モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山 花と歴史のハイキング(妻女山里山通信)

2016-04-28 | アウトドア・ネイチャーフォト
 27日(水)に、松代夢空間主催の「妻女山 花と歴史のハイキング」が行われました。私がインタープリターとして皆さんをご案内し、自然や歴史について話しながら爽風の吹く初夏の妻女山を歩きました。信濃毎日新聞で事前に記事が載ったため、20人募集のところが、最終的には45人にもなりました。夢空間からサポーターがついてくれたので、無事に終了しました。また、信毎の記者の方が同行取材してくれたので、翌日の紙面に載りました。

 9時集合で受付開始(左)。拙書の販売も行われました。もちろん今回のコースも載っています。最初の挨拶で、謙信の本陣は、今の妻女山(旧赤坂山)ではなく、これから行く513mの山頂で本名を斎場山といいますと説明。ほとんどの方が初耳で驚いていました。まず林道を15分ほど歩いて、長坂峠から斎場山(旧妻女山)へ(中)。円墳なので山頂は平で円形です。ここが本陣かと皆さん感慨深げでした。ここでは古代科野国について説明しました。
 その後、御陵願平にある猪のヌタ場(泥浴び場)へ(右)。前夜浴びたようで足跡がありました。

 次に陣場平へ。地理史の重要な文化遺産である菱形基線測点を説明(左)。初めて見たという人が多かった様です。貝母は残花でしたが、薬草でかなり強い毒草であることなどをお話しました。そして、堂平大塚古墳へ(中)。私有地なので本来は立ち入り禁止なのですが、今回は自前に了解を得たので皆さんをお連れしました。谷にある謙信の陣用水といわれる泉も紹介しました。妻女山へ戻ります(右)。気温は夏日で高めでしたが、時折爽風が吹いて気持ちのいい山行でした。ここのところ、晴れの日はほとんど毎日撮影や山の保全で陣場平に来ていたので、歴女やご婦人方やご夫婦などを案内しました。事前にメールとかで連絡いただければ、都合が合えばご案内できるかもしれません。左にあるサイドバーのメッセージを送るからお願いします。ダイレクトメールなので公表の心配はありません。
 【君待つと 吾が恋ひをれば 我が屋戸の すだれ動かし 秋の風吹く】万葉集:額田王
 秋どころかまだ夏にもなっていないんですけどね。春紅葉はなぜか哀愁を誘うのです。すだれが動いたので会いたいなという人が来たのかなと思うと、ただの風だったという切ない歌。いずれにせよ想いははっきりと伝えないといけません。待っているかもですよ。

 この時期に妻女山山系のあちこちで咲いている花をピックアップします。まずはイカリソウ(碇草・錨草)メギ科イカリソウ属。別名は、三枝九葉草(さんしくようそう)、生薬名は、淫羊霍(いんようかく)で強壮剤などに用いられます。年々群生地が広がっているのが嬉しいです。アマドコロはまだ蕾でした。三つ葉やモミジガサも芽吹きました。

 左はシナノタンポポ(信濃蒲公英)。花の下の総苞が太く萼片が反り返っていません。花も大きく草高があり、私が計った最高は81センチありましたと話すと皆さん驚かれていました。中はクサノオウ(瘡の王) ケシ科クサノオウ属。別名は、皮癬草(ひぜんくさ)。生薬名は、白屈菜(はっくつさい)といいますが、非常に毒性が強いものです。瘡(くさ)・丹毒(たんどく)・湿疹を治す薬効があるために、くさ(瘡)の王と呼ばれるようになったとか。茎は中空で、折ると白汁が出て、橙黄色に変化します。 北信濃では、里山の林道脇にたくさん咲くのが見られます。右はタチツボスミレ(立ち坪菫)スミレ科。ラベンダー色が美しいもっともありふれたスミレですが、白花や斑入りなど変種も多く、なかなか奥の深いスミレです。妻女山にはアカフケタチツボスミレもあります。

