モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

今日はブルースの女王といわれたJanis Joplin (ジャニス・ジョプリン)が生まれた日(妻女山里山通信)

2020-01-19 | BABYMETAL・LOVEBITES・ジャズ・宮本佳林・クラシック
 10代の頃、どれほど彼女の曲を聴き込んだか計り知れない。私の青春は、彼女なしにはあり得なかった。パールよ永遠に!

MOVE OVER by Janis Joplin


Janis Joplin - Ball & Chain - Monterey Pop


サマータイム/ジャニス・ジョップリン Janis Joplin - Summer time

私は勝手に、彼女のサマータイムとビリー・ホリデイのとアルバート・アイラーのを、三大サマータイムと思っています。せつない夏。

Janis Joplin - Kozmic Blues


Janis Joplin-Mercedes Benz(original)


Janis Joplin - Try (just a little bit harder)


Janis Joplin (ジャニス・ジョプリン)
サザンカンフォート彼女の愛飲酒。

GLIM SPANKY - 「MOVE OVER」Music Video

長野県出身のグループ。彼女のこの曲をジャニスへの冒涜だというような狭い心の人間にだけはなりたくない。素晴らしいと思う。virtuosa。他のオリジナル曲も聴いて欲しい。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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異常な暖冬の信州の里山へ。2016年と同じですが、違うのはフィリピンの火山噴火で大冷夏の可能性(妻女山里山通信)

2020-01-18 | アウトドア・ネイチャーフォト
 なかなか行けなかった妻女山山系へ。異常な暖冬で里山がどうなっているのか非常に気になっていました。正月に雪がないというのは、ままあるのですが、中旬過ぎてないのはめったにありません。妻女山駐車場には数台の車が。この時期展望がいい鞍骨城跡に向かったのでしょう。私はこの後に用事が色々あるので車で登りました。ただ四駆で最低地上高が高く、ダートを登りなれている方だけ限定です。徒歩で登っても20〜30分です。

(左)妻女山松代招魂社。戊辰戦争以降の戦没者を祀る神社です。 (右)斎場山(旧妻女山」)。川中島の戦いで上杉謙信が本陣を構えたと伝わる山で、山頂は古代科野国の円墳です。

(左)林道脇にある仲間が作った陣場平の標識。陣場平は前方の落葉松林の向こう側です。拙書にも載せています。(右)陣場平では桐の大木が折れています。

 第四次川中島の戦いで、上杉謙信が陣城を構えたと伝わる陣場平。猪がベンチを壊しています。例年ならば10〜20センチの積雪があります。異常気象ですが、2016年もそうでした。その後積雪がありましたが、春が早く貝母、杏、桜の開花も早かったのが私の画像記録で確認できます。その年の夏は暑かったのですが、今夏はフィリピンの火山噴火で冷夏になる可能性が高い。1993年の夏は、フィリピンのピナツボ山大噴火の影響で異常な冷夏になり、米不足。タイ米や中国米、カリフォルニア米が輸入されました。在京の我が家も米の入手に苦労しました。

(左)山蕗がもう出ています。ただ雨が少ないので枯れかけています。(右)カワラタケ。抗がん作用があり、私は他の菌類や植物と焼酎漬けにしています。

 今は亡き友人のログハウスから望む西山と千曲川。晴れていれば北アルプスの仁科三山が見られます。

(左)堂平大塚古墳。(右)西側の斜面にあるヤマコウバシ。春に若葉が出るまで枯れ葉が残ります。

(左)カンスゲは緑。(右)リョウメンシダも緑。ニホンカモシカの冬の大事な食料です。

 妻女山展望台から見る 戸隠連峰と飯縄山。

 松代方面。菅平が少し見えますが、ゲレンデは滑れるそうですが積雪は少ない様です。春の農業への水不足が心配です。

 千曲川対岸から妻女山山系の展望。川原には昨年秋の台風19号の爪痕が残ります。

(左)帰りに仲間と原木栽培している椎茸を採取。この時期に椎茸が育つなど驚きです。(右)タイのおばさまから頂いたビーフン。美味です。タケノコ、ナス、砂肝、鶏肉のグリーンカレーも美味でした。他の方から頂いたトムヤムクンは、最高に美味しかった。さて、この後、どんな気候になるのでしょう。本当に心配です。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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新年初仕事は、仲間との豆腐作り。いやはや豆腐屋でも始めるのかいの勢い。吉例の新年会(妻女山里山通信)

