モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

妻女山早春賦。貝母すくすく。セリバオウレンの開花。春は名のみの 風の寒さや。新型コロナウィルス(妻女山里山通信)

2020-02-29 | アウトドア・ネイチャーフォト
 暖冬の早春。貝母の生育状況を観に陣場平へ登りました。最高気温は13度。春の暖かさです。貝母はすくすくと成長。なんとセリバオウレンが開花していました。節分草の開花の知らせも届きました。北信の桜の開花予想は、3月25日。その前にあんずは開花します。同じく暖冬だった2016年を見ると、同じかもっと早く開花しそうです。

 拙書でも紹介している、妻女山里山デザイン・プロジェクトで保護活動をしている陣場平の貝母群生地。貝母の芽吹きがあちこちで見られます。林道の分岐で鞍骨山に登る途中の長野市在住のKさんと邂逅。陣場平にご案内しました。貝母やそれを見つけるきっかけとなった菱形基線測点の話や、斎場山を始めとする会津比売命の出雲の話などを。

 逆光に映える貝母(編笠百合)。咳止めの薬草として全国で栽培された古く中国から持ち込まれた薬草ですが、これだけの群生地はもうここだけだと思います。検索しても出てきません。極めて貴重です。

 薬草ということは、毒草ということです。かなり強い毒草です。今年の満開は、4月15日前後と予想します。信毎に載ったり私のブログを見て、県外からもたくさん訪れてくれる様になりました。拙書では、行き方の地図も載せています。

 片隅に咲くセリバオウレンが開花していました。花の直径が10ミリも無いので、気づかないでしょう。これも薬草です。セリバオウレンの雄花。私もはじめは見つけられませんでした。咲いていても群生地でもなければ気づくことはないでしょう。

(左)陣馬平の北西の角には、高句麗の移住者が作ったであろう積石塚古墳が一基あります。高句麗の人々はツングース系の民族で、馬産を伝えました。古墳時代のある時期から、古墳から馬具が出てきます。(右)林道から陣馬平と堂平、天城山・鞍骨山への分岐。拙書でも紹介しています。

 戻って長坂峠から善光寺平の眺望。千曲川、川中島、長野市北部の里山。

(左)長坂峠から斎場山。旧妻女山。古代科野国の円墳です。川中島の戦いで上杉謙信が本陣としたと伝わる山頂です。(右)妻女山(旧赤坂山)展望台から望む松代方面。

 同じく西方の茶臼山と雲に隠れた白馬三山。

 北の眺望。左に戸隠富士と呼ばれる高妻山。右に神話と修験の山、飯縄山。春が早く、いつ撮影に行くべきか悩みの種です。

武漢発症の新型コロナウィルスは、世界に蔓延。人類を滅ぼしかねない状況になっています。安倍自公政権に忖度するマスコミが伝えない情報をリンクします。ほとんどの人が知らない情報です。
欧州のウイルス専門家、新型コロナウイルスに「消すことのできない人工的痕跡」  :長いインタビュー記事ですが必読です。
新型コロナウイルスは生物兵器なのか? 中国政権による細菌戦争の意図とその可能性を探る  中国指導者らにとっての唯一の真の驚きは、中国自身が、他国にばらまこうと画策していた新型コロナウイルスの感染源となったことだろう。:しかし、習近平は絶対に認めないだろう。国民に知られたら中国共産党が崩壊しかねない。いやいずれ中国は五つか六つに分裂するだろう。
大紀元:弊社は、ニューヨークに本部を置く報道社であり、世界各地のグループ社が的確にローカルニュースを報道し、グローバル・ネットワークを形成しています。弊社は、いかなる傘下にも入らず、独立していますので、広範囲な報道と多様性ある見解を提供できます。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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妻女山春霞。東京国立博物館『日本書紀成立1300年 特別展 出雲と大和』

2020-02-23 | 展覧会・イベント・コンサート
 週末は、来週末に松代の旧樋口家で行う講演会の準備をしました。その前に買い物へ。最高気温が14度と2月とは思えない暖かな日でした。