 上杉謙信槍尻ノ泉近くにシナノタンポポの群生地がありますが、雑種もあります。近くに咲いている黄花のクサノオウは毒草なのでご注意を。

 左と中のウワミズザクラ(上溝桜)は、バラ科ウワミズザクラ属。落葉高木。別名は、花が強い杏仁に似た香りがあるため杏仁子(あんにんご)といい、実は食べられます。果実酒にも。総状花序の下に葉がつきます。上溝とは、亀甲占いのために上溝桜に溝を掘って燃やし、亀甲のひび割れで占ったため上溝桜が転訛してウワミズザクラになったということです。右はガマズミ(莢迷)スイカズラ科ガマズミ属。葉はクスサンの大好物。秋になる赤い実は果実酒に。滋養強壮、抗酸化作用があります。

 ハイキングの前日には、久しぶりにニホンカモシカのシロに出会いました。まだお腹が大きいので出産はしていないようです。中はマルバアオダモ(丸葉青だも)双子葉植物・合弁花類・モクセイ科・トネリコ属。バットや家具の材料。別名はホソバアオダモ。招魂社の八重桜も満開になりました。花を塩漬けにすると桜茶になります。

 左はヤマツツジ(山躑躅)も満開です。中はキジムシロ(雉筵)バラ科。縁が鋸状の小さな葉が地面にべたっと広がります。春のバラ科の花は、ミツバツチグリ、ツルキンバイ、ヘビイチゴ、オヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴなど皆似ているので同定が厄介です。下山後は、清野にある「レストラン はなや」さんで、杏おこわや手打ち蕎麦をいただきました。また、ここでも拙書をお買い上げいただき、希望者にはサインをしました。

 はなやさんの店内(左)。参加者が途中で見つけた大きなキノコ(中)。その場では同定できなかったので持ち帰らせていただきました。松の切り株などに生えるマツオウジです。食菌ですが、人によっては中毒を起こすそうです。酒と醤油をふってオーブンで焼いてみました。コリコリとした食感で美味しいキノコでした。右は謙信の陣用水といわれる蟹沢(がんざわ)の泉。
 解散後は、陣場平のヨシの新芽が気になったので切りに行きました。下山後に妻女山の駐車場で、ちょうど私が置いた不法投棄の大量の雑誌を回収中の長野市の職員の方に遭遇。不法投棄の話や、今日のハイキングの話、展望台の絵図が間違っている話などをし、拙書のパンフレットも渡しました。

 長坂峠から陣場平方面のカット。この芽吹き具合は、例年なら連休明けぐらいの感じです。季節の進み方が早すぎて撮影が追いつかなくて困っています。植物の成長も旺盛なので里山保全の作業もあります。ゴールデンウィークも妻女山山系を駆けずり回ることになりそうです。若干過労気味ですが、今の季節が撮影の肝なんです。妻女山や斎場山、陣場平などで出会った方には必ず声をかけています。拙書をお持ちの方にも既に20人以上に出会いました。感謝です。
 陣場平ではなんとウスバシロチョウも舞い始めました。4月に舞い始めたのは初めてで驚いています。5月1日は、妻女山里山デザイン・プロジェクトの面々と四阿山から根子岳縦走をする予定でしたが、28日の降雪で冬山に戻ってしまったという情報。急遽、拙書の表紙にも使われている子檀嶺岳に変更になりました。偶然お会いしたら声をかけてください。むさい男4人のパーティーです(笑)。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。平安堂書店や松代まちあるきセンターで買えます。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。

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■『国分寺・国立70Sグラフィティ』村上春樹さんの国分寺「ピーター・キャット」の想い出。はてなブログに移動しました。
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シナノタンポポ、ホタルカズラ、クサボケが咲く妻女山は初夏の趣(妻女山里山通信)

