モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

実山椒を採りに妻女山のご天上へ。縮緬山椒を作る。淡竹の季節。鯖の水煮缶汁。淡竹の絶品おやき。淡竹と自家製ベーコンのピラフ。土を喰らう皐月の好日(妻女山里山通信)

2024-05-30 | 男の料理・グルメ
 先日、実山椒を採りに女性が二人登ってきました。そろそろ採り時と登りました。縮緬山椒を作ります。

 山椒の実。食べ頃です。枯れて赤くなったら七味唐辛子に使えます。

 棘があるので採取にはゴム手袋が必須です。それと高い枝を下ろすためのフックも。鍋いっぱい採取するには1時間はかかります。

 山椒の木に絡みついて咲くスイカズラ(吸葛・忍冬)。抗菌、血圧降下、抗炎症、抗痙攣、穏やかな利尿の薬草。スイカズラ茶は市販されています。美肌効果があるとか。

 イボタノキ(水蝋樹)も咲きました。ウラゴマダラシジミの食草です。カイガラムシの仲間のイボタロウムシが樹皮に寄生し、白いロウ状物質であるイボタ蝋が取れ、家具の艶出しとか薬とかに利用されてきました。

 クサフジ(草藤)かナヨクサフジ(弱草藤)の花。花筒が長いのでヨーロッパ原産のナヨクサフジかな。小さなシジミチョウが吸蜜していました。

 クサギ(臭木)の幹にキクラゲ(木耳)。ありがたく頂きました。トマトと卵炒めにしたり、中華風のオムレツにします。

 陣場平へ。シジュウカラとガビチョウの鳴き声。ウスバシロチョウは今年は数が少ない。3月の数回あったなごり雪の影響でしょうか。

 前日の豪雨でほとんどが倒れました。ここは上にヤマグワの葉が覆っていて倒れていません。間にヒカゲイノコズチ。貝母が消えたら除草します。

 貝母の実。梅雨明け頃に枯れて裂けて種が弾き飛びます。満開の貝母は左のアーカイブから4月の記事をご覧ください。山桜、霞桜、大山桜も咲いて桃源郷です。

 縮緬山椒。普通は佃煮にしますが、薄味で煮込みます。本当はコウナゴなのですが、無かったのでチリメンジャコで。山椒の実は一度茹でこぼします。昆布鰹干し椎茸の出汁で煮ます。清涼感たっぷりの美味しい煮物ができあがり。店で出しているところは聞いたことがありません。唯一無二の土を喰らう皐月の滋味です。

 淡竹が出始めました。これで380円。親戚の山に行けばタダで採り放題。両親が健在の時は行ったのですが、竹藪の熊が出るかもしれない山中での採取はけっこう大変なのです。実際この時期は子連れの熊が淡竹の筍を求めてやってきます。二度ほど遭遇したことがあります。一度は子熊だけ。びっくりして母熊の方へ逃げていきました。二度目は50mぐらい上の林で崖下の泉に水を飲みに行った母熊に置いていかれた子熊が泣き叫ぶ声。いずれも事なきを得ましたが、要注意です。

 淡竹はアクが少ないので一度糠で茹でこぼすだけ。普通は若竹煮とかでしょうけれど、信州ではなんといっても鯖の水煮缶詰との味噌煮です。根曲がり竹もこれ。味噌は仲間と作った信州糀味噌。馬鹿旨です。この時期信州に来たら絶対にこれを食べるべきです。次は淡竹と合いびき肉の中華風おやきを作ります。これも市販では食べられない極旨の逸品です。

「淡竹と新玉葱と合挽肉のおやき」 昨年初めて作って馬鹿旨だったので作りました。皮は幻の小麦、伊賀筑後オレゴンに長芋のとろろ。具の味付けは、手作り信州糀味噌、昆布鰹出汁顆粒、牡蠣油、胡麻油、胡椒。加えて今回は五香粉と鶏出汁顆粒を少し入れました。包んだら両面を胡麻油で焼き目をつけて沸騰したお湯で25分強火で蒸します。極旨のおやきができました。お皿は食器好きなら分かるでしょう。ノリタケの花更紗。70年代に一世風靡した食器。セットで買ったらとんでもない値段ですが、半端ものが国立の陶器店で売られていて貧乏美大生の私でも買えました。

「淡竹と自家製ベーコンのピラフ」昨年作ってあまりの旨さに悶絶。今回は改良版です。材料は茹でた淡竹、自家製ベーコン、鶏胸肉。新玉葱。コンソメ顆粒、白トリュフの白出汁醤油、マジックソルト、白ワイン、バターで炊き込みます。改良した点は、更にハーブの香りをとエルブ・ド・プロヴァンス(ミックスハーブ)を加えたことです。昨年よりハーブの香りも強く自家製ベーコンの味と香りも濃い目なので、シャルドネの白ワインが合います。

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な人生が見られます。

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『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
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斎場山と妻女山を中心とした旧岩野村と旧清野村の字と小字名。「川中島の戦い」と「古代科野のクニ」(妻女山里山通信)

