太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

日本は元旦、ハワイは大晦日

2020-12-31 10:04:14 | 日記
大晦日の今日は、晴れているのに雨。
おとといの満月は、ただならぬ明るさだった。
この半月ほど、満月じゃなくても、月の光の強さが半端ない。

昨年の大晦日は夫と、ホームレスの男性を車で探し回っていたなあ。
クリスマス辺りから、夫は体調を崩していたのだが、それでも行くといってきかない。
ホームレスの人にあげる荷物(食べ物や水など)を入れた袋を私が抱え、
お目当てのホームレスを探すのだけれど、とうとう見つからず、別の誰かにあげて帰ってきた。


今年の大晦日。
ウォーキングから戻って、まず、保険会社に電話をした。
毎月払う医療保険の、請求書がまだ届かないので調べてもらうのだ。
おとといは、アメリカ本土にある、政府の保険機関のオフィスに電話で問い合わせをし、
そこでわからないことを、ハワイの保険会社に聞きたかったのだけれど、
年末で月末のせいか、いっこう繋がらない。
おとといは30分も待たされて、まだ繋がらないので諦めたのだった。
そして今日、再び電話をし、40分近く保留されたあとでようやく繋がった。



日本の、クリスマスのあと、がらりと雰囲気が変わって年末になだれ込む、あの感じが好きだ。
28日か29日には大掃除をして、会社のドアにしめ飾りをつけて、「良いお年をー」と言い合いながら家路につく。
5日か6日の年末年始の休みは、のんびりとしていいものだ。


それにつけても、思い出すのは子供の頃のお正月ばかり。
これは私が年をとったということだろう。

紅白を見ながら母が年越しそばを用意したり、
日付が変わるのを待って、家族で初詣に出かけたり。
堂々と夜中まで起きていられて、しかも外出までできてワクワクした。
元旦の朝だけは朝風呂で、お雑煮のお餅は何個食べるのかと、母が家族に聞いてまわる。
昔の人は、たくさんお餅を食べたもので、祖父や父は5個も6個も食べた。


ハワイは、大晦日まで仕事で元旦が休み、2日からはまた通常どおり。
こんなあっさりした年末年始にも慣れた。
明日の元旦は、一人分のお雑煮を作ってみよう。

2020年を振り返るも何も、
こんな記憶に残る1年もなかったものだ。
家族が穏やかに、健康に大晦日を迎えることができたのは、何より幸せなことに違いない。




私の、小切手帳 ~最終話~

2020-12-30 08:59:06 | 日記
小切手帳については、いろいろ書いてきた。

「今さら驚かない」はコチラ
「ハワイの銀行よ、あんたの勝ちだ」はコチラ

かいつまむと、こうなる。


・ふたつある銀行口座のうち、当座預金に私の名前を加えた。(こっちは共同名義アリ)


・キャッシュカードも小切手も当座預金とリンクしているので(本当は普通口座とリンクするようにオーダーしたのだが、向こうのミス。めんどいので、そのまま)
ようやく私個人のキャッシュカードと小切手帳が持てるようになった。


・キャッシュカードは届いたが、小切手帳が待てど暮らせど届かない。


・3か月近く待って、銀行に行って確認すると、まさかの、オーダーされてないことが発覚。(むろん笑ってごまかされる)


・その場でオーダーしてもらい、待つこと数週間。ようやく小切手帳が届いた。


「やればできるじゃん」と言いつつ、封を切ると、
入っていたのは、今までのものと何一つ変わらない、古い小切手帳・・・・・・

コレだったらまだ売るほどあるんだよ!
私が欲しいのは、私の名前が名義に記載されている新しいバージョン。


その週の土曜日は私は仕事だったので、夫が談判しに銀行に行くという。
「まったく、こんなこともできないのかって言ってやり!!!」
「おう!」
午後になって夫に職場から電話をした。

「どうだった?」

「ああ、あれが新しいバージョンなんだってさ」

「だって私の名前が載ってないじゃん、古いのと同じじゃん」

「印刷するスペースがなくて印刷されてないけど、本当は記載されてるんだってさ」

「( ゚Д゚)ハァ?」


当座預金の名義には、義両親の名前も入っている。
それは夫が日本に滞在していた間に、義両親が夫の代わりに支払いなどをできるようにするためで、
今回、彼らを名義から抜くこともできたのだけれど、この先何があるかもわからないので、そのままにした。

