太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

心が図太くないと政治家になれない

2022-07-31 08:15:05 | 日記
ハワイのガバナーの選挙が近い。
日本の選挙運動とハワイのそれとは、かなり違う。
ポスターを作るのは同じだが、公共の場所に貼るのは禁止で、個人の家のフェンスなどに貼らせてもらう。
選挙カーもなく、交通量のある道路で支援者と共に立って、手を振る。
演説ではなく、テレビでディベート。
そしてテレビコマーシャル。

このコマーシャルなのだが、特定の誰かを貶めるようなものもある。
その候補者の名前と顔を出して、その人がどんなことをした疑いがあるかを連ね「〇〇は信用できない」と言う。
現役の医師である候補者のディベートでは、医師の収入が充分にあって、その上まだ政治家になろうとしているのか、とか、選挙に使う金はどこからきたとか、そんなんばっか。

候補者には家族もあり、心が相当図太くないと立候補なんぞできないなあと思う。
その人がどうしたかということより、その人が政治家になって何をどうするのか、のほうがよっぽど大事。
清廉潔白じゃなくたって、まっとうな政治をしてくれたらそれでいいのでは?




と、選挙権のないガイジンの、しょーもないつぶやき。



「州」の字のしあわせ

2022-07-29 15:35:23 | 日記
夜、寝る時には3匹の猫ズも一緒だ。
クイーンサイズのベッドに、人間ふたりと猫3匹が、川の字ならぬ「州の字」で寝ている。


左側に夫。

夫の右側にチーズケーキのガール。

夫と私の間にコーちゃん。

私に右側か、足元にチーズケーキのボーイ。
(線が1本余った・・・)

ふと目が覚めたとき、夫と私の間で、私の背中にぴったり自分の背中をくっつけて長くなって寝ている猫を見ると、幸せなキモチになる。




フランスで買ってきた3枚目のタペストリーが出てきた。
確かに3枚買ったはずなのだ。
バスルームに飾った。

これもアイロンかけてない・・・

他の2枚は、バスルームの外廊下。






日本人の友人に、断捨離をした話をした。

「私もいっときは凝ったんだけど、あの家は片付かないから諦めたよ」

友人もダンナさんも再婚同士で、友人が住む家には、夫の娘さんの持ち物など、友人が来る前からの物がたくさん残っているという。
娘さんは家庭を持って本土に暮らしているのだが、その家は娘さんにとっては実家なのだ。
別れた奥さんにはボーイフレンドがいて、時々食事をしに行ったり、一緒に娘に会いに行ったりするらしい。(ちなみに友人は元・奥さんが苦手)

「再婚してから16年たつのに、あの家は私の家じゃないんだよね」

残そうが処分しようが、ほぼ自分の裁量で決められることは恵まれたことなのだと改めて思う。




黒電話のお掃除に来た人

2022-07-28 07:58:29 | 日記
イギリスの映画を観ていたら、黒電話が映った。
懐かしいなと思った途端、ある記憶が脳の引き出しから唐突に飛び出てきた。

私が子供の頃、電話がない家も珍しくはなく、そういうお宅は近所の電話がある家の電話番号のあとに「(呼出)」と付け足していた。
電話がある家の電話は、みんな黒電話だった。

飛び出してきたのは、定期的に黒電話を掃除してくれる人が家に来た、という記憶だ。

紺色の制服を着た女性が電話機を拭き、コードを拭いて、最後に受話器の声を吹き込む方に、丸いプラスティックの、独特な香りがするものをカチっとはめて終了する。
その香りは他に例えるものがない香りで、想像するに、消毒機能のある芳香剤なのではなかったかと思う。
どの程度の頻度で来ていたのかはわからない。
子供だった私は、その人が来ると、近くでジーっと作業を見ているのが好きだった。

「黒電話、使ったことある?」夫に聞いてみた。

「あるよ。インディアナ州のグランパんちにあった」

「今思い出したんだけど、定期的に掃除に来る人がいたんだよ。それで芳香剤を取り換えて帰るの」

「ふーん、その人はどこから来るの。掃除専門なの、電話会社なの」

「わからない。その頃は電話は 電電公社 といって公共事業だった」

「わざわざ電話を掃除するために、1件1件まわるの?」

「なーんにもわからないんだよね・・・・あれはなんだったんだ」


母に聞けば覚えていると思うが、その母はもういない。
こういう、どうでもいいような思い出などを、もっとたくさん話しておきたかったと悔やまれる。
受話器に取り付けられた芳香剤の香りが、まるで目の前にそれがあるかのように鼻先に香ってくる。
1960年代終わりから1970年代前半の頃の話である。



やると思った

2022-07-26 08:02:01 | 日記
ハプニングが起こって、

あー、やると思ったんだよなぁ・・・

と思うことはないだろうか。
私は、ある。たぶん、ほかの人よりもある。

先月、記事にしたバスルームのシンク。
排水にはまっていた栓(?)が壊れて取れた。

レバーを上下すると、水が溜められるようになっている、あれ。
管の中で折れたか、外れたかして、ポコッと取れてしまった。
ここで水を溜めることもないし、なけりゃないで困らないので、排水口用の網を買ってきて、置いておいた。
見えにくいけど、真ん中が金網。