2016-04-21 | アウトドア・ネイチャーフォト

 長野マラソンの当日は、大変荒れた天気になりました。突風に砂嵐の後、雨になり、その後晴れるとまた砂嵐。翌日、妻女山奥の陣馬平へ行きましたが落枝がすごく、度々車を止めて片付けました。陣馬平まであと100mというところで、立ち枯れのコナラが折れて道を塞いでいました(左)。のこぎりで切断し片付けるのに小一時間を要しました。
 翌日と翌々日は晴れたので撮影に。東風超えから見る長坂峠と斎場山(中)。一気に木々が芽吹き始めて里山がカラフルになってきました。毒草ですがウスバシロチョウの食草、ムラサキケマン(シロヤブケマン)もあちこちで咲き始めています(右)。

 陣馬平の貝母は、下から徐々に咲いていきますが、一番上の蕾もすべて開いて満開の状態です。何人か人づてに聞いて見に来られる方がいます。発見の経緯や保全活動などをお話しますが、同時に薬草ですが毒草なので持ち帰らないでくださいと伝えています。猛毒のヤマトリカブトや呼吸停止もあり得るレンゲツツジやスズラン、ホウチャクソウ、フクジュソウなども危険です。野草は有毒が基本と考えてください。事故が起きてからでは手遅れです。

 突風が吹くと、丸まった葉の先が絡み合い、強風にも耐えられるようになります(左)。和名の編笠百合という名は、花の中を覗くと分かります(中)。すでに落花して結実しているものもあります(右)。これから大きくなり、最終的には花ぐらいの大きさになります。

 総苞がひっくり返っているので交雑種(左)こちらはシナノタンポポ(中)。総苞がひっくり返っておらず、頭花が大きく、総苞外片は短く幅広く、先端は内側に巻き込み、小角突起がないのが特徴。花が大きく草高が最大で80センチのものを見つけたことがあります。例年ならゴールデンウィークに咲くホタルカズラも開花(右)。

 タラの芽ももう開いてしまいました(左)。通好みの山菜ハリギリ(中)。コゴミもあっという間に開きます(右)。季節が10日から2週間ぐらい早く進んでいます。

 巨大な猪のヌタ場(泥浴び場)も、このところの雨で水位が上昇(左)。今年は100キロのオスが捕れたそうで、罠にかかる子供もいて全体頭数はかなり減った様です。どこからかタヌキが登場(中)。側溝の落ち葉の中のミミズや虫を食べに来た様です。堂平大塚古墳の花桃も満開です(右)。

 カタクリももう咲き終わり(左)。残花も多く見られました。モミジイチゴの白花(中)。オレンジ色の実は木苺の中では最も美味。クサボケの朱色が鮮やかな花(右)。地梨という実がなりますが、黄金色の強壮、疲労回復に効くいい果実酒ができます。

 妻女山展望台から北の展望。ここは古名は赤坂山で、謙信の本陣ではありません。謙信本陣は、ここから20分ほど登った斎場山で、円墳が山頂です。行き方や伝説は、ぜひ拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』をお読み下さい。

 最後は、17日に行われた長野マラソンのカット。雨に突風に桃の花や菜の花に、猛烈な砂嵐と、ドラマチックな大会でした。選手の皆さんも大変だったでしょうけど、砂嵐の土手上でずっと待機していたボランティアの方々が一番辛かったと思います。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。

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妻女山の貝母が満開。ベニヤマザクラにクサボケも。善光寺三社の武井神社で保全作業(妻女山里山通信)

2016-04-15 | アウトドア・ネイチャーフォト

 急激な気温上昇で貝母もベニヤマザクラ(左・中)もクサボケ(右)も、例年より2週間近くも早く花期を迎えてしまいました。撮影のタイミングが難しいので、毎日山を駆けずり回っています。その上、貝母の群生地にノイバラとヨシが侵入してきたのを除去しなければならず、これも大変な作業です。

 山吹ももう満開になりました。いつもならゴールデンウィークの花なんですけどね(左・中)。明るい林下でスジグロシロチョウの交尾(右)。捕まえるとバニラの様な香りがするそうですが、可哀想なので止めておきました。

