のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

夫唱婦随してみました

2016年06月11日 07時32分09秒 | 日常生活
巨人ファン歴ウン十年の夫さんと共に巨人対ソフトバンクの交流戦を見に行きました。
1か月前まではドームのすぐ近くに会社があったため、年に一度ぐらいはドームで試合を楽しんでいましたが、すべてがっつり地元球団の応援組と行っているわけで、「ソフトバンクがんばれー!」というモチベーションでしか野球応援をしたことがありません。勿論、私も地元球団ゆえにソフトバンクへの思い入れは強く、「ソフトバンクがんばれー!」という気持ち強め。とはいえ、スポーツというものに関心が薄いため、ものすごーくライトなソフトバンクファンです。どちらかというと「ビール飲むぞー!」とか「ケンチキ食べるぞー!」というモチベーションのほうががっつり強め。要するに「お祭り騒ぎ」を楽しむ感じでの野球観戦を楽しんできたのでした。

今回はがっつり巨人ファン、かつ「野球」そのものが好きな夫さんとの観戦。
試合開始前からドームに到着し、試合前の練習から、本日のメンバー発表を夫さんの解説付きでしっかり見て、いよいよ試合開始!
球速や打率、防御率、ピッチャーやキャッチャーの駆け引きや選手の動きなど、いろいろと教えてもらいながら試合を見ることができたため、今まで以上に野球そのものを楽しむことができました。そして、今のソフトバンクの強さと内川のカッコよさを再認識することができました。内川が・・・ホントにものすごーーーーーーーーーーーーーーくかっこよかった!(今まで「顔があまり好みじゃないな・・・。」とか思っていました。本当にごめんなさいっ!かつての私!正座して謝れ!)バッターボックスに立った時の安心感、安定感が大きくて、観客の私まで「内川なら打つ!」という気持ちにさせてもらえました。でもって、その内川の安心感、安定感にものすごーーーーーーーーーーくハラハラさせられました。

そうなのです。巨人ファンの夫さんの解説をじっくりと聞きながら野球観戦をした結果、なぜかすっかり巨人ファン目線での野球観戦となってしまい、内川がバッターに立つたびに「来るぞ・・・。内川なら打っちゃいますぞ。」と危機感を抱く羽目に。ソフトバンクの攻撃でアウトが積み重なる度に「よし!」と拍手をして巨人の投手を称え、そこそこヒットを打っているにも関わらずつながらならい巨人打線に「なんで!もう!」と地団太を踏み、こてんぱんに打たれてしまった投手さんを変えようとしない吉伸監督に「お願いだから、もうそろそろ変えてあげてー!私なら心折れちゃいますよー!」と懇願し、巨人に不利な判定をした審判に「なんで!今のはアウトでしょうよ!!」と叫んだのでした。


・・・どんだけ影響を受けやすいんだ、私は。夫さんは野球の試合は勿論のこと、「ツマが巨人を懸命に応援している」という状態も面白かったようで「巨人の応援しよるし。」とニヤニヤされました。

すごいなー。巨人目線の解説の威力。
そして、巨人目線の解説を聞きながらにしても揺らがなかった内川選手のかっこよさ!
私、内川選手の安心感、安定感だけでなく、ボールのとらえ方とか打ち方のフォーム、身体の使い方も好きだなー、とほれぼれしながら観戦しました。一塁側の席だったため、すぐ近くでずっと内川選手を見守ることができたのも大きかったのかも。(・・・つまるところ、これも「影響を受けやすい」性格の副作用、という気もします。もしくは「情が移りやすい」とも言うのかもしれません。)

試合のほうは、「私が応援をすると、必ず応援したチームのほうが負ける」という法則がしっかりと適用されて、今回もソフトバンクが快勝でした。今まで野球の試合を見に行って、ソフトバンクの勝ち試合なんて見たことなかったのになー。いつも負け試合ばかり見てきてたのに。
もっとも夫さんの解説を聞く限り、勿論、わたくしごときのジンクスなんて全く関係があるわけもなく、今のこの選手層であれば、ソフトバンクさん圧勝もやむを得ないかな、という感じではありました。ソフトバンクさんって今、黄金期なんだろうなー。
体調も考慮して、試合を最後まで見ることなく、「ほぼこの流れで決定かな。」というところまで見て、ドームを早々と後にしましたが、それでも楽しかった!自分でもこんなに野球の試合を楽しめるとは思ってもいませんでした。

・・・周囲の影響を受けやすいにもほどがあるだろう。と、ちょっと自分の主体性のなさに不安も抱きましたが。「流れに身を任せる」「逆らわない」をモットーに長年、会社生活を送ってきたツケかしら・・・。
でも、まあ、思う存分、楽しめたのでいいのです。夫唱婦随です、夫唱婦随。(言ってみたいだけです。夫唱婦随なんて、なかなか使う機会のない言葉だし。)

おなかの中のちびっこも楽しかったみたいで、浮かれてがしがし動いてくれていました。
将来、ちびっこを連れて、家族三人で野球観戦ができたらいいなー。
と、気が早すぎることをちらり思いました。

【映画】ゼロ・グラビティ/2013年アメリカ

2016年06月11日 07時19分15秒 | 映画鑑賞
■ゼロ・グラビティ/2013年アメリカ
■監督・脚本:アルフォンソ・キュアロン
■出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー

■あらすじ
地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の事故が発生し、二人は一本のロープでつながれたまま漆黒の無重力空間へと放り出される。地球に戻る交通手段であったスペースシャトルを失い、残された酸素も2時間分しかない絶望的な状況で、彼らは懸命に生還する方法を探っていく。

■感想
公開当初から、どうも好みとは異なる映画っぽいなー、と思ってはいましたが、その通りでした。
私はどうやら映画に対して、映像の美しさとかCGのリアリティなんてものを皆目求めていないようです。むしろ、CG比率が高ければ高いほど、興味を失ってしまう傾向にあるような気もします。(おそらく、その技術の高さやすごさを理解できていないのが大きな要因だと思われます。)
私が映画やドラマに求めるものは人と人が関わりあって発生する感情の流れや、思いがけない出来事なんだな・・・ということを改めて思いました。

とはいえ、ジョージ・クルーニー演じる宇宙飛行士、マットはとても魅力的でした!
絶望的な状況の中で理性やライアンへの思いやり、そしてユーモアを失うことなく、冷静に冷静にあろうとしていた姿は「いろんな体験をしてきたベテラン宇宙飛行士だからこそ」という感じで、すごく頼りがいがありました。それだけに彼が状況を冷静に判断し、下す決断はきつかったなぁ・・・。
私は映画にどうしても「ご都合主義」を求めてしまうため、最後までふたりでがんばってほしかったな、と思いました。

我ながら深みのない映画感想だなー、と思います。つまるところ、私はこの映画にまったく入り込めなかったのです。寂しいことに。