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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

信州に春を告げる花。堂平大塚古墳の福寿草が開花しました。つれないルリビタキ(妻女山里山通信)

2024-01-30 | アウトドア・ネイチャーフォト
 最高気温が9度とか。前日に続いて寒風もなく快晴の暖かな日です。温泉の帰りにもしやと妻女山奥の陣場平と堂平大塚古墳へ登ってみました。北側の林道の残雪も全部溶けました。そしてなんと福寿草が咲き始めていました。昨年も暖冬で2月4日に開花を確認していますが、今年はさらに5日も早く咲き始めました。ということで2日続けてのブログ更新となりました。前の記事の北アルプスの望遠ドアップもぜひご覧ください。

フクジュソウ(福寿草、献歳菊、学名:Adonis ramosa)は、キンポウゲ科の多年草。現在4種に分類されていますが、死亡例もある毒草です。春の水仙とともに要注意の植物です。福寿草や水仙、タンポポ、ロウバイにダンコウバイと春の花には黄色が多い。啓蟄を過ぎても昆虫はまだ少なく、その虫たちは黄色い花に集まりやすいという習性があります。

 パラボラアンテナの様に熱を集めます。蜜はないのですが、多量の花粉で昆虫を集めます。花言葉は「幸せを招く・永久の幸福」など。啓蟄もまだなので花粉を集めに来るハナアブやミツバチはいません。福寿草は3月上旬までと花期が長いので一面が満開になるのはまだまだ先です。

 堂平大塚古墳から見る北アルプスの爺ヶ岳。手前はヌルデ(白膠木)の木。10年前は眼下の集落や千曲川が見えたのですが。藪にすると野生動物の隠れ場所になるので伐採を考えています。紅梅の蕾はまだ固く閉じています。オオイヌノフグリの緑の葉があちこちに。

 陣場平入り口。下界は9度ですが、ここは4度。ただ無風なので寒くはありません。

 陣場平へ入っていくと目の前の灌木にルリビタキ。私の気配で飛び去ってしまいました。ただ木を切っていると寄って来ます。虫が出てくるかも知れないと分かっているのです。鳥は餌となる樹の実がほとんどないのであまり見られません。

 陣場平へ。さすがにまだ貝母(ばいも・編笠百合)は芽吹いていません。しかし、昨年は2月15日頃に芽吹いているので今春もその頃に芽吹くでしょう。昨年の満開は4月6日でしたが、今年は少し早まるかも知れません。開花情報はこのブログで逐一お知らせします。

 陣場平の南側から北を見たところ。この更に手前から向こうの端まで貝母の群生地です。かなり広いことが分かると思います。北の端の菱形基線測点のところまで球根を移植したので、今年は見ごたえがあると思います。4月の5日から20日頃までが見頃になるでしょう。周りにヤマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラも咲いてそれは見事です。

 陣場平の片隅にセリバオウレンの葉。3月下旬に小さな白い花を咲かせます。

 下る途中で。赤い矢印のクヌギは木材腐朽菌に侵されていてすでに立ち枯れています。倒れるかも知れないので春に伐倒しようと思います。

 樹間から善光寺平と飯縄山。明日は10度を超えそうです。

 樹冠に木の実はありません。低い灌木にも。この時期が里山の動物にとってもっとも餌が少ないのです。ニホンカモシカは緑のロゼットやシダ類、枯れ葉も食べます。3月上旬にはツキノワグマも活動を始めます。その頃に蕗の薹が出始めるのです。

 千曲川の水位がいまだかつてないほど低いのです。右の三角のさざ波の場所は底が見えています。歩いて渡れます。昨年は梅雨の豪雨も台風の洪水もありませんでした。雪も少ないので必ず水不足になります。流れ込む小川には水が流れていません。地下水が下がってあちこちの温泉で湯量が激減しています。
 スペインは1000年に一度の大旱魃。アマゾンとアンデスも渇水。なのにリビア、ブラジルや中国などで大洪水。アラスカは大雪。この激しい気象現象を世界のある気象学者は2022年1月のトンガの海底火山大噴火で大気中の水蒸気の5%(5000万トン)にあたる量が排出されたのが原因と言っています。その影響は、熱圏や電離圏といった大気圏の最上部まで及んでいたことがこれまでの観測データの解析で明らかになっています。数週間で記録的な寒さから記録的な暑さまで気温が乱高下する原因にもなるそうで、今後数年間は続くと専門家は警鐘を鳴らしています。この冬、北米やシベリアではマイナス40度以下とすでに影響は出ています。
 春が早く杏やリンゴの開花も早いため遅霜にやられてしまいます。昨年がそうでした。果樹農家の方は今年もかと心配しています。水不足で稲作も心配です。都会に住む人は今から食料備蓄を考えた方がいいかも知れません。「トンガ海底火山噴火 影響」で検索してください。