2020-01-12 | 男の料理・グルメ
 栽培した大量の大豆をどうしようかということで、豆腐作りをしようということになりました。手作り豆腐はブームらしいですが、作る量が半端ないのでえらいことになりました。

(左)まず一晩水に浸した大豆をミキサーにかけて粉砕します。これが一番大変でした。私は古いけど業務用にも使えるものを持参しましたが、他は小さなメーカーのもの。能力が低くすぐに停止します。リセットボタンもなく時間を置かないと再起動しません。やれやれ。(右)で、粉砕した大豆(呉)を大釜で茹でます。呉は呉服と同じく弥生時代に春秋戦国時代に越によって滅ぼされ日本に渡ってきた呉の人々が伝えたのではないでしょうか。

(左)水に浸した我々が栽培した大豆。(右)ミキサーだけでは足りないので、大型のフードプロセッサーも参戦。

(左)大釜で熱した呉を搾り器に入れます。搾り器は豆腐用ではなく、ワインを作る時にブドウを搾るものです。(右)圧力をかけて搾ります。

(左)豆乳が出てきます。(右)温度が高いので湯葉ができます。とっても美味です。

(左)大量のおからができます。おからの炒り煮やおからハンバーグに。(右)豆乳を茹でて85度まで熱します。

(左)ニガリ(苦汁)を入れて一回だけかき回して放置。(右)固まってきたらさらしを敷いた木枠に流し込みます。木枠はN氏が皆に作ってくれたものです。

(左)大量の豆乳を全て豆腐にすることはできないので、ペットボトルに詰めます。(右)ひとり三本ずつになりましたが、これ以外に鍋ふたつあります。これはK氏の手で豆腐になり、冷凍庫で凍らせて冷蔵庫で解凍して凍み豆腐になりました。

(左)木枠で作った豆腐。私のは手ぬぐいの藍染が転写されました(笑)。(右)大きなバットで大きな豆腐を作ります。

(左)出来上がりはこんな感じです。(右)早速皆で冷奴で試食しました。

 皆の表情でお分かりいただけるでしょうか。濃厚で大豆の味がしっかりとしています。美味い。持ち帰って豆乳豆腐鍋や揚げ出し豆腐、麻婆豆腐、チゲ鍋などに。余った豆腐は、ジップロック等の袋に入れて冷凍し、その後冷蔵庫で解凍すると凍み豆腐になります。豆乳は市販のものに比べると5倍ぐらい濃厚です。そのまま飲んでも美味いのですが、焼酎とお湯割りにして飲むのが私のお気に入りです。
多くのマメ科植物の種子と同様に、ダイズ種子中には有毒なタンパク質性のプロテアーゼ・インヒビター(プロテアーゼ阻害剤) (トリプシン・インヒビター、セリンプロテアーゼ・インヒビター(セルピン))やアミラーゼ・インヒビター(Α-グルコシダーゼ阻害剤)やレクチンが含まれて消化を阻害するため、生食はできない。トリプシン・インヒビターを含むものを摂食すると消化不良を起こし下痢することがある。そのため、加熱してプロテアーゼ・インヒビターやアミラーゼ・インヒビターを変性・失活させて消化吸収効率を上げている。なお、加熱してもプロテアーゼ・インヒビターの失活は十分ではないので、納豆菌などを繁殖させて納豆菌の分泌するプロテアーゼによってダイズ種子中のタンパク質とともにタンパク質性のトリプシン・インヒビターを分解させると、分解されたタンパク質と相まって消化酵素であるトリプシンが正常に機能してタンパク質の消化吸収効率が増大する。