2024-05-28 | 歴史・地理・雑学
 斎場山(旧妻女山)と妻女山(旧赤坂山)を中心とした旧岩野村と旧清野村の字と小字名をまとめてみました。斎場山は川中島の戦いで上杉謙信が最初に本陣とした山頂で古墳(円墳)です。また古代科野のクニの遺跡です。かなりローカルでマニアックな内容ですが、「川中島の戦い」や「古代科野のクニ」を知る上では極めて重要なことなのです。

 長野電鉄河東線の記述があるので1922年(大正11年)以降の地図です。妻女山と招魂社は清野村に属することが分かります。次の地図では岩野に属する様に変わっています。陣場平は岩野ですが、これも清野に変わっています。岩野側の字名が妻女で、清野側の字名が妻女山。これも地名の混乱の元となっています。御陵願平(ごりょうがんだいら)は竜眼平(りゅうがんだいら)と記されていますがこれは御陵願平の陵願が竜眼に転訛した俗称です。また天城山(てしろやま)に倉科坂とありますが、反対側の倉科へ行く時に登る坂という意味です。地図中央やや左の堤防に川式(敷)という字名がありますが、これは旧千曲川の河道の跡で妻女山にぶつかっていました。高速でなくなりましたが、昔はそれを示すヒビ池(蛇池)という池がありました。御陵願平の南側の斜面に字名の記載がありませんが、土口村誌には字北山とあります。

 1986年(昭和61年)のゼンリンの地図。妻女山と招魂社は岩野側だと分かります。会津比売神社は合津と間違えています。斎場山は記載がありません。ということで私は斎場山の名前復活の活動を始めました。グーグル・マップにも記載されるよう申請して現在はあります。高速道路がまだ無いので、会津比売神社の横から東へ道が続いていました。現在は高速をくぐるトンネルがあります。岩野村の妻女のノケダンは野毛壇。崖と平らな壇という意味です。

 旧岩野村、清野村、西条村の字名と小字名です。〔〕内が小字名。明らかな間違いもあります。清野山の妻女山にチゲ窪とありますが、千ゲ窪が正しい。千ガ窪、千人ガ窪ともいいます。上杉軍が千人の兵を隠したという故事からの命名です。笹崎の御陵安平は御陵願平が正しい名称。転訛して龍眼平とか両眼平とか。長野市は中心部でも字や小字が残っていますが、使わないところは廃れてしまっているでしょう。畑の名前で残っている場合もあります。カタカナで書かれているものは、漢字が想像できるものもありますが、これはなんだろうと思わせるものも。地名には歴史が詰まっているので面白い。安直にディベロッパーが光ケ丘とか名付ける愚かさが分かります。

 明治13年の埴科郡誌から岩野村。岩野は昔、斎野であった。それは斎場山に由来すると記されています。それが上野(うわの)村となり、江戸時代に岩野村へ。岩など無く砂地なのになんとセンスのない命名かと。せめて本来の意味をとって祝野村とすれば良かったのに。妻女山といい松代藩にネーミングのセンスが無かったのが悔やまれます。土口村誌には、斎場山(さいじょうざん)について、「また作祭場山、古志作西條山誤、近俗作妻女山尤も非なり。」とあります妻女山(さいじょざん)では読みが違ってしまうためでしょう。

 岩野村の続き。斎場山について記しています。斎場山一帯が上杉謙信の陣営跡であるということも。物産の動物の繭は養蚕が盛んだったから。植物に米が無いのは砂地で水田が無かったから。サツマイモを大量に栽培していたことが分かります。ブドウも。我が家の祖先は酒造免許を持っていて、葡萄酒を作って売っていたそうです。

 清野村。土豪の清野氏は源氏村上の系統で、川中島の戦いでは親子で敵味方に分かれて一族の存続を図りました。清野氏の鞍骨城跡は山城マニアに人気の山で全国から訪れます。12月の積雪前か4月の芽吹き前に登ることをお勧めします。当ブログでも何度か紹介しています。豊臣秀吉の国替えにより、清野氏を含め善光寺平の土豪は家族家来を含め全員が会津へ行きました。海津城は、もともと清野氏の清野屋敷・禽(とり)の倉屋敷があったところです。
 『埴科郡誌』や『更科郡誌』などの明治の地方史誌は、もっと注目されていいものです。明治34年発刊の『信濃寶鑑』全3巻や、大正元年(1912年)から同3年(1914年)にかけて全5巻に別けて刊行し、新編信濃史料叢書」全25巻として再編され、昭和45年(1970年)から同54年(1979年)にかけて刊行された『信濃史料叢書』も後の『長野県史』につながるものであり重要です。また、松代藩の『真武内伝』や松本藩の『信府統記』、俳人の瀬下敬忠が宝暦3年(1753年)に完稿した信濃国の地誌『千曲之真砂』なども長野県の歴史を知る上で欠かせないものです。