 妻女山(旧赤坂山)展望台から望む松代方面。松代の向こう、東条の山麓には春霞がかかっています。左は奇妙山。右の30mの崖を登るコースも拙書では紹介しています。奥には根子岳と四阿山。積雪が少ないですね。
 手前のソメイヨシノの冬芽も少しずつ膨らんできました。今年の開花予想は3月25日。なんということでしょう。もしかしたら杏、桜、桃がほぼ同時に咲いてしまうかもしれません。

(左)妻女山の麓にある会津比売神社。祭神は大国主命のひ孫にあたる会津比売命。全国でただこの地に一社だけという出雲系の貴重な神社です。初代科野國造の妻と言い伝えられています。(右)妻女山展望台後背に鎮座する妻女山松代招魂社。戊辰戦争以降の戦没者を祀る神社で、松代藩が建立しました。真田氏も大彦命を祖とする滋野一族の仲間なので、大和や出雲とも深い関係があります。

(左)実は今週末の日曜は、上京して東京国立博物館へ『日本書紀成立1300年 特別展 出雲と大和』を観に行く予定でした。しかし、新型コロナウイルスの蔓延で断念。すでに10万人の来場者だとか。残念です。そこで図録をネットで買い求めました。(右)A4変形で厚さ24ミリの豪華なものです。パンフレットを見るだけでワクワクします。

(左)鎌倉時代の出雲大社の復元模型。(右)もの凄く太い三本の柱で本殿を支えていました。

(左)鎌倉時代の出雲大社。(右)祭祀に使われたという銅鉾と銅鐸。実際の戦では、すでに鉄器が使われていました。

(左)勾玉と管玉(首飾りやブレスレット)。こんな細い宝石にどうやって穴を開けたのでしょうか。(右)大和王権の象徴ともいえる神鏡。古墳からの出土品。

(左)左から鉄弓と鉄矢。銅製弣(ゆづか)。鉄弓に装着して用いられたと考えられるものだそう。美しい。(右)勾玉(まがたま)、管玉(くだたま)の数々。これが古墳時代になると突然姿を消すのです。いや、本当に素晴らしい展覧会です。行きたかった。ただ、古代中国に言及する文章が全く無い。歴史学ではタブーなんでしょうか。誰に遠慮しているのでしょうか。人口動態を見ても大量の人々が中国から移入したのは否定できない事実なのですが。

(左)まあそんなで、週末は講演のプロットを考えながら料理を作りました。スライドの選択も。講演は、原稿を作るのではなく構成を考えて、キーワードや短文を書き、後はその場で臨機応変にお話していきます。その時の雰囲気や、何に興味を持っているかを感じながらお話をします。笑いも重要です(笑)。まずイカ大根。スルメイカだけでなくヤリイカも入れました。味付けはやや濃いめです。私は砂糖は使いません。本みりんとコクが必要なら沖縄のサトウキビ100%の黒糖か蜂蜜を使います。
(右)豚バラ肉と仲間と栽培したブラジル黒豆(フェジョン・プレット)のトマト煮込み。トマトは、デルモンテのちょっとお高いリコピンリッチのトマトジュースで。豚バラ、玉ねぎ、人参、ニンニクをオリーブ油で炒めて赤ワインでフランベ、煮込んだ豆に入れて更に煮込みます。マギーブイヨンで味付け。パンにもバターライスやサフランライスなどにも合います。

(左)これは備忘録的なものでアップしました。私が高校3年の時に美術班で描いた油絵の静物画です。大学ではコンセプチュアル・アートにはまりましたが、高校時代は印象派が好きでした。(右)武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科在籍当時に課題で描いたレンダリングの作品。今ならフォトショップ、その前ならブラシでしょうが。これは鉛筆と色鉛筆。当時でもプロはパステルで描いていましたね。フロントのパネルは全て鉛筆です。これは、村上春樹さんのジャズ喫茶でのことを書いたブログ『国分寺・国立70sグラフィティ』の記事に載せていますが、このプリメインアンプのラックスの方から嬉しいメールを頂いたのが宝物です。下記のリンクの上から11番めの記事です。できればまたLUXMANのアンプを買いたいですね。
『国分寺・国立70sグラフィティ』「70年代は、オーディオブーム。そのために必死で「ピーター・キャット」等のバイトをした日々」