 妻女山松代招魂社奥の駐車場(左)。ソメイヨシノが散って地面が桃色に染まっています(左)。今は独り身なので無縁ですが、在京の頃、息子達が小さい時は、深大寺や野川沿い、野川公園、多摩川や高尾山などに花見に行きました。
 これはアオイスミレでいいのでしょうか(中)。かなり小さく茎に繊毛があり葉は斑入りです。これはタチツボスミレでしょう(右)。これも例年より早く咲き始めました。大きく葉も明るく、これからもっと咲くはずです。

 仲間とやっている椎茸のホダ木に、ここのところの雨で椎茸がニョキニョキ出てきました(左)。大きいものから採取して干し椎茸にします。貝母(編笠百合)も例年よりずいぶんと早く咲き始めました(中)。先日の信濃毎日新聞に松代夢空間主催の妻女山ハイキングの記事が載りましたが、私がインタープリターをやります。それまで花が持つといいのですが。普通はゴールデンウィーク頃が見頃です。
 山菜も早いです(右)。ハリギリとタラの芽、コゴミとヨモギを採りました。やはり天ぷらで。

 千曲川河川敷の桃の花も満開です。堤防の菜の花も咲き乱れています。17日は長野マラソンですが、雨になりそうです。

 陣馬平の貝母も八分咲き。私の本や、ブログ、信毎の記事を見て訪れる人が増えています。持ち帰りたくなる気持ちも分かりますが、薬草ですがかなり強い毒草なのでご遠慮いただいています。やはり野に置け蓮華草。ヤマトリカブトやレンゲツツジ、スズランなども庭には植えてはいけません。不慮の事故が起きてからでは手遅れです。悪徳業者の盗掘を防ぐために毎日誰かが警備に行っています。

 某日、山仲間の友人の宮彫研究科(本業は医師なんですけど…)の依頼で、長野の善光寺近くにある武井神社所蔵の山嵜儀作の木彫へ防腐剤を塗布する作業をしました。山嵜儀作は長野市妻科出身の宮大工で、彫師。 天保2-明治31(1831-1898)。 壊さないように慎重に運び出します。

 刺激臭があるので防毒マスクをつけての作業。込み入った木彫なので塗布作業も結構大変でした。塗ると欅の色が映えます。右の獅子は作者が不明なのですが、山嵜儀作のものかもしれません。足元の玉の透かし彫りの中に玉が入っています。一本の欅から掘り出すこの信じられない技術力には脱帽です。まさに超絶技巧。
 8月末に彼の主催する山嵜儀作展が、長野の八十二銀行の別館展示場で開催されます。信州の素晴らしいお宝がご覧いただけます。是非おいで下さい。彼のブログです。開設したばかりですが、これからどんどんアップされて行くでしょう


『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。

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妻女山のソメイヨシノが満開。キブシやミヤマウグイスカグラも咲きました(妻女山里山通信)

2016-04-11 | アウトドア・ネイチャーフォト
 あんずの花が散って妻女山のソメイヨシノが満開になりました。千曲川河川敷の桃の花も開花。ここのところ最高気温が割りと高く、最低気温もそう低くないので一気に開花が進みました。『真田丸』効果で妻女山(旧赤坂山)を訪れる人も増えました。ここが謙信本陣と勘違いして帰る人が多いので拙書を見せて、謙信本陣はここより100m高い旧妻女山、本名斎場山ですよとご案内しています。皆さん驚かれますね。

 妻女山山系で最初に咲くスミレ(左)。草高は3-5センチしかありません。葉の先は尖っているものと、丸いものがあります。茎には毛があります。アオイスミレでいいのでしょうか。交雑種でしょうか。ムラサキケマン(中)。毒草ですが、ウスバシロチョウの食草です。カンスゲの穂も出てきました(右)。こちらでは芝草ともいいます。林道ではヒオドシチョウやルリタテハが日向ぼっこ。陣馬平ではルリシジミが忙しなく舞っています。ホウジロのさえずり、ピーエーというノスリの鳴き声、クサボケも咲き始め、ベニヤマザクラも咲き出しました。