しかし、この網。
勢いよく水を流すとカタカタ揺れるし、排水するのに手間をとる。
網部分にゴミが溜まるのもめんどくさい。(そのための網じゃないのか)
それで、3日目ぐらいには外して蛇口の横に置いたままになった。

そして、それは起きた。
休日の朝、化粧水のスプレーの蓋が、手元を外れて排水の奈落に落ちてしまったのだ。
さあ、どうする。
耳かきで探ってみるも、深すぎてだめ。
懐中電灯で照らしても、見えない。
仕方がないので夫を呼ぶ。

休日のさわやかな朝時間をウトウトしていた夫が渋々起きて来る。

「蓋はちっさいし、別にそのままでもいいんじゃない?」と私。

「ダメだよ。また詰まる原因になるだけでしょ」と夫。

シンクの下の扉を開けて、Uの字型のパイプを分解してゆく。
溜まっていた水が漏れるので、タオルを敷く。
外したパイプの、Uの字の底から化粧水の蓋が出てきた。
出てきたのは蓋だけじゃない。黒いヘドロみたいなのが粘土状になっていたし、パイプ詰まりを解消するために挿入するプラスティックの棒の先っぽも出てきた。

「おかげで目が覚めたワ」

寝起きにこんなことをさせて、ちょっと心が痛む。

「あなたさ、いつも網の蓋を外してるけど、常につけておいたほうがいいんじゃないの?」

はい、ごもっとも。
そういう自分だって外したままで放っておいたじゃないか、というのは言わないでおく。


やると思ったんだよなあ。

あのお皿を片づけないと猫にやられるよな、と思った数分後にそれは起きる。そんなのが日常にある。
じゃあ、その前にそうならないようにすればいいのだ。
それなのに、それをしないのが私で、これはいったいどういうことかと思う。(ただのズボラ?)

排水の網は、かくして常時その役目を果たすために待機するようになった。




スキンタグはどうなった

2022-07-25 14:52:25 | スキンタグの話
スキンタグだ、モラスカムだ、と皮膚関係で大騒ぎしていたのは、もう5,6年も昔のことになる。(興味のある方はカテゴリー「スキンタグ話」参照)
職場でオレガノオイルでスキンタグが取れると聞いてきた夫が、オレガノオイルの原液を顔のシミにつけて焼けただれたり、(その記事はコチラ
スキンタグもシミもモラスカムも一緒くた。
防水ダクトテープでスキンタグを窒息させる、なんてこともやったなあ。

さて、その後どうなったかということを報告しようと思う。


結果から言うと、私の元祖スキンタグは今もって健在で、頬骨の上のシミは薄くなったまま、依然としてそこにある。
夫のシミも同様、しっかりとある。

元祖スキンタグは1番の古株で、形成されてから月日が経ったものは消滅しにくいのだと思う。
でき初めのスキンタグは、モラスカム同様アップルサイダービネガーをつけてみるか、防水ダクトテープがいいように思う。(皮膚科の医者も、スキンタグとモラスカムは似た者同士と言っていた)
勇気のある人は、私のように無理に引きちぎる手もある。(むろん痛いし出血する)
魚の目用の液体窒素で凍らせるのもやったけれど、根気よく何度もやれば効くのかもしれないが、凍らせる時も痛いし、あとが水膨れになるのが始末が悪い。


シミは、やはりこれも早期発見のほうが薄くなりやすいのでは。
私がやって薄くなったのは、韓国発の秘密の美肌パック
これを朝晩、こつこつやると、3日もすれば肌が変わって来るのがわかる。
夫もシミにパックすればいいのに、めんどくさいが先にきてやらないのだ。愚か者め。


肌が丈夫なのが取り柄だった私が、急にかぶれたようになったり、風邪薬で腕が痒くなったり、これはもしかしたら一種の更年期で、身体が変化しているのだろうかと思ったりする。
スキンタグが「お迎えイボ」だとしたら、ほんとにそうかもしれぬ。

ただ、素人考えで思うことは、ネックレスを日常的にしなくなってから、新たなスキンタグができなくなったような気がしている。
スキンタグにもいろいろあるのだろうけれど、常に摩擦がおきている場所にはできやすいのかもしれない。


今はもう、テレビコマーシャルで
「ああら、みるみるうちにタグがポロリ!オーマイガー!信じられないわ!」
という商品には心がビクとも動かない。
こっちこそ信じられないわ、だ。

医者は、スキンタグができる原因はわからなくて、体質なのではと言っていた。
体質だとしたら、若いころからあったはずだけどね。
そういえばここ1年ほど、ハトムギ化粧水乳液を使っている。ハトムギはイボ治療に使われていたはず。
化粧水をたっぷりしみこませたら、乳液で首の表面をリンパに向けて上から下に、そっとマッサージするようにつける。
なんか、効いてるような気がする。
イボって老廃物なんじゃないのかなあ。

大昔、妹のお尻に大きなデキモノが現れたことがあって、思春期だった妹は何がなんでも病院には行かないと言う。
そこで実家の近所に生えていたドクダミの葉をたくさん摘んできて、洗ってからすりつぶし、毎日デキモノに塗っていたら見事に完治した。
ドクダミが近くにあったら、それを薄めて塗ってみるのもいいのではないかな。