太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

偶然のたまもの

2011-11-30 12:05:53 | 日記




これはガラスのヒビ。

先週末に来たヤードガイ(庭師?)が、芝を刈った際に、飛んだ小石が窓ガラスに当たってヒビが入ったと思われる。

誰もいない留守に来て、家に戻ってみたらこうなっていた。

ガラス屋さんに来てもらわなくちゃ、と言いつつ、みなさん忙しくて(私以外)そのままになっている。

でも私は、けっこうこのガラスが気に入っていて、ここから外を眺めては

「ふーむ、ゴッホの世界みたいじゃないか!きみ!」

などと感心したり、丹念に入り組んだ細かい亀裂を楽しんだり、

切子細工を想像したりと楽しんでいる、そんな芸術の秋。(こじつけ)

グリーク料理

2011-11-29 10:32:44 | 食べ物とか
ハワイ大学の近くに、おいしいギリシャ料理のお店があって、時々でかける。

日本では、ギリシャ料理はほとんど食べた記憶がないが、夫の影響で今は好きな食べ物の中に入っている。


Ddmates(ドマテス)

これは前菜の一つで、葡萄の葉で、お米とラム肉を合わせたものを巻いて、蒸してある。

チマキに似てるかも。葡萄の葉の独特な香りがエキゾチックで、フォークでスッと切れるほど柔らかくて美味。


Spani Kopika(スパ二 コピカ)

これも前菜。ほうれん草をパイ生地で巻いて、揚げてある。ほうれんそうにはほどよい味がついている。

サクッとして美味しい。


ミックスプレート

夫がオーダーしたプレートは、いくつかの料理が盛られている。

ラム肉とビーフ(ギロスと呼ぶ)、チキン(ローストしたのを細かく裂いてある。ほんのりハーブの香り)、ピタパン。


Mousacca(ムサカ)

私が頼んだムサカ。茄子とミートソースを何層かに重ねて、オーブンで焼いたもの。

ここのムサカはホワイトソースがたっぷりかかっていて、かなりヘビーだ。



必ずついてくるサラダは、もちろんグリークサラダ。


これは家でも時々作る。欠かせないのは、フェタチーズとオリーブの実。

ずいぶん大人になるまで、オリーブの実が嫌いだった。

なんでこんなものが美味しいのかわからないと思っていたのに、不思議と突然食べられるようになり、今では好物になっている。




二人でこれを全部食べられるはずもなく、しっかりお持ち帰りをしてきた。

アメリカでは、どのレストランでも残ったものをテイクアウトできるのが嬉しい。

日本だと、衛生上の問題なのだろうが、ほぼ断られたように思う。

残ったらテイクアウトできると思うと、安心してオーダーできるし、無理して食べることもなくなる。




ギリシャには行ったことがないけれど、群青の空に、目に沁みるような白い壁の家々。いつか行ってみたい場所の一つである。



ハワイ トウ

2011-11-28 16:01:54 | 日記
ハワイに来て半年以上たって、ようやく気づいた事実がある。

ハワイじゃ、家の中でも日に焼ける


発端は、素足で立っていた私のつま先を見た夫が、

「あ、ハワイ トウだー」 と指差した。

「なに、ハワイ トウって?」

「ハワイの人は、つま先がサンダルの形に日に焼けるからだよ」 注)トウ=つま先

「えっ!まさかぁー。日焼け止め塗ってるもん」

と言いつつ、改めて自分のつま先を見てみると、なるほど、そういわれてみれば・・・・



しかも、その形が、私が家の中で履いているサンダルの形にそっくりじゃないか。これって一体?