 ミヤマウグイスカグラ(左)。深山鶯神楽と書きますが、ウグイスが実をついばむ姿が神楽を舞うように見えることからの命名とか。葉や茎、赤い実にも毛があります。12月にも咲いていました。6月になる赤い実は甘く食べられます。玉暖簾の様に咲くキブシ(中)。ニワトコも開花(右)。

 キブシ(木五倍子)の花の暖簾は、明るい林道沿いで群生しているのが見られます。キブシの髄はスポンジ状で、昔は灯芯などにも使われたようです。髄を取り出すと中空になるので、酒樽の呑み口にも使われたとか。また、江戸時代には既婚の女性はお歯黒にする習慣がありましたが、キブシの実も利用されました。釘や鉄粉を食酢につけて酸化した液に、ヌルデの実、五倍子(ごばいし)やキブシの実の粉末をつけて、歯につけると黒く染まるそうです。

 カタクリも咲き始めました。花は温度により開閉します。花びらの温度が17-20度で開花し、25度では完全に反り返るといいます。気温はそれほどなくても、直射日光に当たると温度が上昇するようです。種にアリが食料とするエライオソームという物質がついているため、アリによって運ばれるアリ散布植物の一種で、日本には200種以上あります。
もののふの 八十娘(やそおとめ)らが 汲み乱(まが)ふ 寺井の上の 堅香子(かたかご)の花 (万葉集/大伴家持)

 カタクリは別名を初百合ともいいます。片栗粉で名前だけ残っていますが、江戸時代の、『茅窓漫録』に「病人飲食進みがたく,至りて危篤の症になると,かたくりといふ葛粉のごとくなるものを湯にたてて飲ましむ。」とあるように、薬草として用いられました。ちなみに花言葉は「初恋、嫉妬、寂しさに耐える」。

 カタクリの群生地の中にあったヤマトリカブト(左)。全草が猛毒です。山菜になるニリンソウと似ているので間違えないようにしないといけません。泉の小さな流れに咲いていたワサビの花(中)。私のレシピ集から「ワサビの粕漬けの作り方」。緑色なので一瞬ホトケノザかと思いましたが、よく見ると同じシソ科のヒメオドリコソウ(右)。最低気温が高いのでアントシアニンが生成されず赤紫にならないのでしょう。拙書の髻山のキャプションにホトケノザとあるのは間違いで、正しくはヒメオドリコソウです。両方共シソ科です。

 今は亡き山仲間のKさんのログハウスの枝垂れ桜も、例年よりかなり早く咲き始めました。左はソメイヨシノ。天然のカスミザクラ、オオヤマザクラ、ウワミズザクラやズミが咲くのは、今月下旬でしょう。

 陣馬平の貝母もかなり開いてきました。薬草ですが、これもかなり毒性が強いので要注意です。丸まった葉の先を互いに絡めあって東風(こち)に揺れる様は、非常に風情があり美しいものです。ここへの行き方は、拙書で紹介しています。貝母へ進入するノイバラとヨシの除去で腰痛が酷くて参っています。発見した時は酷いヤブの中で四畳半ほどしかなかったのですが、4年ほどかけてギャップを作ったらここまで増えました。元々畑だったので周囲と土目が異なるのです。

 貝母は、和名を編笠百合といいますが、花の中を見るとその理由が分かります(左)。妻女山松代招魂社のソメイヨシノも週末には満開になりました。たくさんの観光客や花見客が訪れていました。17日(日)は、長野マラソンですが、桃の花や堤防の菜の花も咲くでしょう。

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あんずの里が満開。花散らしの雨が降る前に再び杏源郷へ(妻女山里山通信)

2016-04-07 | アウトドア・ネイチャーフォト

 木曜日が花散らしの雨になる天気予報なので、再び千曲市森のあんずの里へ。あんずの花期は意外と短いのです。満開を少し過ぎて、ちらほらと散り始める頃には、桜も開花するのです。山陰にあったため川中島の戦いで兵火を免れたという信濃三十三番札所第六番・観龍寺の桜も一気に開花しました。ここには母方の祖先が描いた絵が奉納されています。拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』でも紹介していますが、この古刹の左手から夕日山を経て大峯山への登山道があります。