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
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妻女山 陣場平の貝母と山蕗の芽吹き。堂平大塚古墳の福寿草が開花。春の兆しの喜び(妻女山里山通信)

2020-02-16 | アウトドア・ネイチャーフォト

 2月中旬というのに最高気温が14度という週末。二日前にはなんと18.5度にもなりました。異常な暖冬。私たち妻女山里山デザイン・プロジェクトが保護活動を行っている陣場平の貝母(編笠百合)が芽吹いたはずと登ってみました。地図や貝母の写真は、下に掲載の拙書の斎場山と鞍骨山のページに載っています。

 川中島の戦いの折に、上杉謙信が七棟の陣小屋を建てたと伝わる陣場平。一見すると落ち葉だけで何も芽吹いていないように見えますが。イノシシにまた丸太のベンチを壊されてしまいました。作り直さねば。

(左)あちこちで落ち葉を押し上げて貝母が芽吹いています。だいたい昨年と同じです。ということは、4月の18日(土)19日(日)には満開になると思います。(右)山蕗も出てきました。山蕗とビタミン竹輪のかき揚げや蕗味噌、パスタが楽しみです。

(左)林道から陣場平への西向きの斜面にある貝母。日当たりが良いので成長も早いのです。(右)林道の分岐を300mほど下って、堂平大塚古墳へ。古墳の斜面に咲く福寿草。貝母と同様に毒草です。これほどの群生地は日本でここだけです。非常に貴重なものなんです。

(左)斎場山(旧妻女山)。山頂は円墳で、川中島の戦いで上杉謙信が本陣としたと伝わる山です。(中)妻女山入り口から北の眺め。戸隠連峰と戸隠富士の別名を持つ高妻山。手前は富士ノ塔山。里山に雪はありません。(右)振り返ると妻女山展望台。歴史マニア歴女が大勢訪れます。

(左)タイのおばさまから頂いたタイのインスタントラーメン。モヤシ、キャベツ、ニンジン、シメジなどを入れて。ココナッツミルク風味で酸味もありピリ辛で美味です。(右)別のおばさまから頂いたなんとキノコのソーセージ。写真を見るとシメジに似ています。ビニールの小さな袋に詰められていて唐辛子が入っていてピリ辛。ビールのつまみに最高です。

(左)日曜のブランチは、牡蠣と壬生菜(みぶな)のボンゴレ・ビアンコ。まず壬生菜をオリーブ油でニンニクと炒めてアンチョビーを加え、火が通ったら牡蠣を加え、市販のボンゴレ・ビアンコのソースを入れて少し煮込みます。茹でたパスタにかけて頂きます。馬鹿旨。(右)昨年の4月19日の満開の貝母。今年も同じ頃満開になると思います。ぜひおいでください。信毎にも載り、私のブログや講演を聴いて、毎年何百人も訪れるようになりました。県外からも訪れてくださいます。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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長野県伊那出身のロックバンドFAITH。同じく伊那出身のKing GnuはYouTube再生回数1億4千万超え!グリムスパンキーと人間椅子。Juice=Juiceを卒業する宮本佳林(妻女山里山通信)

2020-02-13 | BABYMETAL・LOVEBITES・ジャズ・宮本佳林・クラシック

 いずれも必見。高解像度・フルスクリーンは、YouTubeでご覧になってください。

FAITH - Yellow Road (Official Music Video)

長野県伊那出身のロックバンド。なんてクールなんだ。皆10代!? 伊那臭さが全く無い(笑)。最高!

