太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

日本の女性は可愛い

2012-01-31 10:33:27 | 日記
ワイキキの道路や、ショッピングセンターなどには、日本から旅行に来た人たちがたくさん歩いている。

中国人、韓国人と顔が似ていても、身なりと雰囲気で日本人とわかることに最近気づいた。

私が日本にいた頃には、たとえ言われたとしても気づかなかったと思う。以下、女子に限って並べてみた。




若い女の子は、カンカン帽みたいな帽子を、ちょこんと頭に乗せている子が多い。

帽子はツバの広さが命の私は、あれじゃあ日よけにならんじゃないかと思うのだが、日本では流行っているのだろうか。


引きずるほどに長いサンドレスの下に、白いTシャツを着ている人も何人も見た。

寒さ対策なのか、肌を露出するのに抵抗があるのかわからないけれど、サンドレスは素肌に着るほうが気持ちがいいんだけどな。


ブランドに弱いので、名前は知らないのだけど、似たような柄のバッグを斜めがけにしている

柄にはいろいろあって、どれもポップな可愛いデザインで、雰囲気が似ているから同じブランドなのだろうと思われる。


おしゃれなサンダルを履いている

なにしろハワイじゃ、子供の学校の行事に行くにもビーチサンダル、アメリカで唯一、ビーチサンダルで車を運転できる州というぐらい、ビーチサンダル天国である。

ワイキキでは、裸足で歩き、店にもそのまま入ってしまう人だっているのだ。


妙齢の女性は、ストッキングをはいている

ストッキングをはいているコッチの人を見たことがない。私も1度もはいたことがない。売っているのかも不明(たぶん売ってるはず)。


スカートや、ショートパンツの下にレギンスをはいている。

レギンスは、日本でもまだ流行っているのか、けっこう見かける。






番外編として、日本のオジサンにいる、膝丈短パンにシャツをきっちり入れ、ビジネスソックスを履いて靴を履く、というスタイルも独特。



日本では、時代によって流行りがハッキリしていて、松田聖子の聖子ちゃんカットが流行れば、どこにいってもフワフワヘアーで、

ソバージュに太眉、赤い口紅が溢れた時代もあったし、

若い人は知らないかもしれないが、ピンクハウスというブランドが流行った時には、至るところに乙女チックなデコデコ服に身を包んだ女性がいて、すごい威圧感だった。

それでも最近は昔ほどに皆が同じ格好、というふうでもなくなってきたと思うけれど、それでも外から見れば、まだ多少その傾向があるのかなと思う。



たとえ似たような格好をしていたって、日本人の女の子がとびぬけて可愛らしいことに違いはない。

夫の兄など、仕事で日本に来た時に、日本の女の子がみんな、あんまり可愛くてドキドキしたと言っていた。

それはお世辞でも誇張でもなく、一緒にスキー場に行った時も、義兄は女の子ばっかり眺めていた。

私もハワイで、肉まんに目鼻を描いたようなロコや、女を捨てた二十代のロコはいくらでも見ているが、不細工な日本人の女の子に会ったことがない。


それに、妙齢のおばさまたちの若いこと。

白人の人は、想像するに、持って生まれた肌の特色と、紫外線を気にしない文化の結果、細かい皺とシミがいっぱい出て重なりあい、顔や体の至る所にたるんだ皺シミ肌が垂れ下がっている。

ハリウッド女優は、あの美貌とスタイルを維持するのに、いったいどれだけ労力とお金をつぎ込んでいるのだろう(たぶん私には天文学的な数字)

この点では東洋人に生まれてよかった。

日本のおばさま方が気にするシミや皺など、シミ皺の類に入らない。みんなすごく綺麗。



もっとも、ハワイでファッションなんか語れやしない。

だいたいタンクトップかTシャツに短パン、ジーンズ、そのまま海に入れる水着、やたら派手なサンドレス、そして基本として洗濯機でバンバン洗えるもの。

だからこそ、旅行者のおしゃれが目立つのだろう。




カンカン帽子も可愛いけれども、日本人の女の子達が、もともとの可愛さを生かして、それぞれが自分だけに似合う服を着たら、もーっといいのに、と思う。

日本人のおばさま方が、その肌の美しさを生かして、明るいオレンジとかピンクとか華やかな色を身につけたら、もーっといいのに、と思う。










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鉢植え & ジュエリーボックス

2012-01-31 08:55:14 | 絵とか、いろいろ
引き出しがスライドして開く、ジュエリーボックスを買った。

無地で殺風景だったので、絵を描いてみた。


側面(右上のは、カメラの紐)