 禅透院の裏山から鐘楼と黄色いサンシュユの花。いつもあんずと同時に満開になります。在来種のあんずの古い樹も何本かあり、見応えがあります。右の空地で絵を描いているご婦人たちの一団がいました。

 その禅透院の裏山に登って撮影した一枚。中央の大ケヤキはまだ芽吹き前。その後ろの桜はほぼ満開です。プロのカメラマンはこういうカットは撮らないですね。立木は杉の木です。アートディレクターならではのカットです。

 諏訪立川流の天才、和四郎富昌作の「子持ち竜」の木彫がある興正寺山門越しに枝垂れ桜。これも枝垂れ桜だけを撮影しようとすると障害物だらけなのです。この外連味たっぷりの構図が私は気に入っています。

 興正寺全景(左)。母方の祖母の菩提寺なので、いつも花見がてらに墓参します。花見客もここまでは来ません。和四郎富昌作の「子持ち竜」(中)。「旧阿吽(あうん)獅子」嘉永四年 尾張なんとかと書いてある瓦(右)。4つあります。これも見事なものです。

 樹齢250年といわれる在来種のあんずの古木。「森のアンズは、天和年間(1681~1683年)元禄時代、伊予宇和島藩主伊達宗利侯の息女豊姫が、松代藩主真田幸道侯に興し入れの際、故郷の春を忘れじとして国許よりアンズの苗木を取り寄せ、松代東条地区に植え付けたのが始まりとされるが、それ以前にもあった可能性はある。安永年間(1772~1780年)松代藩は、森村・倉科村・生萱村・石川村などへ苗木を配布し、栽培を奨励した」

 人の多いメインストリートから外れて小道を行くのも一興。

 薬師山の展望台から上平方面の眺め。昔はほとんど藁葺き屋根でした。増築や新築によって集落内のあんずの木は減ったかもしれません。それでも在来種の古い木があちこちに見られます。

 帰りに妻女山奥の陣馬平へ。日当たりの良い場所の貝母が開花し始めました。来週末ぐらいには満開になってしまうかもしれません。花期はそこそこ長いのでなんとかゴールデンウィークまでは持って欲しいものです。妻女山松代招魂社の桜は、今週末が見頃になるでしょう。『真田丸』効果で訪れる人も増えるでしょう。でも展望台のある現妻女山は、正しくは赤坂山で、謙信本陣と伝わる妻女山、本名斎場山は100m高い古墳の上です。みなさん勘違いして帰っていきます。拙書をぜひお買い求め下さい。真実が書いてあります。

◉森のあんずのスライドショーは、私のYoutubeのページで。ハイビジョンなのでフルスクリーンで御覧ください。

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千曲市森のあんずの里が満開。早朝から撮影に。ひと目10万本の桃源郷ならぬ杏源郷(妻女山里山通信)

2016-04-04 | アウトドア・ネイチャーフォト

 妻女山の作業の翌日は早朝から千曲市森のあんずの里へ。平地から山麓まで満開となりました。20日過ぎに満開になる年もあったので、今年は異常に早いです。ひと目10万本といわれるのですが、実際はどれだけあるのでしょう。早朝はあちこちで農家の方が消毒作業をしています(左)。早朝に回る場合は、ゴーグルとマスクが必須です。有機リン系も危険ですが、猛毒のネオニコチノイド剤かもしれないからです。自宅のあんずは売り物ではないので消毒はしません。
 最も古い樹とされる大木(中)。快晴なら白馬三山を借景に撮ることができます。これも在来種のあんず(右)。在来種の実はやや小さく酸味が強いので干しあんずに向いています。干しあんずを入れて炊いたおこわは美味です。

