モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

モーツァルト生誕250年

2006-01-30 | 男の料理・グルメ
だそうですが、私も生誕◯◯年だったので、家庭の事情でちょっとばかり日はずれてしまったのですが、お祝いをしてもらいました。

メインディッシュはフライの盛り合わせ。イベリコ豚のモツァレラチーズ巻き(もったいないと思ったのですが美味でした)、豚肉のモツァレラチーズ巻き、牡蠣フライ、バジル風味の鶏もも肉のフライを自家製のタルタルソースで。温野菜も同様に。ゴボウの芥子マヨネーズ和え、長芋とハムのパンケーキ。信州白菜と自家製ベーコンのスープ。伊勢丹のカンパーニュ、オークラのバケット・黒豆入りパン。

ワインは、奥さんが成城の「宮崎屋」であつらえてきたチリ産の2000年もののシャルドネ。ヴィーニャ・アラモーサ、グランレセルヴァー。安いワインですが、2000年は当たり年でしたし、なによりチリ産はボルドーの技法で作り、管理もしっかりしていて味がいいんです。アッという間にひとりで一本空けてしまいました。も、もう一本飲みたかったです。

モーツァルトは人気ありますね。メロディーメーカーですもんね。歌いすぎてちょっとねと思うときもありますが、「トムとジェリー」なんかでも「フィガロの結婚」なんか出てきたので息子達もお馴染みです。
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だからトリッパのマドリード風煮込み

2006-01-24 | 男の料理・グルメ
食肉の習慣が浅い日本では、内臓料理というと焼き肉とモツ煮ぐらいですが、肉食文化の発達した欧米では、色々な内臓料理がありますね。
今回は、三日がかりで牛の胃袋を使って煮込み料理を作りました。

マドリード風ということで、本来は「 モルシージャ」という血のソーセージを入れるのですが、日本ではなかなか手に入れにくいので生ハムとブラジルの塩漬けの干し牛肉を使いました。トリッパのトマト煮込みのレシピはMORI MORI RECIPEにアップしました。

塩漬けの牛肉がなければ、入れなくてもかまいません。内臓は、ハチノスだけでもかまいませんし、チョリソーの割合を増やすと食べやすくなります。センマイだけだとさっぱりします。センマイは、見てくれが使い古したボロ雑巾みたいで家族にはちょっと不評でしたね。次はトリッパのみでやろうと思います。血のソーセージも探したいですね。

ひと晩おかなくても食べられますが、ひと晩おいた方が味がなじんで美味しくなります。わが家は魔法鍋があるので、火を入れて放り込んでおくだけなので意外に簡単です。辛口の白ワインやシャンパンがあれば最高ですね。ブリュットレゼルブなんかあれば最高なんでしょうけどね。ワンコインワインでがまんです。

血のソーセージは、古代ギリシャ時代からあるそうです。遊牧民が保存食として家畜の肉を余さず利用するために作ったのでしょう。ホメロスの「オデュッセイア」には脂身と血を詰めた山羊の胃袋などといった形でこのソーセージが紹介されているそうです。

スペインではモルシージャ、フランスではブーダンノワール、イタリアではサングイナッチョ、ドイツではブルートヴルスト、沖縄ではちーいりちーといいます。北欧、韓国、中国、南米にも同じようなものがあります。材料は豚か羊が主です。私は、この血のソーセージが大好きでよく買っていたのですが、最近はなかなか手に入らなくなってしまい残念です。
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そこで男三人の鴨うどん

2006-01-23 | 男の料理・グルメ
 母親が仕事の後ワークショップにでるとかで、夕食を作ることになりました。
そこで寒いしいい鴨があるということで男三人で鴨うどんを作りました。

うどんは、もちろん手打ち。慣れているので午前中に作り、ねかせておきました。息子達ふたりで打ちました。
 出汁は、焼きアゴと鰹節に昆布、干し椎茸を朝から水につけておきます。水だしのお出汁は、茹でてとる出汁より深みのあるものができます。
 モリモリレシピに掲載の鴨うどんのレシピは野菜たっぷりですが、今回は鴨、ネギ、ゴボウです。鴨の脂でネギに焼き目をつけるのがポイントです。
旨いんですよこれが。熱々をいただきます。次男なんか丼で二杯も食べて、食後はひっくりかえっていました。