FAITH - Take me away from here (Official Music Video)

伊那の街が懐かしい。

FAITH - Party All Night (Official Music Video)


King Gnu - 白日

ヴォーカルの2人が伊那出身で東京藝大。いい曲ですね。歌詞もいい。しかし、再生回数がとんでもない!

GLIM SPANKY - 「愚か者たち」

だったらグリムスパンキーも紹介しないといけませんね。

調子に乗ってこれも紹介します。コメントが世界中から。江戸川乱歩もビックリ。おじさん頑張ってる。
NINGEN ISU / Heartless Scat(人間椅子 / 無情のスキャット)


6月でJuice=Juiceセンターの宮本佳林が卒業とかショック。BABYMETALからゆいちゃんが脱退した以来の衝撃。ソロになっても応援するけどね。卒業増員をJuice=Juiceにやるべきではなかった。℃-uteの様にオリジナルメンバーで全うすべきだった。増員されたメンバーがどうのこうのではない。カントリー・ガールズ、こぶしファクトリーの解散、あいつぐ脱退メンバー。ハロプロは危機にひんしている。ハロプロには、実力あるアイドルグループを本格的なアーティストユニットに覚醒、確変、昇格させるというプランがない。それがこの事務所の限界。世界が見えていない。
Juice=Juice「プラトニック・プラネット」

この彼女のヘアースタイル最高。笑顔も最高。天文学の素養などを必要とする歌詞だけど、本当にいい曲だと思う。
素晴らしい。毎日聴いても聞き飽きない。教養がないと歌詞の意味も分からないというアイドルソングは珍しい。深い。

DVD『Juice=Juice 宮本佳林バースデーイベント2019』

悲しいけれどおめでとう。

宮本佳林 (Miyamoto Karin) - 記憶の迷路 / Kioku no Meiro

複雑な女心を見事に歌い上げている。作詞作曲のつんくは凄いな。ただこの世界からの完全脱却も必要。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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この冬初めての雪景色は2月9日の朝。しかも最後の大寒波の様です(妻女山里山通信)

2020-02-10 | アウトドア・ネイチャーフォト
 今までも正月に雪がないというのは何度かありました。しかし、初めての積雪が2月9日というのは初めてです。しかも長野市南部での積雪はわずか2センチ。太陽が出て昼前にはほとんど消えてしまいました。

 正午近くの妻女山展望台から松代方面の眺め。気温は−2.5度。左に奇妙山。右に雲に隠れた保基谷岳。正面奥の根子岳と四阿山は見えません。右手前に象山。奥にプリン型の皆神山。陽があたっているのは杏の名所の東条。手前が松代の城下町。

 戊辰戦争以降の戦没者を祀る、妻女山松代招魂社。春は桜の名所で、近隣の小学校の低学年の児童が遠足で大勢訪れます。以前遠足に来た児童が毒草を触っていたので、注意する様に付添いの先生に伝え拙書を紹介したしたところ、子供達になにか話してもらえませんかと言われてここの里山の自然の話をしたことがあります。子供達の活き活きした好奇心旺盛な瞳と的確な質問が良かったですね。3月には松代で松代の古代史からの講演会をしますが、中国史まで言及するかなり異色のものになると思います。

 妻女山展望台から北の善光寺平(川中島)の眺め。幹線道路に積雪はもうありません。

(左)北西の茶臼山方面。(右)対岸の南長野運動公園。AC長野パルセイロのホームスタジアム。

 買い物帰りに、岩野橋の東の堤防上から撮影した展望台のある妻女山(旧赤坂山)から上杉謙信の本陣跡と伝わる斎場山(旧妻女山)。山頂は円墳です。

 403号線の土口水門から千曲川と北アルプス。仁科三山の中腹が見えます。しかし、こんなに雪が少ないと、田植えや野菜の栽培に大きな影響が出そうです。その上、フィリピンの火山の大爆発で冷夏になり、米が大不作でタイ米を輸入した1993年の様になりそうです。新型コロナウイルスの大流行で、東京オリンピックどころか、大変な年になりそうです。