 地形図において妻女山の名称が指す山が移動してしまったことが分かる地図2枚。左は昭和43年(1968年)発行のもの。妻女山は斎場山の場所を指しています。右は昭和58年(1983年)発行のもの。妻女山は現在の地形図と同じく旧赤坂山を指しています。この一件で赤坂山が妻女山となり、斎場山は名無しになってしまったのです。そこで、斎場山という本名を復活させるべく活動を始めました。長野郷土史研究会の会誌に「妻女山の真実」という小論文を載せてもらったり、ブログで何度も発信し、拙書にも斎場山を入れました。またグーグル・マップにも掲載を申請し記入されました。斎場山という名が徐々に知れ渡る様になり今に至ります。自然地名というのは重要な文化遺産なので大事にしなければならないのです。

「河中島合戰圖」小幡景憲彩色。武田の軍学書『甲陽軍鑑』の編者。斎場山南の陣場平に陣小屋が七棟建てられた図が描かれています。合戦後50年位(1610年頃:江戸時代初期)に描かれた絵ですから布陣の位置の正確な描写は無理としても、その内容はかなり正確かも知れません。小幡景憲の祖父虎盛と叔父光盛は、海津城で春日虎綱の副将を務めました。そういう経緯から景憲は『甲陽軍鑑』原本を入手しやすい立場にいたということでもあり、実際に合戦当時の話を聞いていたのではないかと思われます。数ある川中島合戦戦国絵図の中でも最も信憑性の高い一点だと思います。この絵図は、東北大学狩野文庫に所蔵されているもので掲載の許可を得ています。

「川中島謙信陳捕ノ圖」一鋪 寫本 榎田良長彩色。南が上です。妻女山という名は戦国時代にはありません。斎場山です(誤って西条山と)。妻女山は江戸幕府の命令で作られた正保4年(1647)年の「正保御国絵図」には妻女山と記されています。慶長9年(1604)の「慶長国絵図」では信州は現存しません。赤坂山の下に蛇池がありますが、千曲川旧流の跡です。戦国時代はここにぶつかって流れていたのです。そのため斎場山は天然の要害に囲まれていたというわけです。蛇池は、高速道路ができるまでありました。

妻女山の真実 ー妻女山は往古赤坂山であった。本当の妻女山は斎場山である。ー
岩野村の伊勢講と仏恩講(ぶっとんこう)。戌の満水と廃仏毀釈。明治政府の愚挙(妻女山里山通信)

真田十万国「松代城(海津城)」の歴史 その1(妻女山里山通信)
真田十万国「松代城(海津城)」の歴史 その2(妻女山里山通信)

NPO長野県図書館等協働機構/信州地域史料アーカイブ

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。

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貝母の球根の移植作業。種から開花までは7、8年。球根なら翌年開花します。ゴマダラチョウと邂逅(妻女山里山通信)

2024-05-25 | アウトドア・ネイチャーフォト
 久しぶりの妻女山里山デザイン・プロジェクトは、貝母の球根の移植作業です。多忙なメンバーもいて集まったのは4名。前日は29度でしたが、21度で涼風もあって快適な作業ができました。

 森の周辺に散ってしまった株を掘り起こします。

 現在の貝母の状況。間に生えているのはヒカゲイノコズチ。茎に毛があればヒナタイノコズチ。ヒカゲイノコズチには、虫えい(イノコズチクキマルズイフシ)ができます。株が大きくなると貝母の邪魔になるので、貝母群生地のものだけは貝母が枯れた後で除草します。

 枯れているのは実がついていない茎。実がある茎は実が熟して枯れるまで青々としています。

 掘り出した球根を一輪車に積んで移植の場所へ。

 貝母の球根です。ユリ科なので百合根に似ています。よく見るとひとつの球根は二つが合わさっています。それが二枚貝の様だと中国名が貝母となったのです。和名は花の内側の模様から編笠百合と呼ばれます。江戸時代に愛でられて4月の茶花です。薬草ですが、かなり強い毒草です。誤って食べると死に至る可能性も。

 あらかじめ私が掘っておいた穴に球根を入れて土を被せて踏みます。

 移植した跡です。来年には開花します。今回は40株を移植しました。来年の開花が楽しみです。見頃は4月10〜20日頃。当ブログで開花状況をお知らせします。

 作業が終了して、次はオオブタクサを引き抜き除草します。以前は1000本以上を引き抜きましたが、毎年の作業で減り続け、今回は100本ほど。ただ見落としはあるので、また除草に来ます。梅雨明け頃にメンバーを集めて除草作業をする予定です。

 終了して次は枯れた枝を伐り片付けます。立ち枯れ木や倒木、落枝の処理、有害帰化植物(オオブタクサやハルジオンなど)の除去。ノイバラや山藤の実生の除去。林道の整備などなど。里山保全は大変なのです。学生など里山保全に関心がある方はぜひ手伝ってください。ノウハウは伝授します。里山リテラシーが抜群に高まります。

 ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶)。近年は有害帰化生物のアカボシゴマダラがここでも見られるのですが、久しぶりにゴマダラチョウを発見しました。食草はオオムラサキと同じエノキ(榎)です。作業の最中は、これも中国から人為的に持ち込まれたという有害鳥類のガビチョウが盛んにやかましく鳴いています。

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キバネツノトンボ(黄翅角蜻蛉)の産卵を求めて妻女山山系へ。オスと卵は見つけましたが産卵シーンには出会えず(妻女山里山通信)

