太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

皮膚科 その2

2015-05-06 16:08:25 | スキンタグの話
スキンタグの詳しい話は、カテゴリー「スキンタグ話」を参照してください。


とうとう皮膚科に行った記事はコチラ


あれから2週間がたち、フォローアップの診察に行った。

薬を塗ったところは、カリフォルニアDrが言ったように「アグリー(醜い)」な

化膿したニキビ状態になったあと、だんだん引いていき、

今はほんの少し赤みがあるぐらいで、突起はなくなった。


が、

新たなモラスカムが発生してきていた・・・・



液体窒素で凍らせたスキンタグは、小さくなったけれど、依然としてそこにある。



今日も爽かなカリフォルニアの風のようなDrが、

「お、新しいのが出てきてるねぇー」

と嬉しそうに(?)、新入りのモラスカムにマーカーで色をつけてゆく。

今回合計10個。

前回は23個だったから、それよりはいい。


まだ残っているスキンタグは、もう1度凍らせた。

「スキンタグっていったいなんなんです?」

1番聞きたかったことを聞いてみた。

「これはねえ、原因はわからないんだよねー」

「日本じゃ、加齢でできるって言う人もいるんですけど」

「そうでもないよ。二十歳ぐらいでできる人もいるし、体質としかいいようがないと思うよ」


そうか。

加齢が原因じゃないのか。そうなのか。(←そこを知りたかった)