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『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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快晴の善光寺平。ピーカンの北アルプス。仁科三山と白馬三山の雄姿。長野市民の山・飯縄山(妻女山里山通信)

2024-01-29 | アウトドア・ネイチャーフォト
 快晴の善光寺平。撮影機材を積んで茶臼山へ向かいました。冬晴れといっても北アルプスが完璧に見えるドピーカンの日はそうないのです。今年は里山や麓でも積雪が殆どないので、空気が酷く乾燥しています。積雪があれば60%前後ですが、このところは40%前後で、酷い時は30%まで下がります。肌がガサガサになるので五島列島の純正椿油を風呂上がりに塗っています。

 茶臼山の北アルプス展望台へ。ここはグーグルマップにも地形図にも載っていません。拙書の茶臼山のページの地形図には載っています。ここから見える北アルプスを南から撮影していきます。左に蓮華岳(2799m)、右奥に針ノ木岳(2821m)。蓮華岳と針ノ木岳の間にあるのが針ノ木峠(2536m)。非常に険しい山岳地帯ですが、古くは信濃国と越中国を結ぶルートの要衝だった歴史ある峠です。一番右の小さな頂きはスバリ岳(2752m)。

 ここから仁科三山。土豪の仁科氏に由来します。爺ヶ岳(2670m)。栂山・栂谷ノ峯・後立山・五六ヶ岳・爺岳・爺子岳とたくさんの別称があります。南峰と本峰の間の白沢の上部には、春に種蒔きをする老爺の雪形が見られ、山名の由来となりました。天然記念物の雷鳥も生息します。

 鹿島槍ヶ岳(2889m)。山頂の右手の陰になっている谷には、平家の落人が隠れたというかくね里があり、上部の雪渓は2018年に長野県初の氷河であると認定されました。かくね里の人々は、やがて大川沢を下り鹿島川の辺りに住み、それが今の鹿島集落とか。ただ、鹿島神社には807年(大同2年)には集落があった記述があるそうで、平家追討以前にすでに集落があったことになります。戦国時代の天文年間の大地震で鹿島槍が大崩壊し、麓が大被害を受けたため、地震の神様である鹿島神社を勧請したともいわれています。ここ茶臼山からの直線距離は、約33キロです。

 五竜岳(2814m)。春に武田菱の雪形が現れることで有名ですが、山頂の右下に見えています。旧字体では五龍嶽。名称は武田の領地であった御菱(ごりよう)から。右の小ピークは白岳。

 仁科三山の鹿島槍ヶ岳と五竜岳。手前は篠ノ井の山布施の集落。向こうの里山山脈との間には、犀川の深い谷があります。

 Wに切れ込んだ不帰ノ嶮(かえらずのけん)。右は天狗ノ頭。北アルプス縦走の厳しい場所。

 白馬三山の左から白馬鑓ヶ岳(2903.11m)、杓子岳(2812m)。

 白馬岳(2932.24m)。右へ長い尾根をたどると、朝日岳などを経て栂海新道は、親不知の日本海へと続いています。フォッサマグナの成り立ちと深い関係があります。糸魚川市のフォッサマグナミュージアムに行かれることをお勧めします。当ブログでも何度か紹介しています。

 白馬三山の雄姿。明治時代に帝国陸軍陸地測量部が地図を作るために白馬村に訪れた時、この山々には確固たる山名がありませんでした。岳山(たけやま)とか西山とか適当に呼んでいたそうです。そんな馬鹿な話があるかと役人に怒られて、長老が集まって必死に考えて命名。雪型の代かき馬からとって代馬岳、貝杓子に似ているので貝杓子岳、長いので貝を取って杓子岳、尖っているので槍ヶ岳、しかし槍ヶ岳、鹿島槍と既にあるので駄目だと言われて白馬鑓ヶ岳と命名。西山にいる山の主で天狗の尾根、身の程を知らぬ者が天狗に近づこうとして帰れなくなったので不帰ノ岳と命名して今に至ります。代馬岳は、実際の地図では白馬岳となっていましたが、村人達は長い間その事実を知らなかったそうです。(出典:『北アルプス白馬ものがたり』石沢 清著)