2024-05-24 | アウトドア・ネイチャーフォト
 16都道府県でレッドリスト(絶滅危惧種)に指定されている希少なキバネツノトンボ(黄翅角蜻蛉)の産卵を求めて生息地へ通います。しかし、いつ産卵するのかを予測するのはとっても難しいのです。

 5月22日に発見したのはメリケンカルカヤに産み付けられた卵。しかし、成虫は現れませんでした。

 24日に行くと3つ産卵してありました。これは縦に2匹で産み付けた様です。上は60個ほど、下は80個ほどです。

 58個の卵。4つ欠損しているのは、落ちたのか何かに食べられたのか。分かりません。

 午後になるとオスが一匹やってきて止まりました。オスの尾部には丸いハサミが見えます。これでメスの尾部を掴んで交尾をします。キバネツノトンボはトンボの仲間ではなく、アミメカゲロウ目ウスバカゲロウ科ツノトンボ亜科の昆虫です。

 頭部と胸部のアップ。風があって撮影は困難を極めます。毛むくじゃらで複眼にはダビデの星の様な文様が見えます。

 暫くの間止まっていましたが、メスはやって来ません。風が強くなってきて諦めたのか飛び去りました。昨年の様に産卵のシーンを撮影したいものです。チャンスは多くありません。

 キバネツノトンボが産卵するメリケンカルカヤ。太すぎても細すぎても駄目な様です。

 同じ場所に見られるカモガヤ。これには産卵しません。長野県の小学生の花粉症の原因の70%がこの植物といわれています。通学路に普通に見られる植物です。花に触ると大量の花粉が飛び散ります。

 ニガナ(苦菜)。キク科 ニガナ属の多年草。薬草のひとつで、ビタミンC、カロチン、カルシウムが多く含まれ、昔から、せんじ薬としても用いられていました。 腹痛や下痢、胃腸炎などに、生の茎葉をつついて汁を出し、その汁を湯で薄めて飲用します。

 そのニガナで吸蜜するヒメウラナミジャノメ。

 キツネアザミ(狐薊)にカニグモの仲間。ガザミグモの様です。花の上でやってくる獲物を待ち受けています。

 イチモンジチョウ(一文字蝶)。花以外に、腐った果実や動物の糞尿に集まります。食草はスイカズラ。成虫は、ウツギやイボタノキ、ミズキなどで吸蜜します。

 ヒレアザミ (鰭薊)。茎全体にに翼(ヒレ)がついています。前日にはホトトギスとカッコウの初鳴きがありました。

 26日に見つけた卵。普通卵は60個ほどなのですが、このメスはなんと122個も産みました。下から産み始めて上へ。産卵できない穂先まで行ってしまったので戻って中程にまた産み付けています。大きい個体だったと思いますが、普通の二倍生むというのは驚異的なことです。産卵シーンを見たかった。で、ご指摘をいただいたのですが、産み直したのではなく、二重に産み付けたということの様です。産み直しなら卵に掴まらなければならないわけで傷つきますね。おかしいと思ってました。

キバネツノトンボの産卵 vol.02


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花の聖山へ。360度の大パノラマを堪能もお目当ての二つには出会えず。ニリンソウ、フデリンドウ、ユキザサ、チゴユリ(妻女山里山通信)

2024-05-18 | アウトドア・ネイチャーフォト
 麻績村と長野市大岡(旧大岡村)に跨る聖山(1447.2m)は、北アルプスから戸隠連峰、四阿山から八ヶ岳連峰と360度の大パノラマで人気の里山です。県外からのハイカーも多く、連休や週末はけっこう混雑します。ということで晴れの金曜日にでかけました。お目当てが二つ+ひとつあったのですが、結局出会えず。自然相手ですから仕方がありません。

 標高1300mほどの遊歩道の様な登山道。左(南側)は、麻績村へ下る急斜面。右(北側)は、なだらかな落葉松林と別荘地。ただしクマの生息地なので熊鈴を。山頂直下の尾根で、藪を登ってくるクマを追い払ったことがあります。これは誤解を生みそうなので追記します。まず藪を登ってくる熊は小枝を踏んでバキバキ音がします。イノシシはブヒブヒいいます。ニホンカモシカは無音です。そして、お互い見えていないことが条件です。見えていたらできません。熊は本来臆病なので大きな音を出します。木を叩いたり吠えたり、ペットボトルを潰すとかホイッスルとかとにかく大音量を出します。拙書で10mぐらいで熊を追い払ったエッセイを載せていますが、これもそういう条件があったからです。ただ例外がある可能性はあります。まず熊の限界距離以内で出くわさないことが一番です。

(左)妻女山ではすでに結実し始めたウワミズザクラ(上溝桜)が満開です。(右)ムラサキケマン(紫華鬘)の群生地もあちこちに見られます。毒草ですが、ウスバシロチョウの食草。アリ散布植物です。

(左)聖峠の先にニリンソウ(二輪草)の群生地があります。(右)タチツボスミレ(立坪菫)。ニリンソウもですが、草丈が低く花も小さめ。3月の冷え込みの影響でしょうか。妻女山陣場平の貝母も、昨年より5〜10センチ低めでした。