全体


蓋の部分

違う種類のハイビスカス。側面のハイビスカスは、線香花火のようですごく可愛いのだけど、本物は見たことがないのが残念。



ラッパ水仙の鉢植えを買ったので、合う大きさの植木鉢を購入。

普通の素焼きの植木鉢にも、調子に乗って絵を描いてみようと思った。


水仙が入ったところはこんなふう


ハイビスカスや、


ヘリコニアや、


オヒアレフアや、


アンスリウム を気の向くまま・・・・



そうそう、これも。鉢植えのお皿もね。


アクリル絵の具で物に描く作業は図画工作の雰囲気があって、子供心に戻れる。





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先輩

2012-01-31 08:27:54 | 人生で出会った人々
シアトルに住む甥は空手を習っていて、「イチ、二、サン、シ・・」と日本語で数を数えられるのが自慢だ。

年末に会った時には「カイチョウ(会長)」とか「センパイ(先輩)」という単語も使ってるんだよ、と教えてくれた。







「私が先輩になるわけだね、よろしくね」

そう言って、大河原さんはにっこり笑った。

小学校では、1年から6年まで縦割りにしてグループを作って活動する時間があって、3年生になったばかりのグループ分けの自己紹介のときだった。

大河原さんは5年生で、首の半分あたりで切りそろえた髪は少し茶色で柔らかそうで、くるっとよく動くまあるい目の、ハキハキした明るい人だった。

先輩、なんていう言葉は漫画の中でしか知らなかったから、漫画の登場人物になったような気がして嬉しかったのを覚えている。


何回か活動を重ねる間に、私達はポツポツといろんな話をした。

好きなテレビ番組とか、歌手とか、そんな程度の話だ。

たった2学年上なのに、大河原さんは落ち着いていて、すごく年上に見えた。




或る時、何の話からそうなったのか忘れたが、大河原さんが、


「あのね、私の家、火事で焼けちゃったんだよ」


と言った。

私は何と言っていいかわからず、彼女の顔を見ていたと思う。



「それでね、その時お父さんが死んじゃったんだぁ」




それはまるで、「昨日デパートに行ったんだぁ」というようなサラッとした言い方で、それが余計にそのことの重大さを引き立てているようで、私はショックで何も言えなくなってしまった。


埃っぽい校庭で、体育座りをしていた。

大河原さんは、台の上に立っている教頭先生のほうに顔を向けていたけれど、何か違うものを見ているようにみえた。


「お父さん、紺色の着物着てね、新聞広げて読んでるの。その後姿がね、私が見た最後だったんだよ」


こんな悲しい話を、私は身近で聞いたことがなかった。

胸の奥のほうから、どくどくと恐怖や、彼女の気持ちに寄り添おうとする時の、想像もつかない悲しみや喪失感が噴き出してきて痛くてたまらなかった。

その時私は何か言ったのか、言わなかったのか忘れてしまった。

ただ、風が校庭の砂を吹き上げて、砂が目に入らないように目を細めている大河原さんの、そのおとなびた横顔を、今でもはっきり覚えている。




先輩という言葉で、すぐに飛び出してくるのは彼女のことだ。

記憶の中の大河原さんは永遠に5年生だけれど、思い出す時はいつも、彼女は大人の私よりもずっと大人に思えるのだ。









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世界で1番難しい言語

2012-01-30 09:30:08 | 日記
日本にいたとき、アメリカ人と結婚している、というと、かなりの確率で「じゃあ英語はぺらぺらなんですね」と言われた。

そのたびに、ぺらぺらではない私は複雑な思いをしたものだが、今は夫がそれを味わっている。

すると夫は大抵「いやぁ、4歳児レベルの日本語なんだよ」と言う。





人が集まった時、たまに夫が、そんな前フリから、日本語がいかに難しいかというテーマで話をする。

「相手によって、使う言葉を変えなくちゃいけないんだ」

「どんなふうに?」

「たとえば、同僚に話す言葉と、上司に話す言葉では違うし、取引先とはまた違う。相手を尊敬するだけじゃなくて、卑屈にならなくちゃいけないんだ」

「だからどんなふうに?」

夫は理屈はわかっても、実例がわからないので私の出番になる。

「食べる、というのは自分や同僚が食べる時。上司が食べる時には召し上がる、になって、上司に対して自分が食べると説明する時にはいただくになる。
それに、自分にとってどの程度の距離の人に、どういう言葉を使うかはいろいろで、この人にはこうだっていう規則はない」