 右手前にある里山は拙書でも紹介の虫倉山(1378m)。そこで虫というのは古代は蛇(龍)のことであるとか、松代藩の領地で尊崇されていたということを記しています。旧中条村の方たちが「むしくら」という非常に詳しい研究書を出されていて、拙書の記述の際も参考にさせていただきました。本では不動滝に生息するハコネサンショウウオの写真も載せています。神城断層地震で山頂の4割が崩落してしまいました。

 眼下の山布施の集落。よく見ると耕作放棄地があちこちに。もの凄く山奥に見えますが、長野駅まで車で30〜40分。充分に通勤圏なのです。

 やはり雨の少ない地域なのであちこちにため池があります。春になり木々が芽吹き山桜が咲くと桃源郷。

 麓の最高気温は8度近くになった様ですが、茶臼山は氷点下2、3度でした。ただ無風なので寒くはありません。下ってくる時に下の茶臼山動物園からバオーンというライオン?の吠える声が聞こえてきました。買い物をして妻女山展望台へ。飯縄山(1917m)。山頂は右の頂きです。左の南峰には飯縄神社の奥宮があり、上のカットではその建物が見えます。祭神の飯縄権現(飯綱大明神)は、管狐(くがきつね)を使って術を行う飯縄遣(いいづなつかい)の仏神。山岳信仰が発祥といわれる神仏習合の神です。その姿は白狐に乗った烏天狗で、大日如来の化身の不動明王のさらなる化身といわれています。
 暖かいです。地球温暖化なのかしら? いえ違います。シベリアや北アメリカではマイナス40度以下の大寒波。ドイツもかつてない大雪でEV車が大変な事になっています。日本はこのまま暖かい春になりそうですが、信州は雪不足からの水不足に悩まされそうです。千曲川の水位も低く、温泉も地下水なので湯量が激減して困っています。

Chopin Nocturne╱Alice Sara Ott ショパンの遺作ノクターン(夜想曲)。アリス=紗良・オット。:完璧なタッチと美しさ。月光に映える青い北アルプスを想う。


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寒風が厳しい中を妻女山から陣場平へ登りました。暖冬ですが春はまだ遠い?いや早そうです(妻女山里山通信)

2024-01-26 | アウトドア・ネイチャーフォト
 8日に積雪5センチの妻女山に登って以来の堂平大塚古墳と陣場平です。この冬最大級の大寒波が襲来しました。関ケ原では高速道路で車が大雪に閉じ込められましたが、善光寺平は雪がちらつく程度で善光寺で5センチ、妻女山は1センチにもなりませんでした。戸隠連峰などが雪雲をブロックしてくれるのです。飯山は北の信越トレイルの山々が低いので豪雪地帯なのです。

 北側の林道は日陰なので少し雪がありましたが、ガチガチに凍結している感じではありません。まず堂平大塚古墳のログハウスへ。異常がないか見ました。日当たりの良い斜面に福寿草が出ていないか見ましたがまだでした。ちなみに昨年は2月4日に福寿草が咲いていました。今年も早いと思います。花粉の飛散も早いでしょう。抗アレルギー剤とナザールスプレーは必須です。ナザールスプレーはコロナウィルスにも効くそうです。

 横穴式の堂平大塚古墳。杉の落ち葉と落枝が多い。春に掃除したいですね。

 陣場平入り口に昨年設置したインセクト・ホテル。昆虫の越冬のための施設です。近づいたら羽虫が何匹か飛び立って行きました。中に甲虫がいるかは、いたら可哀想なので確認していません。

 川中島の戦いで上杉軍の陣地となった陣場平。積雪があればアニマルトラッキングができるのですが。何もいません。冬鳥も少ないですね。離れたところからヒヨドリの鳴き声がしただけです。飯山の方から寒風が吹いてくるので寒い。冬芽もまだ固く膨らみ始めてもいません。

 妻女山里山デザイン・プロジェクトで保護活動をしている貝母(ばいも・編笠百合)の群生地の場所。雪がないので地面が凍結して霜柱ができています。貝母の芽吹きは3月上旬でしょう。昨年メンバーと多くの球根を植えたので開花が楽しみです。

 柏(カシワ)の落ち葉。他にはクヌギやゴヨウアケビなど。よく見ると緑色の葉も見えます。

 長坂峠に戻りました。斎場山(旧妻女山)。枯れ葉が落ちないで残っているのはヤマコウバシ。受験生のお守りです。

 長坂峠から北の眺め。眼下に千曲川。右向こうに飯縄山。雪がないのもあってか週末にイノシシ狩りのハンターも入らなかった様です。轍もハイカーの足跡もありません。積雪があるとファットバイクやマウンテンバイクの人やハイカーも訪れるのですが。