確かに、外に出る時には日焼け止めを欠かさない。

それでも焼けるのは、紫外線が強いからだと思っていた。でもそうじゃなかった。

普段、私が家の中で一番長く時間を過ごす部屋は、庭に出られる大きな引き戸が三方にあって、カーテンはない。

建物の中とはいっても、しっかり紫外線は降り注いでいるに違いなく、そこに毎日スッピンでいたら、そら焼けるだろうさ・・・

アハハ~ 知らなかったなぁ オイ・・ もっと早くに気づきたかった。


私は毎日、うっすらと薄紙を重ねるようにして日に焼けていったということだ。

そ、家の中で。



サンクスギビングの夕方、夫の友人宅に遊びに行ったら、人がたくさん集まっている中に、一人日本人がいた。

しばらくしてから彼女と話をした時に、

「日本人だと思いませんでしたー。てっきりロコの人かとばっかり・・」と言われた。



これを言われたのは初めてではない。

顔の彫りが深くなったのかとほくそえんでいた私がアホだった。

単に日焼けしているだけだったんじゃないか?(どんだけ焼けてんだよって話)

証拠はまだあった。



数週間前に本土から遊びに来た人とみんなで写した写真を、昨日もらった。

胸が開いたサンドレスを着てエヘラ~と笑っている私の首が焼けている・・・それはどう見ても、国籍不明の怪しい女だ。

今日は、ちゃんと足にも顔にも日焼け止めを塗った。

遅いかもしれないけど、明日気づくよりはいいだろう。

たぶん。きっと。そうであってほしい。お願い、頼む。









トレッキング

2011-11-28 10:01:32 | ハワイの自然
土曜の朝、思い立ってトレッキングに行くことにした。

ハワイには、初心者向けから、けっこうハードなものまでたくさんのトレッキングコースがある。

今回選んだのは、アイエア・ループトレイルという場所で、名前の通り大きなループ状のコースを歩く。



ポインセチア

行く途中で見かけた、ポインセチアの木。

日本で、鉢植えのポインセチアしか見たことがなかった私は、最初にハワイでこれを見た時、何の木かわからなかった。





ここからトレッキング開始

家族連れなど、歩く人がけっこういた。ジョギングしているツワモノも・・・

ダイアモンドヘッドなど暑くてたまらないコースでも走る人が必ずいて驚く。ここは涼しいけど、なにしろ足場が悪い場所が多すぎて、快適なジョギングコースとは思えないんだけどな・・・



ユーカリの林

コアラが食べるユーカリとは違う種類の木だけれど、この山の至る所にユーカリはあって、あの独特のスーッとするいい香りが漂う。


これもユーカリ

木の皮が、べらべらと剥ける。昔はこれを紙がわりに使ったこともあったらしい。暖炉の炊きつけにも使える。



チェリーグアバ

コースの両側にずっとこのグアバの木があって、実を食べながら歩く。


大きさはこんなもん

味は、ラズベリーとリンゴを足したような味。歩いて乾いた喉に、ちょうどいい。



風が吹くと、山全体が ゴゴゴゥーーーー・・・ と鳴って振動する感じ。

誰かが笑ったような気がして振り向くと、誰もいなくて、それは風で幹と幹がこすれて クックック と鳴っているのだった。

昼間なのに、なんとなく怖いような・・・




パールハーバーが見える。

夫が子供の頃にここに来たとき、1941年の真珠湾の際に墜落したと思われる日本のゼロ戦があったという。

今はもう、生い茂る木に隠れてその姿は見えない。



H3(フリーウェイ)

25年前にできた、一番新しいフリーウェイが、このH3である。

地元の人達、とくにハワイアンは開発に反対したらしい。

ホノルルなど一部の場所を除いて、今でも無駄な開発をしないようにして、ハワイの自然は守られている。田舎っぽいぐらいでちょうどいいのだ。

私の住む近所にあるハンバーガーショップが、屋根を赤く塗りかえただけで住民の大抗議に合い、すぐに元に戻したというから、開発だけじゃなく、景観も大事にしているのだろう。



夫が、1時間ちょっとぐらいで歩けるというので、水もスナックも車に置いていって、エライ目にあった。

実際は3時間近くかかった。グアバや、ラズベリーの実があってよかったよ、ほんと・・・

「おかしいなあ、こんなにかかったかなあ?」

子供の頃の記憶なんてアテにならん。

おかげで二人とも翌日は筋肉痛だった。