太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

マスク生活1年半

2021-09-30 08:20:43 | 日記
ロックダウンしたのが昨年の3月で、かれこれマスクをして1年半。
仕事がフルタイム体制に戻ってからは、1日8時間余りもマスクをつけている。
コロナ以前から、日本人はマスクを常用している人が多かったけれど、私はマスクが苦手だった。
満員電車に乗らねばならぬのであれば、私もマスクをしたかもしれないが、自分の吐いた空気を再び吸う感じが嫌なのだ。

マスクをしていると目立ってしょうがない文化のアメリカの人たちも、私同様にマスクに慣れるのに苦労している。
うちの職場はエアコンがないから、暑苦しさ倍増。

「あーっ うっとうしい!!!」

職場のオフィスに入るなり、マスクをもぎとった同僚が、その場でスマートフォンで『秘密のマスク』をオーダーした。
秘密のマスクは、いっけん普通のマスクに見えて、呼吸がしやすくなっているらしい。
つまり、マスクとしての役割は果たしてないということだ。
マスクの効果についてはなはだ疑問に思っていた私は、私の分も頼んでもらうことにした。

これが秘密のマスク

スパンコール状のキラキラマスク。
確かに多少薄いような感じはするけど、格段に呼吸がしやすいというわけではない。
洗濯ネットに入れてガラガラ洗えて、薄いのですぐ乾くのは良し。

昨年の春頃は、用事もないのに出歩いていると罰金とられたりしていたし、
家の中以外はマスク必須だった。
今は、外ではマスクをしなくてもよくなったのだけれど、マスクをしていないのは旅行者で、地元民はマスクをつけている。
アメリカ本土では、マスク着用・不着用を巡って暴力沙汰が起きたりしていたけど、
ハワイの人たちはおおらかというか、素直というか、そういう面は日本人に近いと思う。



マスクをするようになって、イヤリング口紅がすっかりお茶を引いている。
マスクを付け外しするときに耳に触るので、イヤリングが取れやすいのだ。
ピアスの人たちも同じことを言う。
好きでたくさん集めたイヤリングが、埃をかぶっている。
口紅も、マスクの裏側に色が付くのが汚らしく見えるし、そもそも塗る意味がない。
封を切っていない口紅が何本もあり、果たしてこれらを使いきるときは来るのだろうか。

イヤリングも口紅も、あれはただの習慣だったのかと思う。
マスクの裏側にファンデーションが付くのも嫌で、いっそファンデーションなしで・・と思うこともあるけれど、
いやいやファンデーションぐらいはと思い直している。







大相撲

2021-09-29 07:38:39 | 日記
私が育った家は、家に人がいる時はたいていテレビがついていた。
朝は時計がわり。
夕食は、NHKのニュースを見ながら。
いまだに「こんばんは、古谷ツナマサです」という年配のアナウンサーの声も顔も覚えている。
気難しい祖父と、自由な祖母の同居だったから、これは食卓の気まずさを紛らわす母の知恵だったのかもしれないと思うようになったのは、つい最近だ。

夕方、台所の小さなテレビで祖母が相撲中継を見る。
私は相撲中継の雰囲気がどうにも苦手で、音を小さくしたり、祖母がいなくなったのを見計らってチャンネルを変えたりした。
何が嫌なのかわからないが、とにかく相撲中継は気分がふさいだ。


その私が今、相撲を見ている。
アメリカ人が作る、日本についての番組を放送するチャンネルを頻繁にみているのだが、
ちょうど夕食を食べ終わる時間に相撲中継をする。
ナレーションはすべて英語で、力士の名前もアルファベットだ。
ひとつの取組みは短くて10秒、長くても数分で、テンポがよい。
50キロも差がある同士の、小さいほうが勝ったりする。
もちろん私は、観覧している人々の観察も怠りない。(そんな記事はコチラ

WAKATAKAKAGEという名前の力士がいる。(漢字がわからないので)
日本人だって舌を噛みそうになるのだから、英語圏の人には読みにくいのは当たり前。
取組みをナレーションするのに、名前をなかなかすんなり言えない。

「ワカタ、ワカタッケ」

「ワカカカ・・・ケ」

取組み中なので早口で言わねばならず、確かに難易度は高い。
WAKATAKAKAGEが出てくるたびに、たぶんナレーターは「アァ・・」と思い、
私は「今度こそ頑張れよ」と思う。


HAKUHOUが引退するという。
10年余り前、まだ日本にいた頃、HAKUHOUが横綱になったのを見た私が
「ようやく日本人が横綱になったねえ。ガイジンばっかりだったけど」
と言ったら、すかさず夫に
「いや、彼はモンゴル人だ」
と指摘されたことがあった。
あれから10年、ずっと最前線にいるのはどんなに大変なことだったろうか。


番組のあとに、ちょっとした相撲蘊蓄コーナーがあり、
土俵のすぐ近くの座布団席が150ドル、升席が一升4人で400ドルと言っていた。
思ったよりも安い。
相当の人気で、なかなかチケットは買えないそうだ。
いつか行ってみてもいいかな、とチラリと思い、私のような人が観客席を観察しているかもと思い直して諦めた。