 妻女山展望台から西の茶臼山。右奥に虫倉山。晴れていれば左奥に北アルプスの白馬三山が見えるのですが。ピーカンになったら北アルプスの撮影に行くつもりですが、なかなかなりません。前回は8日でした。気温が上がると立ち昇る水蒸気で霞むので厳寒でないとだめなのです。

 北の飯縄山。雪は少ないですね。川向うに長野パルセイロのホームスタジアム。今年こそJ2に上がって欲しい。

 北東には高社山。あの山の向こうは木島平や飯山。豪雪地帯ですが今年は少ない様です。高社山の麓に広がる白い部分はブドウやリンゴの果樹園です。左手前にはホワイトリングとエムウェーブが見えます。緑の橋の左側の手前の堤防脇には武田典厩信繁の墓がある典厩寺があり、そこの博物館は歴史マニア必見です。武田信玄や信繁、上杉謙信の本物の遺物が展示されています。

グリーグ ピアノ協奏曲 第1楽章(アリス=紗良・オット) :こんな風景にはノルウェーの作曲家グリーグのピアノ協奏曲が似合います。現在、私が最も大好きなピアニスト。難病を乗り越えたからには、さらにグレードアップしてくれると信じています。彼女のショパンのノクターンは鳥肌が立つほど素晴らしい。



 東の松代方面。今日は根子岳や四阿山は見えません。積雪があると湿度が高いのですが、雪がないのでカラカラに乾燥していて寒風が身に堪えます。乾燥が凄いので口角炎になってしまいました。やれやれ。患部には熊の油を塗っています。

 松代方面の望遠カット。左には大きな奇妙山。麓の斜面は杏畑。4月はじめの満開時はそれは見事です。2014年の大豪雪のあと2018年が最後の冬らしい冬で、その後は暖冬続き。2020年の初積雪はなんと2月9日でした。そして数日後には最高気温が17度と4月並み。今年もかなり早い春になりそうです。

「野沢菜のおやき」暖冬で野沢菜漬けの乳酸発酵が進んで古漬けの様になりました。そこでおやき。一気に作れる挟みおやきです。野沢菜はある程度塩抜きして刻み、地大根、人参、えのき茸とごま油で炒めます。味付けは昆布鰹出汁顆粒、炒り粉、牡蠣ソース。生地は伊賀筑後オレゴンにとろろ、炒り粉、卵でややゆるめに溶きます。両面中弱火で6分づつ蓋をして焼いてできあがり。鶏ひき肉や海老、牡蠣などを入れるとさらに美味しくなります。
 具をたくさん作って常備菜に、チャーハンにも使えて便利です。あんかけにして海苔を加え卵を流すと福建風チャーハンに。

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2024年の新年会は吹雪の中を戸倉上山田温泉へ。國楽館戸倉ホテル、やきとり安兵衛、タイスナック響などなど(妻女山里山通信)

2024-01-14 | 歴史・地理・雑学
 2024年の新年会は大荒れの吹雪の中を運転して恒例の國楽館戸倉ホテルに集まりました。道路は結構混んでいました。スピードは30キロで車間距離はいつもの二倍。道路は凍結していてちょっとブレーキを強めに踏むとABSが効いてガガッと滑ります。スタッドレスも万能ではありません。地元の人ほど慎重な運転をします。溶けて翌朝凍結してブラックアイスバーンになったらスタッドレスでも酷くスリップしコントロールを失います。

 全員が揃ってまず持ち寄った日本酒や焼酎、ワインなどをでメンバー自家製の野沢菜漬けや大根漬けなどで一献。高校の同級生のホテルなのでこういうワガママもできるのです。ではぼちぼち出かけようかと。今年は夕食をキャンセルしてやきとり安兵衛に向かいます。幸い雪は止みました。

 戸倉ホテルのロビー。古いというかもうボロボロです。ただ造作はしっかりしていて天井の細工などは見事なものです。各部屋の組子指物なども今ならうん十万円するかなというものもあります。何気なく飾ってある書や絵画、流木の置物なども要チェック。ホテルというよりどう見てもボロ旅館ですけが、ボロっていうのには理由があります。最後に出てきます。このレトロ感が若い人に受けていて、この日も若い人が二グループほど宿泊していました。我々も数年前に知ったのですが、右の階段の裏には地下室へ行く階段があり卓球台があります。