そういうわけで当座預金の名義は4人で、
最初に義両親の名前があって、夫の名前、その下に私の名前がくる。
ところが、4人目のスペースがないために、私の名前が印字として現れてこないというわけなのだ。


それが、理由?
ていうか、印刷されてないけど、実はその下にあるんですワ、ていうの、通用するわけ?
夫が窓口で確かめると、「ノー プロブレム!」と胸を張る。
いや、プロブレム大有りだと思っちゃうけどね。


というわけで、
見た目は1ミリも違っていない、まさに瓜二つの小切手帳が手元にあり、
昨日、私は初めて私のサインで、その古い顔した新しい小切手を切ったのである。
ちゃんと支払われるかどうか、あたしゃ知らんよ・・・









金の斧、銀の斧

2020-12-29 10:22:32 | 日記
夫と買い物をしている途中で、ついでだから小切手を入金するという。
スーパーマーケットの中にある銀行のATMは、小切手をスキャンして入金することもできる。


私は絶対に、機械じゃなくて銀行の窓口に行く。
いくらハワイの銀行がいい加減だと言ったって、機械よりは融通がきくし、安心感がある。
だから夫にもそうして欲しいと思うのだけれど、夫は平気で1度に数枚の小切手を吸い込ませたりして、私の心拍数を上げるのだ。


夫はその日も2枚の小切手を同時に機械に入れた。
機械は小切手をスキャンしていたが、しばらくすると小切手を返してよこした。
皺を伸ばして、再び入れる。
またベロベロと出てくる。
「あー。土曜日に窓口に行こうよぅ」
私は気が気じゃない。
何度目かで、今度は画面に表示が出た。

スキャンした小切手の映像が出て、その隣に 

5000ドル(50万円)でよろしいですか?

という確認。その下に、YES と NO のボタン。
小切手には、500ドル(5万円)と書かれており、
その下にご丁寧に Five hundred dollars とも書いてあるのに、である。


まるで物語「金の斧、銀の斧」。


沼から女神が現れて、
「あなたが落としたのは50万円(金の斧)ですか?」
と尋ねているのだ。
ここでYESを押したら、5000ドルもらえちゃうということか。
卑しい私の頭の上に、悪魔と天使が出てきた。

👿「YES押しちまいな、あんたのせいじゃないぜ」

👼「いけないよ、そんなこと。それは泥棒で詐欺だよ」

そんな私をよそに、正しい夫はNOを押し、500ドルとテンキーを打ち直した。
「手書きの数字が読みにくいんだよね、きっと」
そんなことを言っている。
そのために、

Five hundred dollars 

というふうに書く欄があるんじゃないのか?
数字は読めても英語は読まない機械なら意味なし。




だーかーらー私は小切手は絶対に機械に入れないんだ。
言わんこっちゃない。
キャッシュカードすら、1度しか使ったことがない。
アメリカのこういう機械なんか、絶対信じられないのである。









たかが油

2020-12-28 12:37:40 | 日記
なぜか、いろんなことが裏目に出る時がある。

「ああ、それ、あるある」

と多くの人が言うであろう、そういう、あってほしくないけど、
なぜだかそうなってしまうこと。(「その、確率」はコチラ
そして、そういうことがなぜか芋づるのように重なってしまう日。(「ぐだぐだがとまらない」はコチラ



料理をしているとき、鍋の油がはねることがある。

はねた油が自分にかかっても、冷やすでもなく放っておいてもなんともないのが常である。
それが、ここのところ、しっかりと火傷になる。
最初は、左上腕の内側。
いつもよりも熱く感じて、痛みもあったので氷で冷やし、庭から摘んできたアロエを貼ったのだけれど、
はねた油の形どおりに、(まるでハワイ諸島のように見えるのが笑えるのだが)水ぶくれになった。

