太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

カカアコ

2022-05-31 08:05:35 | 日記
ホノルルに用事がある時には、なるべくまとめて済ませるように工夫する。

この日は、朝8時にうちの村で私の車の車検。
車検を待っている間に(40分ぐらい)、キャットフードや雑貨なものを買う。そのあと、カイルアのターゲットで夫のワークパンツを買い、画材屋で私のキャンバスを買う。
日本食スーパーに行き、翌週の食材を買ったら隣でガソリンを入れる。
カハラのギャラリーで私の作品の補充をし、ワイキキのギャラリーにも寄る。
ここまで済ませてお昼。
夫がカカアコで医者の予約があるので、夫を降ろしてから、ブックオフに行く。
ゆっくり本を買って、まだ夫から電話がないのでカカアコにもどる。

車を停めて、久しぶりのカカアコを歩く。
何年振り?
ハワイは最近、悲しいことに治安が悪くなっていて、カカアコのあたりも裏通りなどは危険地域になっている。
夜や、昼間でも裏通りは歩かないほうがいい。

以前とは少しお店も変わっている。
喉が渇いたので冷たいものでも買おうとカフェに入ったら、人々が美味しそうなものを食べている。
そういえば小腹がすいた。で、チーズケサディアも頼んだ。
トルティーヤにチーズを挟んで、香ばしく焼いたケサディアは私の好物。


この店で、小さな多肉植物を買っていたら夫から電話がきた。

ウィンドウショッピングなんて滅多にしない。
日本には、この程度の場所はいくらだってあるけど、ここはハワイ。
たぶんホノルルの一部か、カイルアあたりにしかなく、むろん私が住む村にはないもの。
たまにはぶらぶら歩きも楽しい。






4匹目の(外)猫 ポッキー

2022-05-28 14:25:33 | 日記
我が家の庭はジャングルとつながっているからなのか、いろんな猫たちが庭を通り抜けてゆく。
ついでにイノシシも来る。
たいていは自由な飼いネコだが、最近、どう見ても野良ぽい猫がやってくる。
何か月か前に、その猫が玄関先のベンチの上で寝ているのを見て、古タオルと段ボールでベッドを作ったのだけれど、それ以来見かけなくなった。

数日前、同じ猫と思われる猫が、庭のモンキーポッドの根元で寝ていた。
ほぼ毎日、同じ場所にいるので、キャットフードと水を置いてみた。
人の姿が見える間はどこかに隠れていて、人が家に入ると出てきてフードを食べる。
私たちはその猫を「ポッキー」と名付けた。

2階の窓から見下ろす。
根元で丸まっている黒っぽいのがポッキー。
キッチンの窓から望遠で。

ポッキーは、野良猫にありがちな皮膚病があって、鼻の頭と耳の先が赤い。
薬を塗ってあげたいけど無理なので、敏感肌用のキャットフードにして、
さらに水の中に抗生物質を混ぜてみた。

モンキーポッドは、日立のコマーシャルの’この樹なんの樹’と同じ木で、
大きな木陰を作ってくれる。
だから根元は少しぐらいの雨では濡れない。
ポッキーは、いい寝床を見つけたと思う。
2階の寝室の窓と、キッチンの窓から何度もポッキーがいるかどうか確認してしまう。

コーちゃんの母猫ソフィアは、今どこでどうしているだろう。
庭に放してから数日は、呼ぶとどこかで返事をして、勝手口のデッキに置いたフードを食べていたのに、
そのうちに見かけなくなって、10か月になる。
ポッキーがここまで気になるのは、ソフィアと重なるから。
ソフィアも、こうしてどこかの家の猫好きな人にお世話してもらっているといいなと思う。
ぬくぬくと甘やかされて寛ぐコーちゃんを見ると、ソフィアを放したのは本当にソフィアの幸せだったんだろうかと、考えても答えの出ない疑問がよぎり、心がチクリと痛む。





朝の4時間

2022-05-26 08:21:23 | 日記
朝は、4時15分に起きる。外は真暗闇。

猫たちにごはんをあげたら、人間の朝ごはんの用意。
昨日のうちに作っておいた夫のランチを、保冷剤とともにランチバッグに入れる。
冷奴、生姜いりの味噌汁、納豆、フルーツ。
ここ数年の平日は、ずっとこのメニューだ。
髭剃りを済ませた夫が降りてきて、氷とレモンを入れた二人分の水筒を作る。
納豆をかき混ぜたり、フルーツを切ったりもする。
食事が済んだら、5時近くなっている。

ここで二度寝するのが新しい習慣(といっても1年以上たってるが)。
夫が出かける6時過ぎまで、ゴロゴロと横になる。
真暗だった窓の外が白々と明けてくるのを眺めつつ、ぼそぼそと話をしながらウトウトする。
鳥たちが起きだすと、静寂だった庭が彼らのさえずりでにぎやかになる。