 スナックやクラブが並ぶ新世界通りへ。80店ほどあるそうですがどうでしょう。ずいぶん閉店した店もある様ですが。知り合いのスナックをやっていたタイの夫婦は帰国した様ですし。一般の客が旅館やホテルから出てくるのは8〜9時ぐらいですね。射的も開店します。

 雪道を繁華街の外れに向かって歩きます。知る人ぞ知るやきとり安兵衛。2年ぐらい前にタイやフィリピン、日本人のお姉さん達を集めて私が幹事をしてして飲み会を開いたことがあります。

 枝豆のお通しにこれはアワビの肝。そして焼き鳥6種類を頼みました。ここの焼鳥は本当に美味しい。鶏肉がまず美味しいのです。

 砂肝に梅しそ巻きですかしら。基本塩なんですが別に壺に入っったタレがでてきます。これがまた美味しい。

 トマト巻き。他に海老の塩焼き、あん肝酢など色々頼みました。瓶ビール大瓶を三本飲んだ後で、二階堂の焼酎の一升瓶を頼みお湯割りでいただきました。店内はこんな感じ。我々は小上がりの座敷で。以前は座卓だったのですがテーブル席に改修されていました。こちらの方が腰が痛くならなくていいですね。

 ご主人と女将さん。他に若旦那と奥さんがいます。家庭的で暖かい居酒屋です。地元の人がほとんどですが、観光客も調べて評判を知って来る様です。おいおい何してるのよ。黒板に書かれたメニューです。安くて何を食べても美味です。

 9時で閉店なので、次にタイのスナックへ。知り合いのタイの女性がやっているスナックは休みでした。そこで客引きのおばさんに進められて響というスナックへ。戸倉上山田温泉のタイのスナックのシステムは、1時間で、まずハイボールなど飲み放題で3000円。女性が飲むドリンクが1000円。カラオケが1000円で3曲歌えます。というわけで一人5000円でした。明朗会計です。日本人のホステスがいるスナックは行ったことがないので分かりません。ディープナイトライフは自分で調べてください。

 さて帰ります。この三人は飲み足りないのか落語家がやっている居酒屋へ。Vサインを出しているK君のYou Tube「小山少年」で盛り上がったとか。先にラーメンを食べて帰ると行った二人を追って私も帰りました。で、また飲み直し。

 翌朝はピーカン。まず朝風呂にゆるゆると入りました。冬なのでやや温めでしたが泉質は美人の湯といわれる様に最高です。日帰り入浴も500円でできます。温泉のパイプの上を猫?いや違いますね足跡が大きい、タヌキかハクビシンでしょう。山に近いのでいても不思議はありません。
 実は昨年からここだけでなく近隣の温泉でも湯量の激減が問題になっています。昨年の少雨による渇水が原因といわれています。梅雨の豪雨も台風での洪水もなく千曲川の水位はいまだかつて無いほどに低いのです。温泉も地下水ですからそのために減少しているのかも知れません。暖冬で雪も少ないし。2022年1月のトンガの海底火山の大噴火で大気中の水蒸気の10%が放出されたことで、世界中で大洪水や大旱魃、暖冬や厳寒が起きています。その水蒸気が海に帰るまで世界中で異常気象は続くと世界的に高名な気象学者は言っています。

 旅館の中はあちこちに昭和レトロが見られます。昔は動いていたジュークボックス。「いとしのエリー」「ダンシング・オールナイト」「ダンスはうまく踊れない」「真夜中のドア」「北酒場」とか懐かしい名曲の数々。そういえばスナックでも80年代ポップスを仲間が歌っていました。今世界的に人気があります。
                   石川セリ SERI ISHIKAWA ダンスはうまく踊れない 「 八月の濡れた砂」も名曲。