(左)クリンユキフデ (九輪雪筆)。まだつぼみです。タデ科イブキトラノオ属の多年草。(右)ツタウルシ。触ったら酷くかぶれます。登山道脇にあるので要注意。

(左)ミツバツチグリ(三葉土栗)。(右)ヤグルマソウ(矢車草)の実生。

 フデリンドウ(筆竜胆)。リンドウ科リンドウ属に分類される越年草。以前コケリンドウと書いたことがありましたが、フデリンドウが正解の様です。小さいので、見落としがちな可憐な花です。

(左)ユキザサ(雪笹)。まだつぼみです。若葉は山菜として食べられます。似ているホウチャクソウは毒草です。(右)カエデの新芽。外皮は粘液で守られています。

(左)ハウチワカエデ(羽団扇楓)の葉。紅葉は鮮やかで美しい。(右)水道施設の屋根にタンポポ(蒲公英)の群生地。セイヨウタンポポとの交雑種でした。

(左)白樺の樹皮にウメノキゴケ。菌類と藻類などが共生する地衣類の仲間。藻が光合成を行い、菌類を助けるという関係があります。(右)猛毒のヤマトリカブト(山鳥兜)。ここのものは、草丈が1mぐらいになると横に伸びて行き、そこに花をつけます。イヤリトリカブト(居谷里鳥兜)といい、戸隠や飯綱で確認されていますが、聖山や冠着山、鞍骨山などでも確認しています。全つる性のヤマトリカブトを発見したので、今年はきちんと確認するつもりです。

(左)ヤマブキ(山吹)。(右)モミジイチゴ(紅葉苺)。赤い甘い実をつけます。

 チゴユリ(稚児百合)。俯いて咲く可憐な花です。花言葉は、「恥ずかしがり屋」「純潔」。毒草です。

 山頂。右奥に蓼科山。その右手前に美ヶ原。手前に四阿屋山。左へ子檀嶺岳。その左手前に大林山。1時間のコースを2時間以上かけて登ったので、皆さんは下山しました。ひとり占めです。

 南方の眺め。周囲を伐採したので展望が良くなりました。中央手前に四阿屋山。眼下は麻績村。右は筑北村。スマートインターチェンジができて便利になりました。

 拙書の表紙に使っている子檀嶺岳。独鈷山も掲載しています。その間は、信州の鎌倉といわれる塩田平。右奥には清少納言が七栗の湯といったという別所温泉。修那羅峠には、これは見逃せない石仏群があります。

 南西の眺め。松本盆地が見えます。長野盆地、松本盆地、佐久平が見えるのは聖山だけです。

 南西の筑北村方面。古い善光寺街道(北国西街道)が越えていた立峠があります。江戸時代には、立峠の石畳を通って多くの信者たちが善光寺へ参詣に行きました。古い街道は、長野国道事務所のサイトで見られます。地図も買えます。右奥の雪を冠った山は、乗鞍岳。
信州の街道探訪 - 関東地方整備局 - 国土交通省

 北東の眺め。善光寺平が見えます。私のホームグラウンドの妻女山山系。陣場平は川中島の戦いの上杉謙信の本陣として有名ですが、現在は私が主宰する妻女山里山デザイン・プロジェクトで保全活動をしている貝母(ばいも・編笠百合)の日本でここにしかない群生地として知られています。左のアーカイブで4月の記事をご覧ください。

 北北東には北信五岳が。陣場平山の中腹には、七二会から小川村まで集落が続き、横断する展望の良い道路があります。サイクリングコースとしてもお勧めです。

 西には北アルプスの仁科三山。左から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、武田菱で有名な五竜岳。

 聖湖と拙書でも紹介の三峯山。息子達が小さい頃に滑ったスライダーが見えます。右奥には、これも拙書で紹介の冠着山(姨捨山)が見えます。

 帰りに別の里山でコシアブラを採取。袴の部分が一番味が濃いので取ってはいけません。いがちくの手打ちうどんで、鶏天とコシアブラの天ぷらにします。

「鶏胸肉コシアブラ牛蒡人参干し椎茸ひじきアミエビ生姜昆布鰹出汁炊き込みご飯」
 鶏胸肉とゴボウ、ニンジンは、炒めて本味醂と醤油で照り焼き風の味付けに。椎茸ひじきアミエビは水でもどして。昆布鰹出汁にすりおろし生姜を入れて炊き込みます。コシアブラもゴボウも味が強いので喧嘩するかなと思ったら杞憂でした。それぞれの味が立って且つ絶妙なマリアージュ。箸が止まりません。忘れてました。自家製地大根の切り干し大根も入っています。これが香ばしいいい味出してます。油揚げも忘れてました。

 山蕗は採ってすぐならアク抜きは一度茹でこぼせばOK。皮むきは不要。干しホタルイカは信州では古くから煮物などに使われて来ました。非常に濃くて美味しい出汁が出ます。今回は身欠き鰊も入れています。ご飯のおかずにはもちろん、かけ蕎麦に汁も入れてのせると絶品です。

皐月の妖精ヒメギフチョウを求めて聖山に登ったのですが…。ヤマシャクヤク(妻女山里山通信)
花の聖山へ。北アルプス含め360度の大展望が魅力。ヒメギフチョウとの邂逅(妻女山里山通信)