せっかくホノルルくんだりまで皮膚科にきたことだし、

気になっていた顎のホクロを取ってもらえるか聞いてみた。


「うん、これは取れるよ」

「でも保険でカバーできないとか?」

「いや、保険にもよるんだけど、カバーできない場合には100ドル、カバーできれば料金の問題はナシ」


私の医療保険が、これをカバーするかどうかわからないけれど

もし自己負担になったとしても、1万3000円ぐらいだったら、まあギリギリ許容範囲か。

「じゃ、やってもらおうかな」

「オッケイ、今すぐやるよ」


顎に麻酔をして、何かでもって(それが何かは怖くて見なかった。たぶんメスのようなもの)2分ぐらいかけて

ホクロを取った。



また2週間後にフォローアップ。


受付で次の予約をして、カウンターを見ると、駐車券に押すスタンプがあった。

どうやら各自が駐車券にスタンプを押してゆくらしい。

前回はそれを知らなくて、8ドルも駐車料金を払った。

今日はそのスタンプを押して精算所にもってゆくと、2ドルになった。


駐車場の出口は2つか3つに分かれていて、プリペイドの人はこのレーン、だとか書いてある。

駐車料金は事前に精算することになっていながら、それをしない人のために有人の精算所がある。

ボーっとして運転していると、違うレーンに入ってしまう。

ちゃんとプリペイドのレーンから出たけれど、その先がまた2つに分かれていて、なんとなく左を選んだら

それは入ってくる車専用のレーンで、私は逆走しながら外に出たことになる。



病院に行くことひとつとっても、いろんな細かい「ワザ」があるものだ。



初めて病院に行ったとき、次の予約の日時が書かれているカードをカウンターで見せて

不思議な顔をされた。

日本だと「診察券」があるのが当然だったから、私はてっきりそれを「診察券」がわりなのだと思ったのだ。

ここでは、病院に行ったら名前を告げるだけでいいし、

料金はあとから保険会社から請求がくるので、たいていの場合、診察が終わったらそのまま帰ればいい。




さて、再び同じ薬を塗ったので、1時間後に洗い流した。

今回はかなりヒリヒリすると思っていたら、

みるみる塗った部分が盛り上がり、ニキビどころか、ひどい水疱瘡状態になってきた。

不安になり、病院に電話してみた。

ちゃんと英語で伝えられるかという問題はあったが、

夫の帰りを待っていたら病院は閉まってしまうし、この水疱瘡状態を見たら

そんなことを言っている場合ではない気がしてきた。

呼び出しコールのあとでレコーダーになり、予約は1、処方箋は2、請求関係は3を押してくれ、と言う。

仕方がないので、予約ではないけど1を押して待つ。

電話に出た人に事情を話すと、この電話は違うので折り返し掛け直してくれるという。

どこに掛けていいかわからなかったのでゴメンナサイ、と言うと、

いーの、いーのよ、と優しいじゃないか。

5分後、電話が掛かってきて、同じ説明をした。

するとそれは正しい反応だと言うのだ。

「でも2週間前にはこんなふうにならなかったんだけど」

「待ってて、同じ薬を使ったか調べてみるわ。ああ、前回思ったほど効果が見えなかったから

強い薬にしてるわね。でもそうなっても大丈夫よ。ワセリンを塗って絆創膏を貼ってね」

洗面所のクロゼットには、なぜかわからないが買ってあったワセリンと、

一番小さなバンドエイドが一箱入っている。

すごいな、無駄なことなどないのだな。


首と鎖骨まわり一帯に10個のバンドエイドが貼られた様は壮観である。

目がまだ完全に治らないので、メイクもできず、

バンドエイドだらけの首、おまけにアゴには、ホクロを取ったあとのバンドエイド。

鏡を見て、大きな溜息しか出てこない。







にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村


皮膚科

2015-04-22 17:09:57 | スキンタグの話
スキンタグの詳しい話は、カテゴリー「スキンタグの話」を参照してください。




さて、防水タクトテープがスキンタグに効き目あり。

オロナイン軟膏も、できかかりのやつには効く。

でも、やっつけるスピードに対し、あらたに湧き出てくるタグのスピードが勝り、

とうとう皮膚科に行くことにした。



行ったのは、総合病院の中に入っている皮膚科で、

私の主治医のT先生の紹介だ。

この総合病院っていうのがものすごくわかりづらくできている。

メインの建物には入院病棟だとか手術室なんかが入っていると思う(というのは入ったことがないから)。

その建物のまわりに、さらに建物が3つあり、その中に皮膚科だとか内科だとかいった

クリニックがひしめきあって入っている。

どのビルに行くかで、使う道もパーキングも変わる。

一人でぶっつけ本番で行ける気がしなかったので、夫が平日に休めたときに、予行練習をした。

車を停め、駐車場の建物から目指すビルに移り、皮膚科のドアの前まで行くという念の入れよう。



おかげで無事に皮膚科に到着。



笑い方を忘れたかのような受付の女性に、初診時に記入する紙を渡された。

わからない単語は電話に入っている辞書で調べつつ、

社会保障番号を手帳から写し、職場の電話を調べ、記入するまでに7分かかった。


呼ばれて個室に入って、さらにナースから問診をうける。


そして颯爽と入ってきたのは、カリフォルニアの大学で勉強しました、というような雰囲気の(どんなだ?)

若い白人のドクターだ。


カリフォルニアのようなドクターは、私のスキンタグを じーーーーーーーっ  と眺め、言った。



「ははーん、これは molluscum だね」

「は?スキンタグじゃない?」

「スキンタグもあるよ、でもほとんどは molluscum といって、ウイルス性のやつさ」

そう言ってカリフォルニアDrは、ペンの先で、これがスキンタグで、これがmolluscum、と丁寧に示していった。

どれも同じに見える。


この モラスカム というやつは、子供に多いそうで、子供から感染することが多いらしい。

「お子さん、いる?」

「いません」

まあ、いたとしても私のお子さんといえば、もうすっかりお子さんではなくなっている年頃だけども。


治療法は、この場で薬を患部に塗る。

1時間たったら洗い流す。

そして2週間待つ。

その頃にはきれいになくなっているというのだ。

ほんとかいな・・・・・

これは放っておいても治るというんだけれど、 5年ぐらいかかることもある らしい。

5年も待ってられん。




カリフォルニアDrが、私の顔にも2つ見つけた。

先が白くない脂肪の塊のようにも、吹き出物のようにもみえたけれど、これも モラスカム だった。

ナースが、先にスキンタグ2箇所を凍らせ、麺棒の先でモラスカムに薬を塗ってゆく。


「何個ありました?」

「えーと、タグが2個と、モラスカムが23個あったわよ」


23個!!!!


