太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

計量スプーン

2014-05-30 07:45:29 | 日記
同僚が日本に行くことになり、

「何か買ってきてほしいもの、ある?」

と聞いてくれた。

私たちの間で、誰かが日本に行くときにはこの質問が飛び交う。

ハワイではたいていのものは手に入るけれど、そうでないものもある。


せっかく聞いてくれたので

「じゃ、計量スプーン」

と言った。



4月から夫の仕事が変わって、二人の帰宅時間がトントンになった。

3月までは夫が家にいる時間が長かったから、夕食は完全に夫が用意していたのだが

今は私も時々やることになる。

その辺の話は同僚たちにも話していたんだけれど、

計量スプーンと言われた同僚は私をまじまじと見て



「あんた、どんだけ料理してなかったって話・・・・・・」



と、つぶやいた。



だからこれからやろうって思ってんじゃないかぁ。

料理の本を見ながら、いろいろ開拓しようとまで思っての計量スプーンだ。

料理本は、アメリカのものより、やっぱり日本のものがいいから、日本の計量スプーンが必要になる。




彼女は100円ショップで、かわいい計量スプーンを買ってきてくれた。

「これでおいしいご飯を作ってね」



作るともさ。

いつものように適当に材料を入れることなく、これを使って計って作ろう。


・・・まだ使ってないけど。





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至上がっかりオムライス

2014-05-29 14:26:48 | 食べ物とか
今日のお昼のことである。

今日は休みなので、午前中は絵を描いて、お昼はどこかに食べに行こうと思っていた。

夫の両親が家にいると、自分だけお昼を用意するということが難しい。

両親は両親で勝手に自分のお昼のことを考えているのだから、べつに私がどうすることもないのだけれど

ひとつ屋根の下にいるからには、

一応、お昼をどうするか聞く、というのがルール(私が勝手に思っている)だと思う。


そして聞いてみて、万が一、一緒に食べることになったならば

私は私の食べたいものが、まず食べられないことになる。

私が一人のお昼に食べたいものは、お茶漬けとかお餅とかいったもので、

両親が食べたいものは、クラッカーにピーナツバターだとか、チーズサンドウィッチ。

もちろん彼らはお茶漬けやお餅を食べたくはない。


私が仕事をしていなかった頃、義母が家で仕事をしている日のお昼に、

ときどき近くの サブウェイ にランチを買いに行かない?と誘われたものだ。

サンドウィッチが嫌いなわけじゃないけれど、お昼にパンを食べたい気持ちにはあまりならない。

でも、せっかく誘ってくれたのだからと思って、喜んで着いていった。

きっと義母には義母なりに、私を誘わないとならないような気持ちになったんだと思う。



ま、そんなところが同居のめんどくさいところ。

これは日本人でもアメリカ人でも同じだろう。



というわけで、外で食べようと思っていたところ、折りよく二人とも外出していたので

今日はオムライスを作って食べることにした。



冷凍してあるご飯をレンジで解凍しつつ。玉ねぎを刻み、マッシュルームを刻む。

フライパンを熱して油を引き、野菜を入れて炒めてからご飯を投入。

卵は2個使おうかなと思いながら炒めていたときに思い出した。




しまった!ケチャップがなかったんだった!




先週、BBQをしたときに、ケチャップを使い果たしてしまったのだった。

さて、ここまで炒めてしまったご飯をどうしようか。

脳内は100%ケチャップ味のご飯になっている。

かといって、ケチャップを買いに行くのもめんどうだ。


塩味のチャーハンという手がある。(ていうか、それしかない)

チャーハンの上に卵をのせた図を想像するが、その上にケチャップがなかったら

これは寂しい。



とりあえず塩を入れたら、蓋が大きくあいていて、思いがけずたくさん入ってしまった。

動揺する。

が、すでに遅し。


気を取り直し、やっぱり卵も入れたいと思う。

ボウルで卵を溶く。

本来なら、卵は別のフライパンでいり卵にしておいてご飯と混ぜるんだけれど、

ここで私のメンドクサイ病が発症。

えい、このまま鍋に入れてしまえ・・・・・・・・


卵がご飯と絡まって、いい具合にパラパラになってくれるはずという私の目論見は

卵を2個も溶いたことで裏切られた(たぶん1個ならイケタはず)

いつまでたっても、べッチャべチャ。

それはまるで、おじやを炒めているような。


こうなったら、せめて香ばしさを出すために、最後に醤油をたらすべき。

私のトリ頭勘違いは終わらない。

塩を入れすぎたことなんか、すっかり忘れている。

いったん、かけ違えたボタンは、どこまでいってもかけ違ったままだ。


私は鍋肌から醤油をたらした。

べちゃべちゃしたチャーハンもどきのできあがり。

食べてみると、大変塩辛い。

大量の塩に醤油をたしたんだから、しょっぱくないはずがない。



食べ物を粗末にしたくない私であるが、さすがに全部食べ切れなかった。

こんながっかりオムライスは初めてだ。


いや、オムライスですらないか・・・




オムライスに欠かせないものは、卵よりもケチャップだということが判明。

卵がなかったとしても、ケチャップライスは楽しめる。

そもそも、オムライスが食べたい気分のときは、ケチャップライスが食べたいのだから。





気を取り直して、画材屋に出かけたついでにスターバックスに寄った。

最近気に入っている、アイスティ レモネードのグリーンティベース というのを頼む。

さっぱりとして美味しいのだ。ところが


「あいにく今日は切らしてるのよね」


グリーンティベースでは何ができるのか聞いたら

「グリーンティだけ」

しかたがないので、アイスグリーンティを頼む。



なんか今日はそういう日。











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子連れ孔雀 その後

2014-05-29 08:14:39 | ハワイの自然
うちの庭に来ている孔雀の親子。(その記事はコチラ

今はどうなっているかというと。




ドカーン!!