 2018年にテレビ東京で「日本ボロ宿紀行」というドラマのロケがありました。もう公式にボロ宿認定されたわけです。ポスター。ここに書かれたスナックは皆ママやホステスが日本人のスナックです。若い女性も気軽に飲めるお店です。戸倉上山田温泉は歴史が浅く、湯治場ではなく公務員や会社員の遊興温泉として栄えてきたので隆盛期には芸者が400人もいました。ストリップ劇場も二軒ありました。現在は家族やグループ向けに転換してすっかり様変わりしています。
 インバウンド需要も掘り起こしたいところでしょうけどスキー場などのアクティビティが無いんですね。千曲川でカヤックツーリングとか堤防道路を整備して塩田平へ歴史サイクリングとか、姨捨や五里ヶ峯などの里山を活かして拙書で紹介のトレッキングやトレランもありだと思うのですが、官民協力して相当頑張らないといけませんね。
ドラマ25 「日本ボロ宿紀行」テレビ東京 :売れない歌手とマネージャーの旅。出演:深川麻衣、高橋和也
●テレ東のドラマを忠実にたどったルポです。
【ボロ宿】長野県千曲市『戸倉ホテル』に泊まる。ジュークボックスがあるレトロな宿。【日本ボロ宿紀行】【前編】
【ボロ宿】長野県千曲市『戸倉ホテル』に泊まる。ほろよい銀座で呑んだ後に露天風呂で一息つける宿。【日本ボロ宿紀行】【後編】

 戸倉ホテルの入口には立派な木彫りが。鬼瓦もなかなか凝ったものです。近くには大隅流の見事な宮彫りのある神社もありますがこれの彫師の名は不明です。

 斜向かいにある笹屋ホテル。戸倉上山田温泉の始祖の由緒あるホテルです。うん十年前にここで披露宴をしました。料理は陳建民の愛弟子が作る中華料理で、出席した友人たちも絶賛していました。別棟の「豊年虫」は登録有形文化財。後ろは八王子山。ここからロングコースで冠着山(姨捨山)への登山コースがあり拙書で紹介しています。春のカタクリの季節がお勧めです。旅館に一泊して山登りもいいものです。

 お土産に辰年のタオルと六文銭まんぢうを頂いて帰ります。車がガチガチに凍っていたので暖機運転をする間に裏手の堤防へ。千曲川と、これも拙書で載せている五里ヶ峯。展望の素晴らしい里山です。
 当地は、映画「ペルセポネーの泪」のロケ地にもなりました。主演は渡辺秀・剛力彩芽。下のリンクはその記事です。
信州の千曲市が舞台の映画『ペルセポネーの泪』を観に行きました(妻女山里山通信)

 帰りに千曲川の堤防上から戸隠連峰と飯縄山。それにしてもなんという美しい青空でしょう。

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『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
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善光寺平にこの冬の初積雪。妻女山から陣場平へ車で登りました。アニマルトラッキングも(妻女山里山通信)

2024-01-08 | アウトドア・ネイチャーフォト
 7日の夜から信州の善光寺平では雪がちらつき始めました。明けて8日の朝にはほぼ止んで8時すぎには晴れてきました。妻女山の麓では積雪5センチ程度でした。能登半島地震の被災地でも相当の降雪があった様で、二次災害が心配です。今回の大地震の前には群発地震が続き、2023年5月5日には震度6弱の地震がおき被害が出たのです。専門家はさらに大きな地震が来る可能性もあると警告していました。しかし、政府と石川県は備蓄や災害対策の増強を何もしてこなかったのです。救助や復旧が困難という地理的条件も分かっていたはず。五輪や万博には何百億も財源など言わずにさっと出すのに、災害対策費は削減したのです。なぜでしょう。自民党議員にお金が入らないからです。こんな利権まみれのカルト政権は一日も早く潰さないと次に犠牲になるのは私達、あなた方です。

 雪による倒木がないかなどを偵察に陣場平まで車で登りました。まず妻女山展望台で撮影。西の茶臼山方面。北アルプスは雲の向こう。暖冬で今回が初積雪でした。幹線道路はすでに溶けていますが、明朝は水溜りはアイスバーンになります。

 北方の川中島と長野市街地方面。積雪は18センチとか。南北でかなり違います。飯綱山と戸隠連峰は雲の中。豪雪地帯の信濃町は55センチの積雪とか。

 北東の中野、飯山方面。やはり豪雪地帯です。今日は高社山も信越トレイルの山並みも見えません。

 東方の松代方面。四阿山の山頂が見えます。雪不足だった菅平のスキー場は喜んでいるでしょう。

 望遠で茶臼山。成人の日で休日なので国道18号も上信越自動車道も車は少なめです。

 北方の富士ノ塔山方面。ほぼ山頂まで車で登れます。山頂は古い山城。

 松代方面には奇妙山。ここも山頂は古い山城。左手前は真田幸隆に攻略された東条氏の尼厳山。拙書でも載せていますが展望が素晴らしくハイキングで人気の里山です。

 陣場平。無風で静かです。時々シジュウカラのさえずりが聞こえるだけ。貝母の芽吹きが待ち遠しい。気温はマイナス2度か3度ぐらい。

 3月の重い雪と違ってまだ軽いので落枝もありませんでした。ほぼ無風です。

 アニマルトラッキングを。これは足跡が真っ直ぐに続いていたのでホンドキツネでしょう。

 こちらは、ニホンカモシカの足跡。彼らが通る獣道にありました。冬はもっとも餌になるものが少ない季節。シダ類や枯れ葉も食べます。春先に蕗の薹が出ればそれも食べます。他にはタヌキ、ホンドテン、ノウサギなどがいるのですが見られませんでした。