北斗七星どころじゃないじゃないか。

星雲ができそうなぐらいあるじゃないか。



きっちり1時間後、家でシャワーで薬を流した。

ほんとにこんなんで治るんだろか?

とりあえず2週間後に再びカリフォルニアDrに会うことになった。




にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村











ダクトテープのあと

2015-04-10 22:05:30 | スキンタグの話
スキンタグの話を知らない方は、カテゴリーの「スキンタグ話」を参照してください。

ダクトテープを貼って数日おいてみたら、

完成したスキンタグは跡形もなく消えたものの、

まだイボになり切ってない、発展途上のイボは膿んだようになり、

赤くなっていた。

白く膿んだ先端を潰したら、さらに真っ赤になった。という所まで書いた。



消毒したあと、しばらくオロナイン軟膏を塗っていたが、

何となく乾かした方がいいような気もして、放っておいた。

赤みは数日でだいぶ引いて来た。

他のことにかまけて、スキンタグのことなど忘れていて、

ふと鏡をみると、消えかかった赤みのその中心にあったはずのイボがない。

その部分は、皮膚がピンクになっているだけで、何の突起もないのだ。



新たな結論。


ダクトテープは、発展途上のイボにも効く。



これで、オロナイン軟膏とダクトテープがあればスキンタグも怖くない。








と、言いたい所なんだけれど、

皮膚科に行くことにした。

他のことにかまけている間に、まるで寝た子を起こしたように

首やら鎖骨周辺に怪しき突起がワラワラ発生してきたからで、

主治医のT先生に紹介してもらったドクターに、予約をいれた。

皮膚科が少ないのか、取れた予約は2週間後。

どんな診断が出るのか興味深いところ。



にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村

ダクトテープ

2015-03-28 21:58:22 | スキンタグの話
さて、北斗七星スキンタグはその後どうなったか。

(詳しいスキンタグの話は、カテゴリー「スキンタグ話」を参照)