トリプシンインヒビター活性の高い生大豆を飼料としてラットに摂取させると成長阻害や膵臓肥大などの有害作用が引き起こされることが報告されている。この膵臓肥大は、腸内で阻害されるトリプシンを補うための膵臓の機能亢進の結果として生じると考えられる。生大豆粉はラットの膵臓癌と相関することが知られているが、加熱調理済みの大豆粉の発ガン性は認められていない。大豆がヒトの膵臓癌を促進する可能性があるかどうかの研究はまだ十分でないため不明である。ラットに与えられている大豆の量は、人間が通常摂食する量に比べてはるかに大きい。

大豆乳の加熱処理について、100℃10分間の加熱処理した大豆乳には加熱未処理試料のトリプシン・インヒビター活性の約34%が残存し、また100℃20分間では約30%、120℃10分間では約10%、120℃20分間でも約5%のトリプシン・インヒビター活性が残存した。

黒大豆を95℃で加熱した場合のトリプシン・インヒビターの活性変化について、1%のNaCl(食塩)溶液中、16%のショ糖溶液中では、いずれも60分の加熱でトリプシン・インヒビターの70%の活性が残存していたが、0.1%の重曹溶液中の45分の加熱でトリプシン・インヒビターの活性は完全に失われた。(Wikipedia)

 大豆は食べすぎに注意。発酵食品の味噌や納豆、テンペは安全です。


(左)週末は吉例の新年会だったのですが、区長や役員の行事があって参加者は今まで最小の4人という寂しいものになりました。仕方ないですね。(右)夕食のお膳。手前は馬刺し。左の鯉こくは信州の定番料理です。

(左)鰤(ぶり)のカマ焼き。(右)宿泊した戸倉上山田温泉の戸倉ホテル國楽館。昭和レトロのひなびたいい旅館です。泉質も優しい。

 翌朝帰ります。戸倉上山田温泉の堤防から望む、拙書でも紹介の五里ヶ峰。手前の川原には、昨年の台風19号の爪痕がまだ生々しく残っています。全く雪のない新年。非常に不安な新年の幕開けです。

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新年2日と3日は、予想外の状況に。戸狩温泉スキー場から道の駅あらい、苗名の湯、絶品鶏鍋。翌日は塩尻へ。やれやれ(妻女山里山通信)

2020-01-07 | 男の料理・グルメ
 波乱の幕開けの予感がする2日と3日目でした(笑)。

(左)なんでも戸狩温泉スキー場にファットバイクのダウンヒルがあるとの噂で一路長野自動車道から上信越自動車道へ。ホームグラウンドの薬師山と右奥に斎場山(旧妻女山)です。(右)トンネルを抜けて左に茶臼山。手前は名産の長芋畑。冬掘りの最中です。

(左)で。戸狩温泉スキー場。途中の豪雪地帯飯山にほとんど雪がなかったのに驚きました。ここも積雪は少なく暖冬のせいか雪も湿雪でベタベタ。(右)ファットバイクのダウンヒルは準備中でやっていませんでした。事前の情報収集が甘かったね。

 仕方がないので記念撮影。途中のカインズホームでフェイスマスクも買って準備したのに。で、どうすると協議の上、富倉蕎麦で有名な富倉を通って292号を上越市の道の駅あらいに行くことにしました。

(左)おなじみきときと寿しへ。大人気で1時間待ちぐらいになりそうなので予約して買い物へ。まずかさご。(右)〆鯖。安価ですが絶品です。

(左)鱈の白子。もみじおろしで。極甘。(右)魚卵三種。その他色々。光り物も安価で美味です。

(左)エンガワの三升漬け。三升漬けってなに?と思ったら、醤油:1升、麹:1升、青南蛮:1升で合わせて三升になる漬物で、北海道、東北の郷土料理だそうです。美味い!(右)カニ三種盛り。カニ味噌が美味。

(左)鮮魚センターでのどぐろの握りとあんこうの唐揚げを買いました。お土産にのどぐろの味噌汁とか限定品の柚子胡椒とか。舞茸と水菜も買って。(右)帰って雉のガラでスープを取った佐世保地鶏の鍋。舞茸と水菜も。美味くないわけがありません。