「村上春樹さんのピーター・キャットを中心とした70年代のクロニクル」というムサビの美大生時代に彼のジャズ喫茶でアルバイトしていた当時のブログは世界中からアクセスがあります。この文章をクリックで見られます。ロンドンに5週間住んでいて、Queenのフレデイ・マーキュリーの恋人のメアリー・オースチンが勤めていたBIBAの店で当時の私の恋人が彼女からジャケットを買った話。70年代の美大生の赤裸々な人生が見られます。

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『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、
『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。講演は一人1000円✕10人、60分が最低基準です。掲載の写真は有料でお貸しします。他のカットも豊富にあります。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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コシアブラ、ウド、タラの芽、山蕗の山菜三昧。のらぼう菜、菊芋、春牛蒡の地野菜。伊賀筑後オレゴンの手打ちうどん。土を喰らう卯月と皐月(妻女山里山通信)

2024-05-15 | 男の料理・グルメ
 4月5月、信州は山菜の季節を迎えます。コゴミに始まって、タラの芽、ウド、コシアブラと。忙しく今年もハリギリを採り損ないました。ウコギも。木の芽(山椒の若葉)は、昨年たくさん採って山椒味噌にしてまだあります。地野菜では、ニラ、のらぼう菜、菊芋、春牛蒡など。土を喰らう卯月と皐月です。

「コシアブラの炊き込みご飯」と「コシアブラのブルーチーズ入り塩麹ハンバーグ」
 コシアブラ・ハンバーグは、いつもは鶏ひき肉ですが、今回は豚ひき肉。コシアブラをたっぷりと刻み入れます。ブルーチーズはブルーキャステロとかゴルゴンゾーラを使いたかったのですが、ブルーチーズ入りのプロセスしかなかったのでそれを。自家製の塩麹を入れています。クセになる旨さ。

「春ゴボウ、菊芋、ニンジン、豚肉のきんぴら」
 ごま油で炒めますが、菊芋は生でも食べられるので歯ごたえを残す程度に。甘辛でご飯が進みます。

「タラの芽、ウド、コシアブラ、春ゴボウ、エノキダケの天ぷら」
 山菜は採りどきが短いのでぼーっとしていると食べ損ないます。アクが出るのが早いので、昼に採ったら夜に食べます。タラの芽は余ったら2分ぐらい茹でてアク抜きし冷凍すると一ヶ月は保存できます。ウドは昔は塩漬けして保存しました。コシアブラは、洗って水分をつけたままジップロックで一週間は保存できます。

「幻のうどん粉・伊賀筑後オレゴンの手打ちうどん」
 友人が作った大正時代に日本一のうどん粉といわれた幻の小麦「伊賀筑後オレゴン(通称いがちく)」。製麺機は、埼玉県戸田市の(株)小野機械製造所のものです。信州の家庭には昔は普通にありました。もう製造していませんが、ネットで探せば中古があると思います。

 伊賀筑後オレゴンは、三重県伊賀上野市の農林省関西試験場が、筑後平野で作っている小麦と、アメリカ西部のオレゴン州の小麦を交配して作った硬質小麦です。日本の小麦は軟質小麦。アメリカのオレゴン種はグルテンが多い硬質小麦です。この二つを交配して作られたのが伊賀筑後オレゴン種で、準強力粉です。信州の善光寺平から上田にいたる間の千曲川の沿岸で、大正時代から戦後まで作られた人気の小麦でした。戦前東京のうどん屋さんで一番喜ばれたのが、この伊賀筑後オレゴン種でした。 わが家でも父が昭和30年代半ばまで作っていました。60俵も収穫していたそうですが、イガチクは小麦の粒がこぼれやすく面積あたりの収量も少なかったので、新品種に取って代わられたということです。現在有志が栽培しています。うどん好きなら食べたら絶句感激すると思います。稀にネットで買えることもあります。

「塩皮鯨の出汁うどん」
 塩漬けの鯨の皮で出汁をとる調理法は昔からあります。ナスやカボチャと煮るのが一般的なのですが、うどんの汁にするのは塩皮鯨が大好きだった父が考案したオリジナルの食べ方の様です。作家・開高健のエッセイ『最後の晩餐』にも、新潟の山奥でゼンマイ採りの時に、小屋の囲炉裏に鯨の皮の塩漬けの大きな塊をつり下げ、味噌汁の大鍋に入れて出汁と脂をとる話が出てきます。そうして過酷な作業に必要なカロリーや栄養を補給したわけです。
 塩皮鯨は、しっかり塩漬けの固いものと、ブロックの柔らかいものを使っています。おそらくゴンドウクジラとミンククジラだと思います。敗戦後の食糧難の時代、日本人を栄養面から救ったのが鯨でした。1年間に世界中でクジラが食べるエサの量は、3~5億トンだそうです。鯨保護がなされると同時に鯨食害論もあり、世界の海に散らばる鯨の生態調査は非常に難しいものの様です。興味のある方は、Wikipediaのクジラで検索を。

