太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

大晦日にメキシカン料理

2021-12-31 08:02:59 | 日記
クリスマス前から、ファミリーフレンドのリーと、息子さん家族がハワイに来ている。
リーは40年以上もハワイに住んでいたが、2年前にこちらの家は貸したまま、息子さんたちがいるシアトルに引っ越した。
リーは義両親の家に滞在し、息子さんたちはワイキキのコンドミニアムにいる。

みんなで夕食を囲んでいた昨日、シュートメが、
「明日の夜はメキシカンにしない?」
と言った。
普段は家で作るけど、簡単にテイクアウトしましょうということ。
大掃除もない、仕事納めもない、おせちもない、初日の出もない、夜中の初詣もない、お雑煮もない、
そんな年末を過ごして11年。
大晦日と1月2日は普通の日で、元旦は祝日。

今年を振り返ってみたかったけれど、今日も仕事なので、それは明日。
皆さん、良いお年をお迎えください。



ブーブー紙

2021-12-30 08:35:25 | 日記
今日は晦日。日本は大晦日。
毎年のことながら、この盛り上がりのかけらもない年末は、中身のない最中みたいだと思う。
ハワイは元旦だけが休日で、2日からは通常どおり。
レコード大賞と紅白歌合戦を観たあと、にぎやかできらびやかな雰囲気から一転、永平寺の映像が静かに始まる「ゆく年くる年」。
出かけるのが好きな父は、もう初詣に行く支度を始める。

子供の頃の思い出のうち、特に年末年始には濃い記憶が詰まっていると思う。


さて、あるエッセイを読んでいたら、

ブーブー紙

という言葉が出てきて驚いた。
昔、私も確かにブーブー紙と呼んでいたからだ。
正式にはハトロン紙だろうか、蝋紙だろうか。
岩波文庫の文庫本のカバーになっていたと思う。

ブーブー紙と聞いただけで、ブーブー紙に口を当ててブーブーと震わせていた子供の時分の私が思い浮かび、
芋づるのように妹の笑顔や、相撲中継をしていたテレビ画面まで出てくる。
ひとつの単語に、どれだけの記憶がくっついているものなんだろうか。




すまじきものは宮仕え

2021-12-29 08:06:16 | 日記
大企業を舞台にした小説を読むと、すまじきものは宮仕え、というのも理解できるが、
生き馬の目を抜く大企業で働く予定がない(というより、したくてもできない)私は絶対に宮仕えが1番だと思っている。

人に使われるのではなく、自分で自由にやりたいと言って独立する人達。
けれど、自由には、その何倍もの責任と不安がぴったりとくっついてくる。
私の実家はささやかな事業をやっていたから、受注のあるなし、資金繰り、揉め事などをつぶさに見て育った。
テレビ局を辞めて、私も会社の中の一員になった20数年間は、まさにその渦中にいた。
だから、妹が和菓子屋に嫁ぐと言い出したとき母が反対したのもよくわかるし、
私は必ずサラリーマンと結婚しようと決めていた。


ハワイに移住して、最初に就いた仕事を夫が辞めるというときに日本に行った。
私の友人が紹介するといって連れてきた、フリーのカメラマンと、写真好きの夫と話が盛り上がり、
ハワイで日本人相手のツアーをする仕事を立ち上げる、という話になってしまった。

「あなただけが知っている写真スポットを巡るツアーなんかいいよね」

盛り上がる二人を横目に、私は心で「絶対に嫌だ!!」と叫んでいた。
夫が日本人が好きだけど、それは友人として、あるいは行き掛かりの人として出会うから良いのであって、
客として出会う日本人には、いろんな人がいる。
現に日本人のツアーガイドが、ストレスで胃に穴が開く、と言っている。
それに、夫がそんな仕事を始めたら、私も仕事を辞めて手伝わなければならない状況になりかねない。

夫は日本でちょっと高価なカメラを買い、ハワイに戻ってから、ビジネスを始めるにあたり、必要なことを相談しに出かけたりしていた。
絶対にうまくいくわけがないという気持ちに変わりはなく、イライラしながら過ごしていた。
だんだん抵抗することに疲れてきて、私は諦めの境地に入ってゆき、
もうこれは行くところまで行くしかない、と腹を括った。
その途端、夫はその「夢」をすっぱりと諦めた。


不思議なんだけど、こうなってほしくないといことに抵抗しているうちはダメで、
もうなるようになるさ、と心底腹を括ったときに状況が変わる、ということが何度もあった。


今、私の職場は忙しいけれど、もちろん暇なときもある。
もしオーナーの立場だったら、売り上げが少ないときは気持ちが揺れるだろうが、
時給で働いている私は、暇でも同じだけの収入が保証されているので、なんということもない。
やはり宮仕えがいいと私は思うのである。




何の根拠もないアンチエイジング洗顔法

2021-12-28 07:47:54 | 美容とか
私は画期的な洗顔法に気づいてしまった。

日本人は若く見えるので、ハワイにいる限り、それほど老化を気に病むことはない。
そうは言っても、あっちもこっちも垂れてくるのは現実。
服を着て隠れるところは後回しで、公衆に晒している顔をなんとかしようと、
YouTubeで見つけた顔筋肉を鍛える運動などを、細々とやっている。
千里の道も一歩から。
何もしないよりは、たとえそれが気のせいだとしても、自己暗示力の助けにはなるかもしれない。

しかし、ある時、顔を洗っていて気づいた。

顔を洗う時、多くの人が両手を使って顔を上下にこすると思うんだけど、私もそう。
石鹸を泡立てて、なるべく顔をこすらないように洗っても、流す時にはシャワーだけでは落ちきれない気がして、両手で上下にこする。
お湯が間に入っているとはいえ、下にこすったときに頬肉が引っ張られて、ブルドック顔になっているのがわかる。
せっかく顔の運動をしても、1日に2回、ブルドック顔を作るのにいそしんでいたら、意味ないんじゃ?

そこで私は考えた。
すごい簡単なこと。それは、


思い切り口角を上げて笑顔にしたまま、石鹸を流す


反応が怖くて、これは誰にも言ってない。
だから一人で、この数か月それを実践している。
なーんの根拠もないし、効果もわからない。
でも、続けていたら、なんか良いような気がしてならない。
賛同してくださる方は、是非お試しを。





日本の軽トラ大人気

2021-12-27 13:04:59 | 日記
このところ、日本の軽トラを見かけるようになった。
ホノルルで見かけたことはまだないが、うちの村近辺では何台も走っている。
今日も、カイルアで見た。


ね、間違いなく、日本の軽トラでしょう。
運転席が右側だから、輸入しているのだろう。
こっちの人は大きな車が大好きで、トヨタのピックアップトラックとか、
見上げるような高さの、駐車するのが不安になるようなガタイの車が人気。
そんな中で見かける軽トラの、まあコンパクトに見えることといったら。
小回りが利いて、停めるのも場所をとらないし、燃費もよく、なにより日本車は壊れない。
こんな小さな島を走るには、こういう車のほうが向いている。

「今度車を買うときは、荷台がなくてバンになった軽トラにしようかな」

それも軽トラと呼ぶのかわからないが、夫が前を走るこの車を見ながらそう言った。
それもいいけど、運転席に果たして身長2mの人間が収まるのかどうかが問題。