「それってどうやって覚えるの?」


「使いながら覚えるしかない」


みんながシンと静まり返る。そこへ夫が、


「ものを数える時、みんな違う言葉がつくんだよ」

「どういう意味?」

「英語なら、人間でもアヒルでも ワン とか ツー でいいけど、日本語は数字のあとに必ずつく言葉があるのさ、そうだよねえ?」

私が引き継ぐ。

「人間なら、数字のあとに にん が付くし、アヒルなら 羽(わ) がつく。本は 冊 だし、鉛筆なら 本 だよ」

「それってどうやって覚えるの?」

「ただ暗記するしかない」


再び場が静まり返る。

一同からため息が漏れる。

「ふうん・・・日本語って・・・」

そうそう、その先を聞きたいんだ。早く言って。


「日本語って難しいんだねえ」


イエースッ!イエースッ!日本語は難しいのである。


私は普段、へんちょこりんな英語を話しているけれども、実は日本語は完璧に話せるのである。


母国語が話せるのは当たり前のことで、すごくもなんともないのもわかっているけれど、

集中力が切れて、会話に取り残される時、自分がすごくバカに思えて悲しくなるから、


そっちの英語よりも難しい(と思われる)日本語を話せる、というただ1点だけで勝ちたい、いや、せめて勝ったつもりになりたいという姑息な心理である。


英語と日本語しか知らない癖に、 もしかしたら日本語は世界で1番難しい言語ではないだろうか 、などという勝手な事実を創作し、

さらに溜飲を下げようとしていた矢先、ある本を読んでいたら、フィンランド語について書かれていた。


フィンランド語には、15の格があるそうだ。

たとえば「パン」に伴う格は、

〔パンが・パンの・パンを・パンの表面に向けて・パンの表面で・パンの表面から・パンの中へ・パンの中で・パンの中から・パンに~なる・パンの状態で~ある・パンから・パンとともに・パンなしに・パンでもって〕

この15の格が、単数・複数によって違う変化をするから、倍の30の格があるともいえる。

その本によれば、アメリカのアイオワ州にある大学のフィンランド語教室は、世界で1,2のレベルの教室であるが、

その教室の生徒は、少なくとも週に2回、精神科医の診察を受ける義務があるという。

フィンランド語の動詞活用変化の煩雑さぶりに、学生の精神は常にある種の危機状態にある、というわけなのだ。





夫がフィンランド人じゃなくて本当によかった。

これは日本語よりも遥かに難しそうだ。

じゃあ日本語は世界で2番目に難しい言語、つーことで。(根拠なし)








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火山の影響

2012-01-28 17:07:59 | ハワイの自然
アレルギー鼻炎の症状で、すっきりしない。



ハワイ諸島で最大の島、ハワイ島(オアフ島の4倍!)には、世界一活発といわれているキラウェア火山がある。

20世紀中に45回噴火しているらしい。

噴火といっても、ドッカーン!!と爆発するのではなく、さらさらの溶岩が山肌を流れてゆくタイプ。

活火山だけど安全な火山で、私が行った時は、国立公園の中にあるラバートンネル(溶岩が通ってできたトンネル)を歩いた。

どうやらココでは不思議な体験ができるらしい、と聞いていたけど、スペシャル鈍感な私にはなーんにも感じなかったなあ。




 (Hawaiian Volcanoes Beauty & Terrorより)

こんなふうに溶岩が海に流れて、海水によって固まって、少しずつ島の面積が大きくなってゆく。

ここ30年で、80万平方メートルも面積が増えているというんだけど・・



なぜ鼻炎の話から、キラウェア火山の話になったかというと、この鼻炎の元は火山だから、である。






一番右側のハワイ島の、緑色の部分がキラウェア山。

風向きと、火山活動の両方の条件が揃うと、火山から出るガスやらが、風に乗ってオアフ島までやってくる(矢印)

普段は風がよく吹くオアフ島だが、これも何かの気象事情で、ピタリと風が止まってしまう日がある。

そうすると、流れてきたガスやらが、霧のように停滞して、それが敏感な人たちの粘膜に悪さをするというわけ。

喘息の人は、ひどくなっちゃうこともあるらしい。



土地の人は、このことを VOG と呼ぶ。ボルケーノの VO と、霧(FOG)の G。

「喉が痛くて・・VOGだからさー」といった具合。


私は、症状が出る時と出ない時があるのだが、今日はどうやら出る日で、鼻炎日和。

朝、海で泳いできたら、ちょっとよくなったような。







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