二度寝の習慣を始めるまでは、朝食のあと身支度をして出かけていたけれど、
今思うと、あれは慌ただしかった。
二度寝しないでその分長く寝ているほうがいいという人もいるだろうが、私たちにはこの1時間は意味があると思う。


6時に夫が出かけてしまうと、8時まで一人の時間。
コロナになったのを機に、朝のウォーキングはいったん休止したままだ。
ウォーキングする時間を、庭の水遣りにあてる。
これがけっこう手間がかかる。
この庭全部と、建物のまわり、義両親側のエントランス、すべてに水遣りをすると軽く30分以上かかるのだ。
フルーツ系の樹はじゅうぶんな水が必要なので、ホースを根元まで伸ばして蛇口を開いておく。
毎週、庭の手入れをしてくれる人たちが来るのだが、それでも日々の細々したことはやらねばならない。

水遣りのあとは、家の床を掃き、2階にモップをかける。
義両親側の家は、ハウスキーパーが来るのでやらなくていいのが助かる。
猫のトイレを掃除して、ようやくコーヒーを淹れるのが7時ぐらい。
家を出る8時まで、2階のデスクで動画を見たり、絵を制作したり、ブログをかいたりする。
気分によってシャワーを浴びるときもある。

こんなふうに、私の朝の4時間は過ぎてゆく。




トロッコ

2022-05-23 08:15:09 | 英語とか日本語の話
先週の今頃(月曜日)は、コロナ真っただ中だった。
水曜日から仕事復帰したが、まだ喉が少しイガイガするときがある。
コロナ期間で、体重が3キロ落ちて小躍りしたのに、2日ですっかり元通り。


夫と映画の話をしていた。
インディアナ ジョーンズ シリーズ。

私「たぶん2作目の、タイトルなんだっけ?」

夫「どういう話?」

私「ほら、トロッコでローラーコースターみたいに・・・」

夫「トロッ・・・?」

私「トロッコだよ、トロッコ。ガイジンなのにトロッコわからないの?」

夫「?」

私はトロッコのアクセントの位置を変えたり、発音を変えたりしながら根気よく説明したが、夫はいっこうにわからず。
しまいには絵に描いてみた。

「ああ、Minecartのこと?」

マ、マインカート?
マインは鉱山や炭鉱の意味で、それに使うカート。
調べてみたら、トロッコは全然英語なんかじゃなかった
昔の日本人が、トラックの発音をトロッコと聞いて、以来トロッコなのだそうだ。
それはまるで、ソーイングマシンを「ミシン」と聞いて、ミシンになったのと同じ。

こんな程度じゃもう恥とも思わない。
夫も慣れたもので、何も言わない。
私の英語知識なんかこんなもんである。







ばっかり癖

2022-05-19 07:20:58 | 日記
私は何かを気に入るとそればっかり、という「ばっかり癖」がある。
食べ物もそう。
美味しかったメニューは、かなりの頻度で作る。
夫はすべてにおいてかなりおおらかなので、喜んで食べる。
たいして料理のレパートリーもなく、料理好きでもない私が16年もストレスなしに料理ができるのは、夫のおかげ。
細かくて気難しい人に神経をすり減らしていた昔を思うと、夫はおおらかなのに限る。

ばっかりなのは、服にもいえる。
気に入った組み合わせの服は、しばらくどこに行くにもそればっかり。
衣替えがないので、季節の服というのもとりたててないが、昨年の今頃なにを着ていたのか思い出せない。
部屋着は特に「ばっかり」が顕著で、気に入るとほぼユニフォーム化する。
短パンにTシャツやタンクトップという時でも、何枚もある中から同じものを着ては洗い、また着る。
ちょっと前まで、水着のカバーアップに着るTシャツ素材のワンピースが気に入って、
あまりに着心地がいいので色違いまで買って、毎日着ていた。

ひと月以上前になるが、韓国人の同僚が「シロに似合うと思うよ」と言ってオーバーオール的な服をくれた。

これが着やすい。
丈はくるぶしぐらいまであり、コットンで、ポケットもついている。
中はTシャツでもノースリーブでもなんでも合う。
身体を締め付けないので、とっても楽。
韓国人の同僚が乾燥機にいれたら縮んだらしいので、洗濯機から出したら吊るしておく。
あまりに気に入ったので、色違いを購入。
レンガ色というのだろうか。
この色も、黒にも白にも合う。こんなふうに黒いノースリーブと合わせるのが好き。
YESNOというブランドで、Amazonで購入。
ベージュやモスグリーン、黒などカラフルに揃っていて、しかも25ドル(2800円ぐらい)というお安さ。
レンガ色のを買ったときはキャンペーンで20ドルだった。

これを着ていると、案外ほめられることがあり、気分がいい。
それで調子に乗って、せっせと毎日着ているのである。