なんとまあ大きくなったことよ。

ちゃんと4羽揃っている。



こんなに小さかったのに・・



後姿なんか、堂々とママそっくり。

羽根の1番外側に、うっすらと緑の羽根が混じってる。





近い、近い。

人に危害を加えられたことがないから、人を怖がらない。

どんどん窓にすり寄ってくる、好奇心旺盛なヒナたち。

調子にのって写真を撮っていたら



「ちょっとちょっと、うちの子に何か用??」



すんません。




この親子、ヒナが小さい頃には、たぶんジャングルの茂みかどこかで眠っていたんだろうと思う。

ところが、今はもう、ヒナたちは自分で飛べるようになった。




夜6時半、屋根の先端にたたずむ親子。

ここから、右側の木の枝まで6,7mを飛ぶ。

まず最初にママが飛んで、枝の上でヒナを呼ぶ。

すると1羽ずつ、勢いをつけてジャンプして、無事に枝にたどり着いた。



かわいいねえ、なんて眺めているけれど、

あのヒナたちが大人になったら、鳴き声も今の4倍ってことだよね・・・







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やめること

2014-05-27 07:23:09 | 人生で出会った人々
ずっと考えていることがある。

この6月で、日本語を教え始めて丸2年になる。

それをやめようかと、もう何週間もかけて考えているのだ。




教え始めたときには、私は仕事をしていなかったが、3ヶ月ほどで仕事を始めて

さらにその3ヵ月後にはフルタイムで働くようになった。


フルタイムになるときに、それまで週に2日だったのを1日にしてもらうつもりが

どうしても週に2日がいいと生徒の母親が言うので、

1日は私が休みの木曜日の午後に、もう1日は仕事のあと6時15分からということになった。


夜の授業の日は、5時に職場を出ても、道路事情によって家に着くのはぎりぎりか

たまに間に合わないこともある。

メールで連絡をとりながら、時間をずらしつつ、急くような気持ちで帰宅する。


夜7時に就寝の生徒は、パジャマ姿でやってくる。

授業が終わるまで、夫も両親も夕食をとらずに待っている。


休みの木曜日、今日はどっぷりと絵を描こうと思うけれど、

日本語の授業の準備もあるし、平日の休みにしかできない用事もあるしで、時間は細切れ。

日曜日は、唯一夫と過ごせる日なので、あけておきたい。



生徒自身は日本語を学ぶモチベーションがないから、状況は亀の歩み。

そんなこんなで2年。

何度かやめようと思ったことがあったけれど、

望まれて教えるのはありがたいことに違いないし、

生徒はかわいいし、生徒のママもいい人だし、

こうやってかかわるからには、何か必然があってのことだろうと思うと

やめる、と言えなくなってくる。



でも、だんだん自分の中で、消化しきれない思いが浮上しては残るようになった。



まだ来週の準備をしてない。今日は急いで帰ってこなくちゃ。明日は3時までに戻らなくちゃ。

日本語クラスがあること自体が負担になってきて

2年やったんだからじゅうぶんじゃないか、

やめてもいいという、大義名分を探しては、それでもやっぱり、と思う。その繰り返し。



何事もそうだけれど、始めるのは簡単。やめるのは大変。

結婚もそうだ。

始めるのは簡単。やめるのは・・・・ほんと大変だった。

結婚するまでも大変ということもあるけれど、やめる大変さには比べられない。



だけど、始めないと進まない。

やめないと、次に行けない。

進むからには心から楽しく、そう決めて人生を変えてきた。




日本語クラスがなかったら、と思う。

準備に追われることもないし、なかなか集中できない生徒にがっくりすることもない。

休みは好きなだけ絵が描ける。

ラクだろうなー、と思うけれど、その決断を下すのにどうしてこんなに悩むんだろう。

ただ私は、いい人のままでいたくて、向こうからやめると言ってくれればいいと思っているのだろうか。

縁を断ち切るようで心が痛むのだろうか。

いくら分析したところで意味ないけど。



あー悩ましい悩ましい・・・










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ハワイにウグイス

2014-05-23 07:26:51 | ハワイの自然
朝、ウグイスの声がした。

我が家のまわりはジャングルで、さまざまな鳥がいるけれど、

ウグイスがいるとは思わなかった。



何度聞いてもウグイスで、

それは聞き間違いようがない。

夫もとんできて、「聞いた?」と興奮気味。



調べてみると、ハワイ諸島にウグイスはいるらしい。

もちろん日本から連れて来たんだけれど。



ホウーーー、ホケキョ



私にはそう聞こえるけど、夫には違うように聞こえるもよう。

にわとりは 私にはコケコッコー。夫にはクックドゥードゥルドゥ

犬は、私にはワンワン。夫にはバウワウ。

これはもう長い間の刷り込みだから仕方がないんだけれど、おもしろいものだ。




濃い緑の熱帯雨林さながらの庭のどこかで、今日もウグイスがさわやかに鳴く。

ちょっと場違いな気がしないでもないが

思いがけず日本にいるみたいで懐かしい気持ちで一杯になる。





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