太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ひきこもりLOVE

2020-07-31 10:29:24 | 日記
一昨日(7月29日)、ハワイのコロナウィルス新規感染者数が初めて三桁になり
昨日はさらに増えて124人になって、知事は再び、バーの営業を停止すると発表した。

私はハワイでバーに行ったことがない。
そもそも私が住む地域にバーはなく、職場や仲間内で飲む行事もなく、
飲みに行く、という行為が一切ない生活になった。
日本で働いていた頃は、歓送迎会や忘年会は必ずあり、
ほとんど仕事の延長で、私にはあまり楽しいものではなかった。
誰かが辞めるとか、新入社員が入るとかいったことは、個人的なことであり、
それを他の社員たちが集まる場を設けるのは、日本独特の家族的な風習だと思う。
ハワイでも、日本企業は歓送迎会や忘年会をやっているところが多い。

独身のうちは、気の合った同士で仕事のあとに食事+お酒に行くこともあったのだが
そういうこともあった、という遠い記憶だけで、またそうしたいとは思わない。
お酒を飲みたい、と思ったことが、かつて1度もない私は、
飲むことではなく、仲間で会うその雰囲気を楽しんでいたのだと思う。

今の夫と結婚して、彼の仲間内で居酒屋に行くとか、誰かの家に集まるのが私は憂鬱だった。
よく知らない人達(ほとんど外国人)と、適当に話を合わせつつ、
みんなは飲んで良い気分になっていき、私だけがウーロン茶で素面のまま。
私は夫のために、そういう集まりに参加しているようなものだった。




テレビニュースで、バーで歓談する人々の映像が出ると、
同じ島で、こういう世界もあるのだなと思う。

友達と会うなら、夜よりランチのほうがいい。
今はレストランもせいせいしないから、どちらかの家でのんびり会うほうがいい。
外なら、飲み物を持ってビーチや公園の木陰で過ごすのがいい。
大勢で会うのは苦手で、二人か三人がいい。

3月以降、私の行動範囲はさらに狭まって、
こんなに長く家にいたことはなかったけど、私は自分が、いくらでも家にいられる人なのだと再発見した。
昨日の昼間、夫の叔母の家に遊びに行ったら
「どう?暇で、さすがにクレイジーになってきた?」
と聞く。
「ぜーんぜん!」
そう答える私に、叔母は少し驚いてみせた。
仕事をしているときは、1日が過ぎるのが長いが、家にいるとあっというまだ。


週に2日だけ働くという現在のペースも、今の私にはちょうどいい。
週に1日だっていいぐらいだ。
ひきこもってみないと、ひきこもりの楽しさはわからない。










楽ブラを8個買った話

2020-07-30 14:27:17 | 日記
カイルアのTARGETで、ふと目に止まって買ったブラがある。
ロックダウンして家にいるようになり、家にあったイージーブラをつけ始めたら楽で、
これからいつまで自宅待機かわからないことだし、もっと揃えたくなったのだ。
買った翌日に、仕事再開の連絡が来たんだけど・・・・・



色は、黒とレンガ色の二色。
13ドル(1400円ぐらい)というお値段も素敵。
その二つを持ってレジに行ったら、レジの人が
「あ!それかわいい!どこにあったの?私も買わなきゃ」
と言い、近くにいた店員も寄ってきて盛り上がり。

これが、私的に大ヒット。
今まで使っていたイージーブラは、こげ茶とターコイズ色で、肩ひもは普通のブラタイプ。
ところがこれは、前の紐がダブルで、背中側でクロスしていてオシャレ。
Tシャツやタンクトップの下に着て、クロスした紐が見えても大丈夫。
そして、胸の部分が伸縮性のある柔らかい生地で、フィット感が半端ない。
あんまり気持ちがよくて手放せない。
これはぜひ姉妹にも買ってプレゼントしようと、翌日、再びTARGETに出かけた。
ところが、昨日は確かに数があったのに、XLサイズが1つ残っているだけ。
昨日私が帰ったあと、レジ係の人たちがこぞって本当に買ったのに違いない。