 陣場平入り口のインセクトホテル。昆虫の越冬のために設置したのですが、なにかいるでしょうか。

 長坂峠に戻ります。右のエノキ(榎)の樹下にはオオムラサキの幼虫が越冬しているはずです。それもあって昨年に伐採と除草を行いました。

 長坂峠から北の千曲川と川中島。手前には茶色の枯れ葉のヤマコウバシ。

 林道にはガードレールが無いので徐行スピードで慎重に下ります。これが一度溶けて凍結するとスタッドレスでは登れません。スパイクアタッチメントかチェーンが必要になります。

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『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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2024 ジャパニーズ・ヘビメタガールズバンドの特集。派手に激しく艶やかに華やかに(妻女山里山通信)

2024-01-06 | BABYMETAL・LOVEBITES・ジャズ・宮本佳林・クラシック
 2024最初の音楽特集は、ガールズバンドのヘビメタ・ハードロック特集。BABYMETAL以外は、テレビではまず取り上げられることはないだろうハイレベルのガールズバンド。フルスクリーン、フルボリュームで。衝撃を受けるでしょう。これらを観るとテレビは既に終わったメディアだと思わずにはいられません。ニュースから何から全部アイドルやお笑いが出ていて低俗な情報バラエティ番組ばかりです。昔はそうではなかった。もっとメリハリがついていました。まともな報道番組ってTBSの「報道特集」ぐらいでしょうか。ということで、年末年始はYouTubeやDVDで音楽や映画を見て過ごしています。読書も。たまに山登り。新年恒例のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサートは、夜に観るのがきつくなってきたので再放送で観ます。


■BRING ME THE HORIZON // KINGSLAYER ft. BABYMETAL 【NEX_FEST】:世界が認めたヘビメタガールズ。エクセレント! 彼女たちがランドセル背負っていた頃から聴いています。


■KNOCKIN' AT HEAVEN'S GATE - Live in Tokyo 2023 (Blu-ray/DVD/2CD) [Trailer]
:70、80a年代にヘビーメタルにはまった人なら分かるはず。ほぼ毎日聴いています。


■East Of Eden / Evolve [Extended Version] (Music Video):なんてエレガント。なんてエモーショナル。


■BAND-MAID / Puzzle (Official Live Video):メイドファッションが売りではない。Amazing!


■NEMOPHILA / RISE [Official Music Video]:激しく激しく激しく美しい。


■So what (cover) - TOKYO GROOVE JYOSHI (twin bass) :最後はアダルトなファンキー・ジャズで


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2023大晦日。大地震で幕を開けた2024元日。二つの戦争の行方。トンガの大噴火による異常気象はまだ続く予想(妻女山里山通信)

2024-01-03 | 男の料理・グルメ
 なにかと慌ただしかった2023大晦日。大地震で幕を開けた2024元日。案じられる二つの戦争の行方。トンガの大噴火による異常気象はまだ続く予想です。能登半島地震で亡くられた方にはお悔やみを、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。2011年の東北大震災の時は、ツイッター社の日本人社員が気を利かせて独断でサーバーを3倍に増やしたのです。なのでツイッターが機能した。しかし、今回はイーロン・マスクになって彼は退社したそうで増強できなかったことにより許容量を超えてXは自動配布が使えなくなったのです。SNSを自国で構築できないとこういう事態になるのです。そして消防や救急の初動は早かった様ですが、日本政府の対応はあまりにも遅く酷いものです。重要な情報は左のツイッター(X)でリポストしています。
 民主党菅政権は、3.11東日本大震災時、一晩でこれだけの体制を整えました。警察2000名 消防3000名 自衛隊8000名 航空機300機 艦船3000隻 全国の備蓄品確認と輸送方法検討。当時のツイッターでは「枝野寝ろ」がトレンドになったほどでした。そして野党自民党は、民主党の復興策にすべて反対したのです。
 1月4日、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」から発進のLCACが輪島市に上陸し重機を陸揚げ。5日、幹線道路が復旧しました。災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Teamの活動も開始しました。