(左)道の駅あらいで買い求めた純米の濁り酒。いい酒でした。妙高高原ビールのダークラガー。これは好きです。エチゴビールはいかんせん味が薄い。精進が必要です。(右)最後にスープを足してラーメンにしました。絶品です。

(左)翌日は、息子達と別れて塩尻へ。実は行きたい神社があったのですがメモを忘れてしまいました。長男がここじゃないのと言った平出遺跡近くの伊夜彦神社へ、迷いながらたどり着きました。(右)本殿。なかなか見事な木彫です。

(左)水玉神社が起源だそうです。近くに泉があります。新潟の弥彦神社を勧請したのですね。木彫は、諏訪大社秋宮を建てた天才諏訪立川流の立川和四郎富昌らしいです。(右)それらしい感じがします。帰ってメモを見ると、塩尻の北熊井神社の諏訪大隅流の柴宮長左衛門の木彫でした。諏訪立川流のライバルです(笑)。

 帰路に前に立ち寄った松本の六助へ。念願の鍋焼きうどんを頂きました。コシの強いうどんと、海老天が美味しかった。満足して帰路へ。戸倉上山田の万葉超音波温泉に入って帰りました。で、6日は仲間と豆腐作りをしたのですが、これがまた…。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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初詣は京都の清水寺の元寺という山形村の標高1200mの清水寺へ。驚くべき古刹でした(妻女山里山通信)

2020-01-04 | 歴史・地理・雑学

 初日に輝く北アルプスの常念岳(左)と横通岳(右)。雲ひとつ無い清々しい元旦の朝です。

(左)東山から登る初日。草間彌生の水玉の様なフレアーに今年の幸運を予感してしまいました。(右)突っ伏している次男はごめんなさいと懺悔しているのではなく、ドローンを飛ばしてその画像の確認をしているのです。ドローンは100mの上空にいて北アルプスのパノラマを撮影しています。後方は左から燕岳、仁科三山。白馬三山です。

(左)霜がおりた田んぼの畦道。(右)朝食は我が家恒例の太く長く生きろよとおしぼりうどん。信州でも旧埴科郡と更級郡でしか食べられていない極めて貴重な伝統食です。強烈に辛いねずみ大根の絞り汁に信州糀味噌をといていただくのですが、今回のはすすれないほど辛く、食べると胸焼けならぬ強烈な胃焼けがして参りました。ただ辛味は揮発性なので、時間が経つと辛味はなくなります。篠ノ井や戸倉上山田、坂城に名店があります。うどん好きでこれを食べたことがない人はマイスターとはいえませんね。小麦粉は友人が作った幻の伊賀築オレゴンと信州地粉のブレンド。

 山形村の清水寺からの展望。正面は美ヶ原の王ヶ頭。アンテナが目印。眼下には松本空港。飛行機が飛び立って行きました。

(左)清水寺の仁王門。(右)山形村指定天然記念物アララギの巨木。林業関係の長男も何?と思ったのですが、管理人のおじさんがイチイの木だよと教えてくれました。方言ですね。

 仁王門の阿吽の仁王像なんですが、今まで見たことのない不思議な造形です。白っぽいものと緑の違いはどういうことなのでしょう。凄いです。しかも石像。木像がほとんどです。はじめて見ました。非常に貴重なものだそうです。

(左)左右に三体ずつ地蔵が並んでいます。(右)趣のある山門。

 銅板葺きの本堂。銅板は近年のものでまだ新しい輝き。年月を経ると緑青色の趣のある佇まいになるでしょう。右上には鐘楼が。

 慈眼山 清水寺の御由緒。

(左)参拝していると管理人の方が来られて、本堂の扉を開けてくれました。撮影してもいいですかと問うといいですよと。前立本尊。手前の写真は秘仏の千手観音。(右)坂上田村麻呂の東征の絵で、最も古い絵だろうということです。現在は住職はいませんが、過去には6人の住職がいたとか。ここから京都の清水寺に嫁いだ方がいて、昨年90歳で大往生したとか。