 奥に見えるのは、信州の冬野菜と竹輪の味噌炒め。竹輪、地大根、白菜、キャベツ、ニンジン、長ネギ、ゴボウ、長芋、干し椎茸、油揚げを味噌炒めにしたヘルシー料理。冬野菜の甘さがたまりません。野菜に火が通ったら、和風出汁と味噌を入れて日本酒を少しずつ入れて炒め煮する感じです。
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雪の日のタイニーカフェ・ライブ

2006-01-22 | BABYMETAL・LOVEBITES・ジャズ・宮本佳林・クラシック
一月に東京に大雪が降るなんて本当に珍しい。
猫はコタツで丸くなるものだけれど、わが家にはコタツがない。

奥さんが夜、近所のカフェに友人に会いに出かけた。
しばらくして次男と「俺等も行くか」といって出かける。

真っ白な夜景はいつもと違って見える。
畑の真ん中に誰かが作った雪だるま。
近所の坂では、真っ暗な中、小学生がソリをしてる。

バス通りの小さなカフェにはいると、メガネが真っ白に曇る。
聞こえてきたのは、生ギターとウクレレの演奏。ライブの日か。
一番前に次男と陣取る。70'sのような店内は、学生時代にタイムスリップしたよう。
ジャックダニエルのダブルを飲みながら、夏の歌を聴く。外は雪。

帰りに近所の家の雪だるまがあまりに可愛かったので記念撮影。
玄関前でフラッシュたいちまったので、ピンポンダッシュの子供のように逃げる。

そういえば、国分寺のピーター・キャットで昼のバイトしてたある日、大雪で春樹さんがキュウリを買いにいったまま、いつまで経っても戻らないことがあった。
「あにしてんだよう。ツナサンドが仕込めないじゃないか」と上に上がってみると、道路を挟んで向こうの八百屋のおやじひとり、こっちは春樹さんと1Fにあった寺珈屋の従業員全員で雪合戦をしていた。もちろんすぐに参加した。
店に客がいるのも忘れて・・・。

村上春樹さんのジャズ喫茶、ピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクルまたはスラップスティック『国分寺・国立70Sグラフィティ』
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村上春樹さんの国分寺「ピーター・キャット」

2006-01-19 | 50's60's70's グラフィティ

「ブルー・アワー」は、スタンリー・タレンタインとザ・スリーサウンズのアルバムです。
豪放なテナー奏者としてしられるスタンリー・タレンタインとジーン・ハリス率いるスリーサウンズの組み合わせは絶妙で、ブルージーな演奏には、何とも言えぬ大人の豊穣な雰囲気が漂っています。地味ですがブルーノートの名盤の一枚だと思います。

 B面の最初の曲は、SINCE I FELL FOR YOU ですが、実はこの曲は私が学生時代にアルバイトをしていた、作家・村上春樹の経営していたジャズ喫茶「ピーター・キャット」のエンディングテーマでした。
Stanley Turrentine with The 3 Sounds - Since I Fell For You

 バーボンの香りと煙草の煙の充満する(現在は吸わないのでそんな店はとても耐えられませんが…)店内にこの曲が流れるのは、決まって12時55分頃でした。

 ジーン・ハリスの気だるいピアノに導かれるようにスタンリー・タレンタインのテナーが流れ、「お楽しみのところ申し訳ございませんが、そろそろ閉店の時間となりました。本日はどうもありがとうございました」と言って照明を明るくしていきます。お客さんはみなおとなしく帰っていきました。一部の常連を除いては…。店の掃除を始めながら、ああこれで今日もやっと一日が終わると思ったものです。

 店が終えた後は後片付けと掃除をして、よく春樹さんと話をしたものです。ジャズの話、学生運動の話、私の悩みや彼女のことなど。彼はちょうどバイトをしていた私たちの兄貴の様な存在で、よく相談にものってもらいました。バイト中、カウンターの中では、結構くだらない話もしていましたが、色々な事があっていつ行っても面白い店でした。

 お客さんは、私が通ってい武蔵美を中心に、東経大、一橋大、農工大、津田塾、国立音大、多摩美などの学生と、ジャズが好きな若いサラリーマンが多かった様に思います。いわゆる業界人も。もちろんミュージシャンも。そして、近所のお店の人もよく来てくれました。どこから聞いたのか、立川基地の若い兵士が来たこともありました。個人的には、非番の日に行っても、いつも何人かは友人が必ずいるという感じでした。もっとも、国立に引っ越すまでは、店の数軒先のアパートに住んでいたのですから、ほとんど毎晩顔を出していたわけですが。