家に戻り、TARGETのオンラインショップを見たら、あった。
姉妹に一つずつ、そして自分にもさらに2つ買った。

受け取った姉からLINEが来た。

「なにこれ!!!!すんごーーーーーーーく、イイ!!もう一つ買ってきて。お金払うから」

そうだろう、そうだろう。
同じような体型の姉妹なので、絶対に気に入ると思った。
豊満な胸の人はどう思うかわからないけど、私たちのような体型には本当にフィットするのだ。

お店にはもうないと思ったので、再びオンラインショップで二つ買って、姉妹に送った。
姉妹も、私のように毎日これを手放せない夏になるだろう。
ハワイは年中夏なので、自分用には4つある。

そんなわけで、楽ブラを合計8つ買った話。





捨てるには出さないとならない

2020-07-30 11:30:02 | 日記
今日はちょっと重いかも。

このロックダウン中、私は自分が溜め込んでいる、もういらなくなったものを
どんどん捨てている、というか、捨てさせられている、といったほうが正しい。
なぜなら、そういう状況が勝手に起きてくるのだから。
これは、内容によっては相当しんどいことになる。

納戸の中にあるものを捨てるとなったら、まず、いらないものを外に出さねばならない。
魔法じゃないんだから、あれとあれがいらないから捨てますー、と思っただけでは何も変わらない。
ものによっては、捨てたいものの正体を紙に書きだし尽くすことで、手放せることがある。
でも、根が深いものは、そんなんじゃだめだ。


昨夜、夫と喧嘩をした。
ものすごく嫌な喧嘩で、夫は怒りまくり、私は途方に暮れた。
喧嘩のしょっぱなから、何が起きているのかわかっていた。
私は見えない手で首根っこをつかまれて、私が溜め込んで蓋をしていたものの中に頭ごと漬けられているようだった。

私は前の結婚の、耐え難い記憶の中にいた。
相手が、私には理解できない理由で怒り出すと、3日でも4日でも私を完全無視して過ごす。
朝起きて、黙って出かけ、黙って帰宅し、夕飯を用意している私を横目にふらりと出かけ、
一人で夕食を済ませて戻ってきて、黙って寝る。
何に対して謝るのかもわからなかったが、そんな生活に耐えらないから謝り倒す。
そうなるのが嫌で、相手を怒らせないように細心の注意を払うようになった。
それでも、私が選んだ帰り道が渋滞だったから、といった理由で、
すき焼きの特上肉を買ったから今月は引き締めよう、と私が冗談半分で言った、という理由で相手はそうなる。

あの頃、そうなると私はいつも「ああ、もうこれで離婚だ」と思った。
今なら、さっさと離婚すりゃよかったと思う。
そういう生活を、10年以上も続けていられた私は、不幸マニアだった。

昨日の喧嘩のとき、私はあの頃の自分が乗り移ったのじゃないかと思った。
なんかもう、夫とは修復できないような気持ちになった。
どう説明しようとしても、夫は聞く耳を持たず、私は夫に背を向けて横になった。
あの頃、そうやって、息をひそめて忍者みたいに自分の気配を消してしまおうとしていたように。


すると、さっきまで怒っていた夫が言った。
「ねえ、今、何が起きたのか話してよ」
私は私の気持ちを説明してみた。
夫は、
「ごめんね、もう(喧嘩は)終わりだよ」
私は、前の結婚時代の嫌だったことも説明し、まさにそれをなぞっているようで
嫌でたまらなかったと言った。
「アイム ソーリー(それは大変だったね)、それはノーマルじゃないよね」

時間がたてば私の話を聞き、眠る前に終わらせてくれる夫に感謝した。
前の相手とは口喧嘩にもなれなかった。
地雷の数が多すぎて、恐ろしくて近づけなかったから、結局互いのことを知り合うこともないままだった。

こんなもの、見たくもないのに、20年以上たってもまだ、捨てられずにいた。
何度も捨てたつもりが、根っこは残っているのもわかっていた。
その上を楽しい思い出で塗り固めて、そのままシラっと生きてゆけると思っていたけど、
やっぱり根っこを抜かないとだめなのだということなのか。