(左)なんでしょう、薬箱ですかと聞いたら、いや御神籤(おみくじ)ですと。ただ番号を出す棒が箱から出せないんですと。(右)箱の中の御神籤を見せていただきました。驚いたのは、山号が慈眼山ではなく、京都の清水寺の音羽山ということ。これは管理人の方も不思議だねと。これこそ元清水寺の証拠かもしれませんね。いやこれは京都の清水寺で使われていたものではないでしょうか。それを新しくする時にこちらに寄贈されたのではないでしょうか。それなら納得できます。本来ここに安置されていた行基作といわれる千手観音は京都の清水寺に安置され、ここの秘仏は江戸時代のものとか。

(左)毎年5月に行われる秘仏御開帳の写真を見せていただきました。京都の清水寺から今年の漢字を書かれる森清範貫主とお孫さんも訪れるそうです。当日は秘仏の千手観音が公開されます。(右)見事に刈られたイチイ。

(左)境内には天宇受賣命(アメノウズメノミコト)が首にかけて踊ったというヒカゲノカズラ(石松)がありました。(右)不動明王の石仏。

(左)夕食の雑煮は、次男がふるさと納税で得た佐世保地鶏で。出汁は濃厚で超絶美味でした。(右)チェダーとかカマンベールとかチーズ六種にエステートゴイチのシラー。

(左)佐世保地鶏とアンガスビーフのソテー。アメリカ牛ですが、抗生物質やホルモン剤を使っていません。信州では西友や原信で買えます。安価ですが美味です。(右)元旦の夜は我が家恒例のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサート。最後のラデツキー行進曲を聴くと毎年寝落ちします。今年こそいい年でありますように。

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2019年の大晦日は濃霧の中を安曇野へ。鎮魂と癒やしと回顧の年末(妻女山里山通信)

2020-01-04 | 歴史・地理・雑学

(左)100m先が見えない濃霧の中を安曇野へ。対向車にフォグランプなど点灯していない車を散見。自分が見えるから不要ではなく、自分の存在を知らせるために必要。そこを知らない人が多い。薄暗い林道では真昼でも点灯が常識。(右)濃霧の国道19号を安曇野へ。東京電力の平ダム。長野県民は1ワットも使っていません。都民のためにあるのです。

 松本市の芥子坊主農村公園からの松本市街の眺め。無料のキャンプ場があり北アルプス始め360度の展望が望めます。大晦日とは思えないほどの穏やかな日です。ただ、このまま冬が終わり春になるはずがないのは皆分かっています。むしろ2014年の様な大豪雪が来る可能性が高いのです。

(左)昼は安曇野の名店、一葉で。私は最近はまっている鴨蕎麦。期待を裏切らない味でした。安曇野には池田町の翁を始め蕎麦の名店が数え切れないくらいあります。(右)大晦日のアルコール。奴奈姫は糸魚川の銘酒。純米吟醸ですがしつこくなく非常に美味しい日本酒です。右のシラーはエステートゴイチのシラー。素晴らしい。信乃大地は純米酒松尾と手作りヨーグルトのリキュール。その右は信州の高級スーパーツルヤオリジナルの100%紅玉のジュース。めちゃくちゃ美味しい。最後は一本1300円ぐらいする有機栽培のデルモンテの葡萄ジュース。

(左)次男が持ってきた山梨のご当地ビール。半端ない旨さです。販売すると瞬間に売り切れてしまうそうです。(右)信州の冬といえば野沢菜の漬物。添加物のない本漬けを買ってください。それ以外は偽物です。

(左)夜は牡蠣の土手鍋。近所のおばあちゃんにもらった甘みたっぷりの長ネギと椎茸。(右)しめは友人が作った幻の小麦、伊賀築オレゴンと信州の地粉で打った自家製うどん。絶品です。

 忘れていました。ロシア産のズワイガニも。なんちゃら歌合戦は観ません。鎮魂と癒やしと回顧の年末でした。初詣は、なんと京都の清水寺の元清水寺は信州だったの古刹へ。秘仏御開帳には、京都の清水寺から森清範貫主もお孫さんと訪れたとか。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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