姉が日本から送ってくれたオロナイン軟骨が、でき始めのスキンタグに効いた。

というところまで書いた。


ちょうどその時、友人から、防水のダクトテープをスキンタグに貼るといい、

という情報を聞いて、早速ダクトテープを買ってきた。

何日か貼ったままにして、イボの呼吸ができなくなるようにする、のだそうで

テープを小さく切って、3箇所に貼った。

ひとつは、既に乾いて肌色になり、いかにもスキンタグ化したもの。

あとの2つは、まだ吹き出物状のもの。

2日目、吹き出物状のものが痒くなってきた。

見ると、テープの周りの皮膚が赤くなっている。

「ふふ、窒息しかけているのだな」

と思い、痒みを我慢した。

4日目、皮膚の痒みはなくなったが、テープの上から触るとまだ突起がある。

5日目、もうそろそろ様子を見てみようと剥がしてみた。


既に出来上がっていたスキンタグのテープを剥がしてみると、そこには何もない。

確かにイボの上に貼ったのだが、きれいになくなっている。


しかし吹き出物状のスキンタグは、真っ赤になって、まるで膿んだニキビのように

先端に白い突起ができていた。

いけないとは思いつつ、ひとつの白い突起を潰してみた。

何かがでてきて、そこは更に赤くジュクジュクした感じになった。



これは目立つ。

すんごく目立つ。


とりあえず、消毒して、絆創膏を貼った。


ダクトテープは、確かにスキンタグに効くのが確認できたのはよかった。


ただし、完成したイボに限る。


さあてと。

この真っ赤なジュクジュク。北斗七星どころじゃないともいえるし、いや、見方によれば

北斗七星時代よりは良くなってる。

赤みが引けば、北斗七星を形成していた他のブツブツが消えかかっているから

間延びしたオリオン座ぐらいになる。

と言っているうちにも、今度は首の付け根に新たなタグを発見。

これは既にイボ化しかかっており、迷わずダクトテープを貼った。

じゃあここも、と貼っていったら、合計4箇所にダクトテープを貼ることになった。

年をとるというのは、なんと面倒なことだろうか。






にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村



まさか、の

2015-03-09 14:05:32 | スキンタグの話
スキンタグの詳細は、カテゴリーの「スキンタグ話」を参照してください。


大きくかいつまんでおくと。

・鎖骨の付近に、ぶつぶつしたものができた。

それは肌と同じ色で、脂肪の塊のようでもあり、皮膚の一部のようでもある。

これをスキンタグと呼ぶらしい。


・アメリカのテレビショッピングで買ったオイルをつけたが、変わりなし。


・夫が、オレガノオイルが効くと人から聞いてきて、自分の頬のシミに原液をつけ

やけただれたものの、見事にきれいになった。(なぜスキンタグじゃなくてシミにつけたのかは不明)


それを見て、スキンタグにつけたものの、赤くなってきて怖くなって使用中止。



・あるとき突然、既存のスキンタグ以外にブツブツしたものが大発生し、北斗七星のようになる。



・病院で、あっさり「スキンタグね」と診断される。

はじめからあった大き目のスキンタグを病院で凍らせてもらう。


・夫が、自前のウオノ目だかなんだかの凍らせるキットで、新しいスキンタグを凍らせてくれた。

そしたらその部分が丸く火傷状態になった。





スキンタグ、スキンタグと騒ぎ出してから1年以上たっていて、今更ながら、その道のりを思う。


さて、スキンタグどころか、夫が凍らせたところの丸い火傷を何とかしたい、といっているところに、

姉から小包が届いた。

日本に帰った妹から話を聞いたのだろう。

あれやこれやの荷物の中に、 オロナイン軟膏 が入っていた。

私の北斗七星を見た妹が、

「オロナインつけてみたら?」と言ったのだ。

子供の頃、よくオロナイン軟膏のお世話になった。

かゆいときには ムヒ か、 タクト で、擦り傷には赤チンだった。


白いボディに赤茶色の蓋も昔のまま。

さっそくオロナイン軟膏をスキンタグに塗った。

服で擦れるので、塗った上から絆創膏をはり、4,5日たった頃だろうか。

丸くて赤黒くなっていた火傷の肌が、きれいにぽろぽろと剥けた。


さらに数日。


首筋にできて目だっていたスキンタグのでき始めのヤツが2つあったうち、ひとつは消えた。

もうひとつも、ちょっと目にはわからないほどになった。


火傷が癒えて、太陽系から北斗七星に戻った鎖骨の下部分は、

小さいものからだんだんさらに小さくなっていって、いまや大きいのは北極星と金星を残すのみとなった。

その大きいものも、吹き出物程度だ。



こう来たか。


まさかオロナイン軟膏とは。


はじめからあったスキンタグは、病院で2回凍らせてもらったあと、半分以下に縮んだものの、

依然としてまだある。

見るからに「イボ」化したタグには、オロナイン軟膏は効かないのかも。

できはじめの、まだ吹き出物状態のタグには効く。



大きくなりかけたら、凍らせて、

そのあとでオロナイン軟膏を塗る。


実は今、首と肩の境のところに、この凍らせ頃のタグができている。

これには、防水ダクトテープを貼ってみようと思う。

最低5日間は貼ったままにして、スキンタグを窒息死させるんだそうだ。

これはフランスからの貴重な情報。



日本にいたら、さっさと皮膚科に行ってるんだろうなあ。

と思いつつ、けっこうこの過程も楽しんでいたりするからこまりもの。





にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村