太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハロウィン

2013-10-31 07:30:41 | 日記
サンクスギビングと並んで、日本人にとって馴染めないイベントのひとつ。

だから盛り上がらない。

子供たちが、あの街に行くと一杯お菓子がもらえる、だとか

大人たちが、どんなコスチュームにするか、だとか

話しているのを、さめた気持ちで聞いている。


それでも今年は、かぼちゃを彫ってみた。

簡単にできるとタカをくくっていたけど、

実際にやってみると、かぼちゃだけに、皮が固くて

なかなかナイフが入らない。

平らじゃないから、細かい作業がうまくいかない。

というわけで、写真はナシ・・・



ハロウィンはいつも雨だったのが、今日は晴れた。






レストランの、こんなデコレーションは、案外好きだったりする。






夫の父が子供の頃は、ハロウィンは子供たちだけのイベントだったという。

今夜、ワイキキは仮装した大人たちで夜の間中にぎわうらしい。

ハロウィンの本来の意味はだんだん薄れて、イベントになりつつあるけど

これはこれでいいかな、と思ったりもする。




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「おしん」

2013-10-30 07:30:53 | 勝手な映画感想
友人に誘われて、「おしん」を観てきた。

今、国際フィルムフェスティバルをやっていて、日本映画の中に「おしん」がある。

1983年に、NHKの朝の連続ドラマで放映していたときに見ていたから

暗くて辛い話なのは知っていて、観るつもりはなかったのだが

友人の子供の学校の関係者は無料だというし、夫が「観たい!」というので行ったのだった。



ドラマでは、少女期から老年期までを1年かけて放映した。

それを2時間の映画におさめるのは無理で、少女期だけのストーリーになった。それも駆け足で。




冒頭10分で、もう涙が出てくる。

吹雪の中を小さいおしんが歩く。

これが南国だったら、また違ったんだろな。

主役は、30年前の小林綾子そっくり。

当の小林綾子は、2件目の奉公先の若女将役で出ていて、母親役だった泉ピン子は

やはり奉公先の大女将として出ていた。






「おしん」はアジア諸国でも人気があるようで、

職場にもDVDを探しに来る人がいる。

人の心を打つものは、国境を越えて同じなのだろう。



友人と私は「懐かしいねー」と当時のことを話し、

友人の子供と夫は、

子供「おめぇの飯なんかねえっ!はやぐ、これさ洗ってこい!」

夫「へえッ!」

と『おしんごっこ』をしている。


「あんたたち、感動したの?」

「感動した感動した、泣いたもん、ねえー?」

「へえッ!」


暗いから見たくないんだよねーといいつつ、結局泣きながら見た友人と私。

感動したんだかどうなんだかわからない子供とガイジン。







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ある、災難 のあと

2013-10-29 07:12:57 | 日記
夫の父が、洗濯室のシンクをあふれさせて大騒ぎになったのが月曜日。(その記事はコチラ

韋駄天のごとく業者が来たのが火曜日。

ハワイにしてはありえない対応の速さ。

土曜日、こんなふうになっていた。





5台あった大型乾燥機は、3台になり、

ガレージにおいてあったベッドのマットレスは、より乾燥するように部屋の中。

床は下地のコンクリートになった。




クロゼットの中と外の壁に、大きな穴があけてある。

壁の中の湿気を乾かずため。



今日も業者は律儀にやってきて、ひとととおり作業をしていったらしい。

このすばやさで行くと、わが寝室に戻れるのも近い。



と思っていたら、

今、本土にタイルを発注しているところで、それがいつ届くかはわからない。

どうせ業者は数週間は忙しくて来れそうもない。

数週間ってことは、数ヶ月ってことだ。ここでは、そうだ。



「仕上がるのは来年だな・・・」



夫がつぶやく。

やっぱね。

そうだと思った。

早すぎると思った。

話がうますぎると思った。


わかってた。

わかっていたともよ。

待ちきれないので、床がコンクリートのまま家具を戻して使っている。



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ウミガメ

2013-10-27 16:47:31 | 不思議なはなし
休日の朝の日課で、海に行った。

ビーチを歩いていると、ウミガメを発見。

ここでは、泳いでいるときに、少し沖のほうで海面から顔を出しているウミガメを見ることはあっても

砂浜にいるのは初めて見た。



近づくと、もう虫の息だった。

海に戻してあげようか、という私に夫は

「もしかしたらここで死にたくて、ここまで来たんだったらどうする?」

私たちは、しばらくそこにいて、ウミガメの命が閉じてゆくのを見守っていた。

私だったら最期のときは、きっと誰かに、たとえそれが見知らぬ人であっても、

そばにいてほしいかもしれないから。




かつて私は、祖母の最期の呼吸を見ていた。

飼っていた犬の、最期の呼吸を見ていた。

車の窓に当たって落ちた小鳥が、最期の呼吸をするのも見守っていた。


そして今日、ウミガメを見守りながら、私は再び、同じことを考えていた。





わたしたちを生かしているものは何だろう?



そもそも、命って何だろうか。

心臓が止まったら、命は消えるけれども、心臓が命ではない。

心臓を動かしめているものがあるはずだ。

玩具を動かす乾電池のような、何か。

もしもそれを「命」と呼ぶならば、それは空気のように一つのものなんじゃないだろうか。

祖母も私も、犬も小鳥もウミガメも、同じ「もの」によって生かされている。

その考えは、年々確信に近くなってゆく。



ウミガメは、その命を閉じた。

私を生かしているものと同じものが、このウミガメから離れていった。

今夜、潮が満ちたら、海がウミガメのなきがらをどこかに運んでくれるだろう。







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「自分を助けてください」?

2013-10-25 20:22:50 | 英語とか日本語の話
久しぶりにノースショアに、あてもなく出かけた。

ワイメア バレーで、毎週木曜日にファーマーズマーケットをやっているのを思い出し、

寄ってみた。






とっても平和。




深い緑の中を歩く、歩く。




ハワイに育つ木の姿は、「生命力」そのものだ。





昔のハワイアンたちの家を復元したものがあったり。




ファーマーズマーケットは、農産物よりも、食べ物やクラフト類のほうが多かった。

のんびりとした雰囲気は、ここも同じ。



地元で作っているドレッシングを売るお店にあった、試食のプレート。





なんじゃこりゃ???


自分を助けてください?


確かに、HELP YOURSELF を直訳したらそうなる。

だけど、それじゃあ日本語としてどうよ?

日本語にするなら「ご自由にどうぞ」だろう。




この辺にも、日本のツアーバスが来るようになって、

あわてて日本人用に作ったのだろう。

その心遣いは買うけども、残念な仕上がり。


言ってあげたほうが親切かなあと思いつつ、でもやっぱり余計なお世話かも、

ウケ狙いかもしれないし、と思って素通りした。

このプレート、ご丁寧に3枚もコピーしてラミネートして、あちこちに貼ってあった。



こんな、なんか全体に田舎くさくてほほえましいのはハワイのいいところの一つだろう。







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