 神龍山禅透院の鐘楼と鮮やかな在来種のあんずの花と黄色いサンシュユの花。禅透院は、曹洞宗佐久郡前山村貞祥寺末派で、弘治元年(1555)創建。

 その南、薬師山の北にある大城山興正寺山門の枝垂れ桜(左)。そして薬医門形式の山門にある諏訪立川流の天才、和四郎富昌作の「子持ち竜」(中)。葛飾北斎の影響を受けたともいわれる波の造形も見事です(右)。和四郎富昌は八幡の武水別神社の再建中でした。そこで、森出身の弟子・宮尾八百重を案内役に住職、世話人、名主らが建築現場に赴き建築を依頼。引き受けた富昌は三月頃から、父富棟が寛政二年(1789)に建築した善光寺大勧進の表御門形式を参考に絵図面を制作。四月には八百重の家に投宿し近くの薬師山に登って酒宴を催し、満開の杏花を愛でたといわれています。夜は篝火の下で鼓を鳴らし謡曲の「鞍馬天狗」を吟じ、見事な龍を描き上げ、村人や近郷近在の話題をさらい、村では日本一の宮大工が来たと喜んだそうです。興正寺は、浄土宗西京大谷知恩院の末派で、創立年は不詳。

 興正寺の裏手から上平展望台方面のあんず畑の眺め。拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』では大峯山のページで、このすぐ北にある薬師山からのあんずの花の展望写真や在来種の花のアップを載せています。

 スケッチパークの見本あんずの樹から。どうも標識と木にかかった名札が違っていたり、やや怪しい感じはしますが。あんずには生食用とジャムなどの加工用とがあります。

 鮮やかな小笠原と信州大実。昭和は控えめで慎ましやか。昔のあんずの花のイメージの色です。

 あんずの開花期は短いので、満開が週末と重なるのは難しいのですが、今年はピッタリでした。天気もまあまあだったので午後になると訪れる人が増えましたが、それでも数年前と比べると賑やかさが減った気がします。以前は駐車場へ入る車が長い長い列を作っていたのを覚えています。アベノミクスの大失敗のせいでしょう。小4の漢字が書けない人がいつまで総理をやっているのでしょうか。福島で20万人近くの人がプレハブの仮設住宅にいるというのに、豪華な五輪選手村を計画。世界に国民の血税をばら撒き、都知事は欧米で法外な金を使って外遊。このままでは日本終了です。

 洗淵山観龍寺から大峯山へ登るハイカーのグループ(左)。拙書を見せてどのコースを登るのか聞きました。いい本ですね、欲しいと言ってパンフレットをたくさん持って行ってくれました。芽吹き前なので、登山途中から花盛りのあんずの里が見えたと思います。帰路は観光客がほとんど訪れない岡地集落へ。あんずの花の向こうに、左に清野氏の鞍骨城跡のある鞍骨山。右に御姫山(中)。いずれも拙書で詳しく説明しています。『真田丸』効果で、県内外から鞍骨山へ登る人が増えましたが、眺めもよく静かで本当にいい山です。ひっそりと佇む岡地天満宮(右)。

 集落の近くにある在来種のあんず。周りに障害物が多くなかなかいいカットが撮れないのですが、今回は工夫してそこそこいい写真が撮れました。在来種は畑の角や古い民家の庭などにあるので、丹念に歩いて探すといいでしょう。

 ちょっと変わった構図が欲しくて撮影した一枚。右に茶臼山、中央奥に虫倉山。快晴ならばその左奥に真っ白な白馬三山が見えます。翌日は雨でしたが、花散らしの雨にはならないと思います。開花情報は、千曲市観光課のサイトで確認できます

 毎年撮影する在来種のあんず(左)。知っている限り一番紅が濃い花を咲かせます。禅透院のサンシュユの花のアップ(中)。ダンコウバイやアブラチャンと比べると、かなり派手です。あんずの樹の下に咲くトウダイグサ(右)。小さいので気がつく人は少ないでしょう。アップにするとなかなかユニークな花です。他にはカキドオシ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、タネツケバナなどが咲いていました。その後妻女山へ行きましたが、あんずの里でも妻女山でも素敵な出会いがありました。妻女山のソメイヨシノも咲き始めました。今週末は賑わうでしょう。
 森の杏は火水が見頃ですが、7日木曜日は花散らしの雨になるかも知れません。