でももう喧嘩はこりごりだ。




どこでもマスクの人々の知恵

2020-07-29 09:44:09 | 日記
もうすぐ8月なのに、ハワイは涼しくて快適だ。
直射日光の下にいれば日差しはじりじりと暑いけど、空気はからっと涼しい。


今や、どこかに出かけるといったら、財布とともにマスクが必須。
それでもうっかりすることがあるので、車にひとつ、普段持つバッグにひとつ、
車のカギなどを置いておく棚の上には5つマスクが常備してある。
その数や、リーディンググラスの数に匹敵する。
普通に外を歩くにも、マスク着用するということに表向きはなっているが
ウォーキングの際に持って出たことはない。
ただでさえ息苦しいのに、運動しているときはなおさらで、そのうえ暑苦しい。

ウォーキングのときに会う人がマスクをしていたので、苦しくはないかと尋ねた。
「苦しいよー。だって、これだもの」
と言って、マスクの内側の、本来ならガーゼなんかを入れる場所からクレジットカードを出して見せた。
ウォーキングついでにスーパーマーケットに寄るのだという。
「マイバッグは?」と聞くと、
「これ」着ているタンクトップを指さした。
タンクトップを2枚重ねているので、外側のタンクトップを脱いで品物を入れ、
肩ひもを交差させてバッグのようにするんだそうだ。

なるほどねー。
マスクにクレジットカードを入れたら、そりゃ苦しいし暑いわー・・・・
でも、みんなそれぞれに工夫をして暮らしているのだ。

職場でも、お客様がいないときにはマスクは外している。
胸の谷間にマスクを挟んでいる同僚もいるが、私がやったら即座に床に落ちる。
ちなみに彼女たちの谷間には、携帯電話やたばこも入っている。
マスクを耳にひっかけたまま、上のほうにずらして、カチューシャみたいにしている人もいる。

コロナの前、旅行で来た日本人が黒いマスクをしていることがあって
マスク=白のイメージしかなかった私には違和感があった。
それが今は、トロピカル模様あり、空気孔付きあり、フォーム製あり、ネックウォーマータイプあり。
どんなことも見慣れてしまうものなんだな。






カレールウを使わないカレー

2020-07-28 09:36:33 | 食べ物とか
いわゆるカレーライスは私の好物だが、
カレールウを使わずに作るカレーも、我が家の定番メニューになっている。
味はインディアンレストランで食べるカレーである。

骨のないラム肉を見つけると、迷わずラムカレーにする。
牛肉でも豚肉でもいい。
使うスパイスはコリアンダー、ターメリック、カイエンペッパーの3つだけ。
煮込む時間はかかるけど、作り方はシンプルで、文句なしに美味しくできるのだ。


辛かったので、ココナツミルクを入れたために、少し白っぽくなっている。

【材料】4皿分
大き目の玉ねぎ 1個
ニンニク、ショウガ 適量(多めでもおいしい)
小麦粉 10g(適当)
マッシュルーム 10~15個ぐらい(半分に切っておく)
ターメリック 小さじ1/2
カイエンペッパー 小さじ1
コリアンダー 大さじ2
水 500ml
ウスターソース(とんかつソースでもいい) 大2


1.玉ねぎを刻み、濃いきつね色になるまで15分以上炒める。
 最初は強めの中火で、あまりかき回さずに色をつけてゆく。

2.すりおろしたニンニクと生姜を加えて、水分を飛ばすように炒める。

3.小麦粉を加えて炒める。

4.水を2回にわけて加えて煮立たせ、肉とマッシュルームを入れる。

5.ソースを入れて、蓋を少しあけたまま1時間以上煮込む。

コツは、玉ねぎをよーーーーーく炒めること。
炒め過ぎか、というぐらいでちょうどいい。
味をみて、塩を足したければ足してできあがり。
肉はホロホロで、柔らかい。
温めたナンと共に食べれば、レストランの味。