(左)千曲川に立ち込んで釣りをする人。投げていないのでルアーではないですね。鯉を釣っているのでしょうか。ナマズやニジマスもいる様です。昔は、皇魚(ビワヒガイ・人絹)やドジョウ、メダカもたくさんいましたが、高度経済成長時代の水質汚染や外来魚の繁殖で見られなくなりました。外来魚を釣った場合は絶対にリリースしてはいけません。(右)晴れて茶臼山も見えてきました。手前の横田河原では、今日はお休みですが台風19号で大量に堆積した土を採取して運び出しています。

(左)振り返ると上信越自動車道の向こうに天城山。あまぎさんではなく、てしろやまと呼びます。山頂は円墳です。拙書でも詳しく載せていますが、妻女山からこの山を経由して、清野氏の山城「鞍骨城跡」に90分ほどで登れます。昨今の山城ブームで、。中高年から山ガールまで多くの方が訪れます。4月中旬ごろ、陣馬平の貝母を見て鞍骨城跡に登るというのがおすすめのコースです。このブログ内の記事検索か左のアーカイブスで前年以前の4月をご覧になってください。(右)タイのおばさまからそうめんとスープをいただきました。教わったとおりにモヤシ、キャベツ、ニンジン、シメジをさっと茹でて煮込みました。砂肝と白いカマボコみたいなものが入っていました。ココナッツミルク味でピリ辛でとても美味でした。

 そして、二日後の朝にはまた積雪2センチ。やはりすぐにとけました。さらに二日後の最高気温はなんと17度。4月の陽気です。体がついていきません。スギヤマのセツブンソウ、髻山のセリバオウレン、森のあんず、妻女山の桜、陣馬平の貝母も例年よりずっと早く咲きそうです。撮影し損なわないように気をつけないと。

 新型コロナウイルスはエアロゾル、つまり空気感染する可能性があるとの中国の発表。では、船内に閉じ込めておくのは危険なのでは?
看中国[Vijon Times]:伝統文化の復興を理念とし、現代の情報社会で有意義な情報を読者の皆様にお伝えすることを使命としています。という本社がニューヨクにある会社が運営するサイト。非常に興味深い記事が並びます。米中両国に思惑があるので、完全に信用することはできませんが。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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大豆栽培から塩麹も手作りの無添加信州糀味噌作り(妻女山里山通信)

2020-02-02 | 男の料理・グルメ
 妻女山里山デザイン・プロジェクト恒例の味噌作りです。昨年は130キロも作りどえらいことになりました。今年はその半分ですが、二年味噌、三年味噌があってどうしようかと。そこでお世話になっている方にプレゼントすることにしました。

 作業場に向かう途中の千曲川土口水門からの北アルプス。手前の川岸で餌を探すのはチュウサギ。近くの里山に塒(ねぐら)があります。

 前夜から炊いていた大豆。大釜と小釜。

 水を切って古い機械でペースト状にします。

 そこに手作りの塩麹を混ぜて、よくこねます。

 丸めて桶に叩きつけます。空気を抜くのが大事です。常温で保存し発行させます。食べられるのはクリスマスの頃。時間が旨味を育てます。

 自家用の樽に詰めた後、贈答用のパウチに詰めます。作業が終わったら使った釜や道具を洗います。

 お昼前に作業は終了。楽しみの昼餉。たこ焼き・抗生物質やホルモン剤を使っていないアンガスビーフもソテー。

 スルメイカの肝味噌焼きとハタハタの塩焼き。ノンアルコールビールで乾杯。

 夜は牡蠣の小田巻き蒸し。大阪人なら知っていますね。うどんが入った茶碗蒸しです。馬鹿旨。誕生日には、ちょいと奮発してペルーのチチカカ湖畔のプーノのおばさま達手編みのハイランドウールのカーディガンを買いました。古い機械で紡いでいるので、毛糸の太さがまちまちでいい風合いを醸し出しています。軽くて暖かい。大量生産品にはない愛情と温かみを感じます。

 『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

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