「のらぼう菜(野良坊菜)のおひたし」
 のらぼう菜は、東京の奥多摩の伝統野菜で、江戸時代初期にオランダからジャワ島経由で伝わったといわれるナバナです。セイヨウアブラナの原種に近いといわれます。昔、奥多摩へフライフィッシングに通っていた時に知りました。苦味がなく甘く美味しいので、種を取り寄せ父が栽培してくれて種をとり、集落の人達に配りました。秋の彼岸の頃に蒔き、春にとう立ちをポキっと折って食べます。おひたしや炒めもの、ボンゴレビアンコや中華炒めと応用が効く非常に美味しい野菜です。

「山蕗と身欠き鰊の煮物」
 柔らかな山蕗は、皮を剥く必要がありません。また、アク抜きは採ってすぐならば一度茹でこぼせばOK。干しホタルイカやスルメイカでも美味。干しホタルイカは、海無し県の信州では昔から食べられています。切り干し大根などと煮ました。

好評だったブログ記事:「ブラジルへの郷愁」レヴィ=ストロース 川田順造訳 みすず書房。文化人類学、また構造主義におけるバイブルのひとつ(妻女山里山通信)は、都合によりリンク先の楽天ブログに移転しました。

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稲籾の筋蒔きの季節がやってきました。最高気温が31度の予報。ちょっと信じ難いトラブルが起きましたがなんとか終了(妻女山里山通信)

2024-05-12 | 男の料理・グルメ
 今年も稲籾の筋蒔きの季節がやってきました。最高気温が31度の予報。実際は長野市は32.6度になりました。暑さとの戦いの作業になりました。もう10年目なんですが、ちょっと信じ難いトラブルが起きました。

 まず培養土に薬剤などを入れてかき混ぜます。

 ポットに培養土を入れていきます。

 ポットに籾と覆土をかける機械にかけます。ここで重大な事実が判明。なんと籾米が足りないのです。注文した量がないのです。なんということでしょう。急遽JAに買いに行くことになりました。

 買ってきた籾米を薬剤に浸しゴザの上で乾かします。本当は24時間浸さないといけないのですが、仕方がありません。ちゃんと発芽するでしょうか。

 ブロアーで機械の掃除。余った培養土は袋に入れて。一袋もらいました。一休みして畑へ。

 整地してある苗場にまず根切シートを敷きます。猛烈に暑いです。

 ポットを運びます。つまずくなよ〜、つまずくなよ〜と。お笑い番組ならこの後お約束でつまずいてぶちまけるのでしょうが。

 ポットを敷き詰めていきます。乱暴に扱うと籾や覆土が飛び出てしまうので慎重に。左奥はもち米。昨年は手違いから混じってしまったので、今回はガムテープで目印をつけてあります。少し利口になりました。

 位置を微調整したり。敷いていくのもなかなか疲れる作業です。

 板に乗って踏んで平にしていきます。

 その上に保湿、遮光のラブシートを被せます。これをピンで止めていきます。

 寒冷紗を被せ洗濯ばさみで止めていきます。もう水を入れ始めました。トラブルも有り、4時間ちょっとで終了。片付けて昼食に向かいました。それにしても暑い日でした。例年の2倍ぐらい疲れました。籾米30キロをいただいて帰路につきました。ところで籾米を精米できるコイン精米機って長野県にしかないのですね。他県は玄米からのものだけ。信州では籾米で保存するのが一般的です。その方が味も落ちないし虫もつきにくいのですが。なぜ信州だけなのでしょう。

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貝母の種がたくさんなっています。球根の移植作業の準備。ホタルカズラ、ヤマツツジ、コバノガマズミ、シナノタンポポ、クサノオウ、ギンラン(妻女山里山通信)

2024-05-03 | アウトドア・ネイチャーフォト
 妻女山陣場平の貝母(ばいも・編笠百合)は全て散って実がなっています。今年もたくさんなりました。球根の移植作業の準備で穴をたくさん掘りましたが、気温がどんどん上昇するのできつく休み休みの作業でした。貝母を見に3人女性が訪れましたが、実を紹介しました。加えて堂平大塚古墳の満開のツツジも。

 陣場平の上の入り口の小道を進むとすぐに右にインセクトホテルが見えます。昆虫の越冬用の棲家です。

 そこを抜けるとすぐに貝母の群生地。左の枝の山は、雪や強風での落枝を積んだもの。周囲に何ヶ所もあります。この下は、2mぐらいあるシマヘビの棲家だったりします。この時期、オオスズメバチの女王蜂が巣作りの場所を求めて舞っています。まとわりつかれたら絶対に声を上げたり手で払ったりしては駄目です。おとなしくジッとしていること。やがて去ります。化粧品や香水、柔軟剤やシャンプーの甘い香りに惹きつけられるので、山に来る際は無臭が原則。ミントやハッカの香りは虫が嫌います。防虫スプレーや手作りの防虫オイルがお勧め。黒い服や黒髪もハチに狙われます。

 貝母群生地の小道。今回移植をするのは左奥です。色々な鳥のさえずりが聞こえます。GWの観光地の喧騒とは無縁の静かな森の中です。ベンチに腰掛けて森林浴をしながらティータイムをお勧めします。

