお友達になりたい存在、かな。

それにしても!
樹木さんとさんと大竹さんの存在感と来たら!画面に出るだけで雰囲気が変わるなー。