 大晦日は息子達と宴会。左は仲間のひとりの葡萄畑で採れたブドウで作ったロゼワイン。ひと口飲んで息子がこれはワインじゃないな。ワインビネガーですね。今年醸造したかなりヘビーなワインに期待しましょう。次は女性杜氏の特別純米酒。純米吟醸の幻舞が有名で飲みましたが、これも非常に甘露でした。次は多摩の明治復刻ビール。ホップと麦のバランスが非常に良く美味です。最後は蓼科のシードル。辛口でドライ、香ばしくて美味です。

 年越しというので餃子。豚と砂肝とラムの三種類。ラムのものがモンゴル料理だねというほどエスニックで美味でした。昔は週末に家族全員で作りました。自作のお醤油豆に本漬けの野沢菜漬け、エリンギ入りのキムチなどなど。何十年ぶりかに紅白歌合戦を。他を見ていてそろそろかとザッピングするとQueen。時間が経ってザッピングするとAdo。多分と思ってザッピングするとあいみょん。神がかった様に見たいものだけ観られました。「愛の花」を聴いて涙ぐむ浜辺美波さんを観ていい年の瀬だと思いました。

 ゆるゆる起きて元旦。我が家伝統の「おしぼりうどん」です。前の記事で詳細を書いているので省略します。午後はゆるゆるとサッカー日本代表のタイ戦を鑑賞。5-0と大勝。そして4時過ぎに緊急地震速報。長野でも長周期振動が長く続きました。これはどこかでもの凄い大地震が起きたと直感しました。子供の頃に2年も続いた松代群発地震を経験しているので、地震に関してはトラウマになっています。で、防災措置を色々しています。平安時代中期の『日本三代実録』には貞観地震のことが生々しく書かれています。これだけの地震大国なのに自公政権は防災予算を大幅に削っているのです。原発再稼働などもってのほか。なんと政府は珠洲市に原発を造ろうとしていたのです。世界最大級の柏崎刈羽原発は複数の活断層の上に建っています。

 2日に初詣は墨坂神社へ。神橋がそれこそ神様しか渡れない構造です。4つほど合祀されている様です。南方熊楠が猛反対した合祀令。それにより多くの神社が消滅し鎮守の森と貴重な自然が失われました。

 本殿参拝の後で西宮神社へ。商売の神様で恵比寿様の御札が配られていました。多くの善男善女が参拝に訪れていました。

 昼は生の丸鶏を生姜と長葱、塩で茹でてスープを取ってアゴ出汁と合わせてお雑煮。絶品。翌朝は蕎麦のつけ汁に。

 妻女山松代招魂社へ。取り壊された拝殿。これを見て建築デザイナーの次男がこの状況では当分再建できないだろうなと。そうですね。何千万円も必要ですからね。クラウドファウンディングをしたらどうでしょう。

 展望台後ろにある大正天皇が皇太子の時にご覧遊された石碑とお手植えの松の痕跡。展望台には観光客も。展望台下の妻女山の川中島の戦いの看板の英訳が色々な意味で面白いと。まあ直訳をしようとしてそうなってしまったのでしょう。「鞭声粛粛」とか英訳は難しいですよね。〜With hushed and noiseless whip and spurでしょうか。without making a fussなら粛粛ですよね。全文は現地で確かめてください。

 展望台から北アルプス。白馬三山の雄姿。麓はもちろん里山にも雪はありません。

 戸隠連峰。高妻山の山頂は雲の中。千曲川の澄んだプルシャンブルーが美しい。

 飯縄山。手前に長野パルセイロのホームスタジアム。今年はもう少しいい成績で山雅と共にJ2に上がって欲しい。と帰宅したら日本航空の事故。海保の飛行機は能登半島地震の救援に向かうところだったとか。いやはやなんとも言葉をなくします。ヒューマンエラーは必ず起きます。それに対する方策がなかったことが大問題。

 松代方面。根子岳、四阿山も雪は少なめです。今年もトンガの大噴火による異常気象はまだ続くと世界の有名な気象学者は言っています。大気中に全水蒸気の10%にあたる量が噴出されたのです。リビアの豪雨や世界各地の豪雨、アンデスやアマゾンの渇水、シベリアのマイナス58度やスウェーデンのマイナス38度もその影響です。猛暑と厳寒はまだ続きます。二つの戦争といい、極悪カルト自民党の裏金問題といい、平穏な年にはなりそうもありません。国民が心底覚醒しないと本当に日本は終わるかも知れません。人任せでは駄目です。

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