 菱形基線測点の手前の移植地。昨年も移植をした場所です。密度を高めます。移植の穴を掘りました。15ぐらいですが、この2倍は掘ります。暑いので今日はここまで。タンポポコーヒーを飲んで喉を潤します。

 たくさん結実しています。葉の先が丸まっているのは、互いに茎や葉をからめあってこの時期発生する爆弾低気圧の強風から 身を守るためと解説していますが、このカットでそれが分かると思います。

 大きなもので15ミリぐらい。7月には30ミリぐらいになって枯れると弾けて種が飛び出します。

 先日まで満開だったウワミズザクラも散って、すでに小さな実ができています。ウスバシロチョウを初見しました。

 陣場平の下の入り口の右に咲くホタルカズラも数が増えました。蕾は赤紫で、咲くと白っぽくなりやがて青く染まります。あちこちに咲くギンランはまだ。GW明けでしょう。

 色々なツツジが満開の堂平大塚古墳へ。山の斜面一面にヤマツツジが咲いています。

 先日の妻女山SDPの作業で伐採したため、北アルプスがよく見えます。仁科三山の爺ヶ岳。

 前回は蕾も多かったコバノガマズミも満開になりました。

 シナノタンポポの種。

 茶臼山の向こうに白馬三山。テレビではGWの高速の渋滞や観光地の混雑ばかりやっていますが、信州では野菜の苗や肥料を買いにホームセンターが満車です。農家もサラリーマンも畑仕事で忙しい。私はミニトマトの苗などを買いに行きました。

 咲いているシナノタンポポ。カントウタンポポの亜種で、花の下の総苞が閉じていて草丈が20〜40センチあります。私が発見した最高は、高さが80センチありました。

 妻女山登り口の上杉謙信槍尻ノ泉近くに毒草のクサノオウ(瘡の王)の群生地があります。小学生の遠足のコースなので触らないように注意が必要です。

 山のあちこちで山藤が満開です。巻き付かれた樹木はいずれ枯れて倒れることが多いので、貝母の群生地のものはすべて伐ります。

 千曲川の向こうに爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳。台風19号で、外来種のブルーギルやブラックバスはすべて流されてしまったので、それ目当てのルアーフィッシャーはいなくなりました。汗をかいたので温泉へ向かいます。

 ギンラン(銀蘭)ラン科キンラン属。白い花は蕾ではなく、これでもせいいっぱい咲いている状態です。ギンランは、「菌根菌」という菌類と共生する特殊な生育形態をもっています。特に菌に対する依存度が強く、「外生菌根菌」は特殊な土壌にのみ生息するため、この花を採取して移植しても家で育てる事は不可能です。

 ハモグリバエの仲間の被害に遭うことがあるようです。林床の藪を刈って明るくしてやることも必要。

 環境省の絶滅危惧II類(VU)-2012年レッドデータ。長野県では準絶滅危惧種に指定。採取は厳禁。

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HIMARI「吉村妃鞠」。10歳までに日本・欧州などの42のコンクールで1位。2022年アメリカのカーティス音楽院に最年少10歳で合格。現在12歳の音大生(妻女山里山通信)

2024-05-01 | BABYMETAL・LOVEBITES・ジャズ・宮本佳林・クラシック
 HIMARI「吉村妃鞠」。脳活性化のために、音読を積極的に取り入れており、3歳時には論語を音読していた。4歳の時漢字検定9級を満点合格(当時、国内史上最年少)。7歳時に英検3級合格、7歳時点で空手(松濤館流)7級。10歳までに日本・欧州などの42のコンクールで1位。複数のオーケストラと共演。2022年、アメリカのカーティス音楽院(大学に相当)に最年少10歳で合格し、11歳で進学。とても同じ人類とは思えません。彼女の演奏は、クラシックファンでもそうでなくても、心の奥底に染み込み魂に感動を与えます。
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 が2024/25シーズンのプログラムを発表し、HIMARIが2025年3月の定期公演でソリストとして巨匠ズービン・メーターと共演することが発表されました。
HIMARIオフィシャルサイト


■F.Waxman / Carmen Fantasy| HIMARI/ Yomiuri Nippon Symphony Orchestra(11.23.23)

 カルメンの情熱、悲哀、願いが完璧に表現されている。

■Milstein / Paganiniana | HIMARI ミルシティン / パガニーニアーナ

 フランツ・リストはパガニーニの演奏を聴いて超絶技巧の曲を数々作ったという。 信じられないほど素晴らしい演奏。

■HIMARI | Beethoven Violin Sonata No,7 Op.30-2 / Curtis Recital 12years old

 いつまでも聴いていたくなる。

■Bach / Sonata for Solo Violin No.2 Ⅲ.Andante | HIMARI バッハ / 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第二番 BWV1003 - Ⅲ . アンダンテ

 彼女のバッハは神がかっている。

■【報ステ特別演奏】天才たちが認めた12歳の音大生・HIMARIに密着取材 その表現力の源は…【完全版】

 使用楽器は前澤友作が所有するストラディヴァリウス「ハンマ」(1717年代)。(by wikipedia)

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