 ジャズを聴くオーディオセットが欲しくて、他にイベント屋で運動会や歌手のコンサートのセッティング、青山の輸入家具屋、寝具メーカーのデザインのバイトと4つも掛け持ちして体をこわしたこともありました。夏には集英社でnonnoのバイトも。ラックスのプリメインアンプにビクターのプレーヤー、デンオンのスピーカーに、アパート暮らしなので奮発してスタックスのコンデンサータイプのヘッドフォンを買いました。プレーヤーは、店のものが故障した時に代役を務めたこともありました。

「ピーター・キャット」があった国分寺には、私の青春の想い出がたくさん詰まっています。「寺珈屋」「船問屋」「たらまんか」「ほんやら洞」「グルマン」「ピッコロ」「まねき」「国分寺書店」「ピーナッツハウス」「27歳のきれいなお姉さんがやっていたスナック」「ホワイト餃子」などなど、遊び歩いたお店の名前が次々に浮かんできます。今はチェーン店ばかりですが、当時は学生がお金をかき集めたり、世界を放浪してきて開店したり、そんな個性的な店がたくさんあって面白い時代でした。

この当時のことをブログで書いています。32本の記事が写真やイラストなどとともにアップされています。
国分寺・国立70Sグラフィティ

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男三人で餃子を作る

2006-01-16 | 男の料理・グルメ
母親の帰りが遅いので、息子二人と餃子を作ることにしたのです。わが家は餃子の日は、餃子しか食べません。
調度いい具合に信州の美味しい冬野菜がありました。

皮ももちろん手作り。信州柄木田製粉のオレゴン粉を800g。320ccの水で練って、畳んでビニール袋に入れて踏み込みます。これは11歳の次男の仕事。

キャベツ、白菜、地大根、玉ネギ、長ネギ、なんとニンニクひと株!にニラ。
これらを私がざく切りに。フードプロセッサーで粗挽き。これは14歳の長男の仕事。
豚挽肉にホタテパウダー、ニンニク醤油、牡蠣ソース、紹興酒を入れてもみます。
野菜と肉を合わせ、よく混ぜます。

皮をイタリア製の製麺機でのばしながら、お茶の缶のフタで丸くくりぬいていきます。これは長男の仕事。それに具を入れるのは私。ヒダを作って完成させるのは次男。
ここで作業はお休み。焼くのは帰宅した母親の仕事。

写真の大皿で34個。これを3皿作りました。鎮江香酢と醤油、台湾ラー油でいただきます。
味は? 甘-------い!冬野菜の甘さと出汁がたまりませんでした。
そんなわけで100個は食べてしまいました。また作ろっと。
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高尾山の氷の花

2006-01-10 | アウトドア・ネイチャーフォト

9日、長男と小仏城山-高尾山を歩きました。
相模湖駅から相模湖ダムを渡り、嵐山の麓を歩いて弁天橋へ下り、東海自然歩道を城山へ。一丁平、紅葉台を経て高尾山。
下りは、ドラマの舞台にもなった十一丁目茶屋で天ぷら蕎麦とビール。琵琶滝コースで高尾山口。

目当てはシモバシラが作り出す氷の花の撮影です。
登りはじめは0-1度でしたが、一丁平辺りでは5度。これはだめかなと思いかけたとき氷の花を発見しました。

これはシモバシラという植物が、地中の水分を吸い上げて裂けた茎からしみ出したものが夜間に凍り、花びらのようになったものです。知らなければ通り過ぎてしまうような小さな自然現象ですが、はかなく美しい氷の結晶です。

フォトレポを、モリモリキッズでアップしました。ぜひご覧ください。
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2006年もよろしくお願いします

2006-01-08 | アウトドア・ネイチャーフォト
今年もよろしくお願いいたします。
正月は信州で迎えました。この冬の雪の多さには本当に驚きました。
善光寺平は雲一つ無い新年を迎えました。

元旦にはいつも川中島合戦の名所、妻女山に登るのですが、西に鹿島槍ヶ岳を初め白馬連峰など北アルプス、北には高妻山、戸隠連峰、飯縄山、高社山。東には根子岳、四阿山がくっきりと見えました。

色々と災いの多い2005年でしたが、今年はなんとか平和な年であるようにと祈らずにはいられません。
みなさんにとってもよい一年でありますように。
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