フライパンでトーストを焼く

2021-09-28 08:01:34 | 食べ物とか
手作りのストロベリーグアバジャム。

先日、遊びに来た友人の手土産だ。
友人は料理上手で、特に焼き菓子やジャムなどが得意。
このジャムは、丁寧に果物を濾してあり、なめらかな甘さと程よい酸味が絶妙で、
スプーンですくってそのまま食べたいほど。

私は一人のランチのときに、バターでかりっと焼いたエゼキエルブレッドに、たっぷりこれをのせて食べる。

トースターはあるけれど、フライパンにバターを落としてパンを焼くと美味しいことを発見。
最初は上の棚からトースターを出すのが面倒で始めたのだったが、トースターよりも格段に美味しいような気がする。
こちらのパンは日本のパンに比べてかなり薄く切ってあるから(5ミリないかも)、トースターだとカリっと、を通り越してガリガリになりがち。
バターを常温に置いていない我が家のバターは固い。(バターをどこで保管するかの記事はコチラ
その固いバターが溶けるまでトースターに入れておくと、さらにパンがガリガリになる。
フライパンだと、バターは溶けるし、フライパンに蓋をすればガリガリにもならず、
チーズを乗せれば、グリルドチーズのトーストができる。


食べたいものが作れる人って、大尊敬。
友人の顔を思い浮かべつつ、今日のランチも美味しくいただいた。






またトイレットペーパー?

2021-09-27 16:37:50 | 日記
コロナウィルスの、3回目のワクチン接種(ブースター)が始まっている。
1月に接種した義両親は、先日シアトルに行ったときに受けてきた。
2回目の接種から半年経過した65歳以上の人たちから。
現在、ハワイでは、レストランで飲食するにもワクチン接種カードの提示か、
48時間以内に受けた陰性証明が必要で、
ワクチン接種もせず、検査も受けない公務員が何人も解雇されたりしている。

ワクチン接種に反対するグループが、道端でプラカードを掲げている。
気持ちはわからなくもないけど、何かを悪と決めてしまうと何かと生きにくい。
陰謀論にハマると、底なしに気分が悪くなる。
どうしたら自分の気分が良くなるか、を考えて日々を過ごすと決めている私は、だからワクチン接種をした。
たかがワクチンごときで不幸になるような、ちんけな人生設計はしていない。
私が何を選んでも、必ずその先にでかい幸せがあるにきまってるのだ。
と、言い聞かせて生きてきた。


ところで、アメリカでまたトイレットペーパーが品薄になるとかいう噂。
ハワイのコスコが、トイレットペーパーや清掃用品の購入数を制限した。
理由は、アメリカ本土で、コロナウィルスのため工場や港が閉鎖したり、物流のトラックの運転手が不足だというんだけど・・
まーた、トイレットペーパー。
何かあると、すぐトイレットペーパー。
昨年、買いだめしなくて焦った話はコチラ
だいたい、トイレットペーパーと合わせてカップラーメンや缶詰、水が店頭から消える。
ちなみにハワイへの物流は通常通りで、品物は十分にあるという。
お店にも普通に並んでいるし、買いだめしようとしている人も見かけない。

「なんで風評に振り回されるかねェ」

と言いつつ、今日出かけたとき、こっそり24ロールのトイレットペーパーを買ってきたのは内緒である。







涼しい夏

2021-09-27 15:14:17 | ハワイの自然
今年の夏は例年よりも涼しかった。
昨夏は確か、毎晩アイスノンを使っていたが、今年は数えるほどしか使っておらず、
天井扇も時々しかまわしていない。
ひと夏に1日か2日ぐらいは、「クーラー欲しい!」と思う日があるものだが、それも今年はなかった。
家にクーラーがあれば、なんとなくつけてしまい、その涼しさにも慣れてしまうのだろうけど、
なければないで、それで過ごせてしまう。
その程度の暑さが、ハワイの夏ということだ。



庭のブルージンジャーが、もりもり元気。

玄関横

玄関横の窓はカウチとテレビがある場所で、部屋の中から花が楽しめる。
ブルージンジャーは、とっても簡単に増やすことができる。
花が終わったら根元から切り、その切った茎をさらに15センチぐらいに細かく切って、
来年咲いてほしい場所の土に放り投げておくだけ。
ジンジャーの茎は竹のように節がある。
その節の部分から根が伸びて、翌年までにぐんぐん育って花が咲く。
うちのジンジャーを見た人たちに請われて、どれだけ茎をお裾分けしたことか。


玄関側から右にまわったところ

そうやって増やしたジンジャーが、家の横でも立派に咲いている。

庭の一部にも

私はこの花の色が大好き。
玄関のジンジャーの下にプルメリアがあって、それが咲いているときには、
プルメリアのピンクとジンジャーの青が引き立てあって、とてもきれい。

5月ごろに一斉にいろんな花が咲きだしたのが、だんだん少なくなってきた今になってもジンジャーだけは元気。
1年の半分以上は咲いているのではないか。

ハイビスカスも元気

今年は庭の反対側にも茎を投げておくつもり。