ぬるぬるしたアロエが落ちないように、サランラップでしばらく巻き、
寝る時にサランラップを外して、絆創膏でアロエを止めて寝た。

翌日、サランラップで巻いていた範囲全体がムズムズと痒くなり、
絆創膏の糊の形に赤くなった皮膚も、異様に痒い。
火傷そのものよりも、その周囲が痒くてたまらないので、その痒みを抑えるために薬を塗り、
うっかり火傷をこすって水ぶくれがつぶれた。


それが癒えるまもなく、今度は鼻の穴の際に油がはねた。

それも熱くて痛みがあり、同じように冷やしてアロエを塗ったが、
前回のようにアロエそのものでなく、ぬるぬるだけを何回かに分けて塗った。
翌日、そこは水ぶくれにはなっていないものの、赤くなって目立っていた。
そんな時に限って仕事に行かねばならず、でもマスク必須で助かった。



揚げ物ではなく、フライパンに油を敷いて料理するだけで、このていたらく。



見かねた夫が、職場から紙でできた「腕カバー」をもらってきてくれた。
そして、これ。
コロナウィルス用のシールド

それ以来、油を使う料理には、シールドをかぶり、腕カバーで手首から肘までを覆うようにしている。

ところがである。

その万全のいでたちで豆腐ステーキを焼いていたとき、
焼けた豆腐をお皿に盛る際に、とろみのついたソースが足の指の上に落ちた。

素足にサンダルだから足指はむきだし。
そのむきだしの足指の上に、ぐつぐつと煮えた、しかもとろみのある汁が落ちたのだ。
これで火傷しないわけがない。

シールドをかぶり、両腕を保護すれば、今度はむきだしの足指を狙う。
これに何かの悪意を感じたとしても無理はなかろう。

かくして、今はシールド、腕カバー、かつ、運動靴を履いている。


昔はこんなことはなかった。
油がはねても火傷なんかしなかった。
これは老化のひとつなんだろうか。
料理するのに奇妙な恰好をしている自分の姿が、あわれに思えてくる。








外国にも美味しいお菓子はある

2020-12-27 10:20:19 | 食べ物とか
料理もお菓子も、日本が1番美味しいし優れていると思う。
フィリピン人は、フィリピン料理が世界で1番だと思っているし、
イタリア人は、イタリア料理が世界一だと思っているように、
それは私が日本で生まれて育った日本人だからなのだろう。
しかし、それを差し引いても、やっぱり日本の食べ物は1番いい、と思ってしまう。
(フィリピン人もイタリア人も同じように言うだろう)



今回は、お菓子の話。

ポッキーに似たお菓子はいくつもあるが、日本のポッキーより美味しいものは、ない。
味がおおざっぱで、投げやりな感じがする。

キットカットでさえ、こっちのキットカットは甘さが強くて
日本のキットカットが懐かしいし、季節ごとで味を変えて作る発想は素晴らしい。

ハワイにも、餅アイスがあって人気なのだけれど、
雪見だいふくのほうが10倍美味しい。
最近、ドン・キホーテで雪見だいふくが買えるようになった。(1個がすごく小さい)

しかし、外国にも美味しいお菓子はある。
特に、チョコレート。
小学生のとき、明治製菓の工場見学に行ったことがあり、コーヒービートをお土産にもらった。
私はチョコレートは明治製菓だと信じていたのであるが、
その工場見学とお土産効果により、その信念はより強化された。

でも、これは日本を凌ぐ、と感動したチョコレート菓子がある。

FERRERO ROCHER


読み方は、いまだにわからない。
フェーローロシェー、と適当に呼んでいる。


ごく薄ーい最中の皮みたいな中に、ヘーゼルナッツクリームとチョコレートを混ぜたのと、ナッツが入っていて、
そのまわりをチョコレートでコーティングし、砕いたナッツがまぶしてある。
これが、あとひく旨さ。
甘さが絶妙で、最中の皮(?)の歯ごたえが小気味いい。
10個ぐらい入って、600円ほどで売っている。
クリスマスシーズンは、かわいいパッケージもいろいろあり、
個別包装になっているので、
ギャラリーに持ってゆく、ちょっとしたクリスマスプレゼントにとてもいい。


箱書きを読むと、カナダで作られていた。
カナダってお菓子が美味しい国なんだろうか。気になる。