森のあんずのスライドショーは、私のYoutubeのページで。ハイビジョンなのでフルスクリーンで御覧ください。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

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妻女山里山デザイン・プロジェクトは掛かり木処理とノイバラの除去(妻女山里山通信)

2016-04-04 | アウトドア・ネイチャーフォト

 今回の妻女山SDPは、いつ道路に倒れるか分からない展望台の立ち枯れ赤松の伐倒を二本。その後長坂峠の、やはり赤松の掛かり木を処理しました。コナラに立ち枯れて折れた赤松が掛かっているのですが、いつ落ちてもおかしくない状況で危険です。N氏が手際よくチェーンソーで切断。その後落として玉切りして片付けました。
 作業中に鞍骨山を目指すご夫婦が車で上って来ましたが、しばらく待ってもらいました。その間拙書を見せて鞍骨までの写真やコースを紹介しました。イラストマップを持参していましたが、イラストでは正確な地形や距離、方向が分かりません。迷った時にも全く役に立ちません。拙書は地形図とコースが分かりやすく書いてあるので、これとコンパスを是非用意してください。

 その後、陣馬平のノイバラの除去作業へ。酷い藪でジャングルの様になっていた頃は、高さ2m以上のノイバラのジャングルがあり、入れない場所もありました。2年ほどかかってそれらを伐倒したのですが、地下茎はしぶとく残っていたので、放っておくとまた元に戻ってしまいます。上の写真は、酷い藪だった2008年から2009年にかけてのものです。下の現在の写真と比べると、その違いに驚かれるでしょう。里山は手を入れないとすぐに藪に戻ってしまうのです。適度に除伐し、ギャップを作ったことで、鳥や昆虫も増えました。

 そこで今回は地下茎の除去をしました。これは本当に大変な作業でした。長いものでは6m以上のものも。地中にはびっしりと根がはびこる場所も。貝母が北の方へ増えていかないのも道理です。すべての除去は無理ですが、2時間半ほどで、なんとか作業が終了。白梅の咲く下を昼餉の準備へと向かいました。今回は、初参加のU氏と、久しぶりのS氏も参加。非常に助かりました。

 場所は長坂峠のつもりだったのですが、風が出てきたので予定を変更して、今は亡き山仲間の友人のログハウスの庭の一角を借りることにしました。事後承諾になりますが、すみませんKさんお借りしました。今回のメインは、K氏が用意してきたジャンボシュウマイ。分厚い皮は幻の小麦・いがちくオレゴン。ロケットストーブの調子がイマイチでやや時間が掛かりましたが、絶品でした。これは横浜中華街で売っても人気商品になるでしょう。中華街通いを極めた?私が言うので間違いありません。中華街レポと中華料理のレシピは、私のこのサイトで御覧ください

 更にS氏はやはりいがちくオレゴンで焼いてきたパン。これに私が持ってきた合鴨のロースト、イワシのペースト、のらぼう菜をオリーブ油炒めして卵とじしたものを載せてオープンサンドに。ノンアルコールビールなどを飲みながら、会話が弾みました。北アルプスは霞んでいましたが、小鳥のさえずりが絶えることなく続き、春本番を感じました。足元には水仙が咲いています。麓の集落では、あんずの花が満開。妻女山のソメイヨシノも咲き始めました。例年に比べると1周間から10日は早い感じです。

◉陣馬平の貝母は美しい花で薬草ですが、強い毒草です。決して持ち帰らないで下さい。

◉妻女山SDPの活動は、MORI MORI KIDS NATURE PHOTOGRAPH GALLERYの目次の一番下から15本がご覧いただけます。今回のものもいずれリンクします。

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