太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

痩せなくていいから現状維持、と決める

2022-07-08 08:18:30 | 日記
アメリカ本土に住む人たちの、それも特に内陸部には、力士級のどすこい太りがたくさんいて、テレビのコマーシャルは、車と薬品とダイエット関係でほぼ成り立っていそうなほど。
その中に、送られてくる箱に入っている食品だけを毎日食べて痩せる、というものがあって、
「今まで何をやってもダメだったけど、ほらこの通り、45パウンド(20キロ)痩せちゃったわ(テネシー在住 アリス)」
満面笑顔のアリスは、それでも日本人の感覚から言えば肥満なのだが、ビフォーの写真を見れば、確かにすっきりしている。もとは何キロだったのか。

このダイエットを、同僚の一人が買った。
彼女はサモアの血が混じっていて、子供を産むたびに大きくなって、KETOダイエットをしばらくやっていたが、20パウンド(18キロ)落ちたところで挫折。
「垂れ下がっていたお腹が、垂れ下がらなくなった」と言うのだが、見た目にはわからない。
新たなダイエットがけっこうな出費で、これだけお金をかけたのだから絶対に痩せる、と決意も新たに始めた。
私はコマーシャルを見た時から思っていたのだ。

「どこかに閉じ込められて、出されるものだけを食べていれば痩せるのかもしれないけど、誘惑があふれた中で、ほんとにそれだけ食べて暮らせるのか?」

そしてやっぱり、挫折した。
家族の食事は作らねばならず、子供が残したものを一口だけ、と思って食べたり、ついお菓子に手が出たり。

「言い訳じゃないけど、コマーシャルのような豪華な食べ物なんかぜーんぜん入ってないのよぅ」

コマーシャルでは、肉汁もしたたるステーキや、チーズたっぷりのグラタン風やハンバーガーが映る。
しかし実際には、ふた口で食べ終わりそうなカップグラタンや、ぼそぼそしたパンにはさまった薄いハンバーガーで、「刑務所だってもっとマシなもの出てくるわよ」というものらしい。
だいたい、こういうたぐいのコマーシャルを信じたらいけないのだ。



夫は、4月には229パウンド(104キロ)だったのが、今は190パウンド(86キロ)。
3か月で40パウンド近く落として、それを維持している。
身長が2m近くあるから、104キロでも太っているという感じではないのだが、さすがに86キロになると、顔の幅も狭くなり、服に隙間ができて、膝の痛みがなくなったらしい。

夫のやり方は徹底していて、自分が太る原因になるものを一切食べない。夫の場合、それは1番には小麦であり、あとはナッツ類、とうもろこし、ジャガイモ、ナス、そしてお酒。
私もそこまでできたらどんなにいいか・・・・・

私は若いころは、なにもしなくても体重を維持できていたのが、燃焼できなくなったのか、食べれば太るようになってしまった。
放置していたら、116パウンド(52キロ)で、1番太っていた中3の頃の体重を超えて青くなった。
ジーンズは腿の部分がパンパンで、スラックスはお尻の肉でぱっつぱつ。
身長が153センチしかない私の、今の年齢で心地よい体重は105パウンド(47キロ)で、
それより痩せると、手の甲と腕の血管が目立ってくる。
それより増えると、太ももにまったく隙がなくなる。

私の体質でも小麦は1番よくないのだが、パンやラーメンやケーキが大好きときた。
パンは、エゼキエルブレッドで置き換えているけれど、デニッシュやドーナツはエゼキエルというわけにいかない。
なんとか元の体重に戻したいが、少しは食べたいものを食べたい。
そんな私だから、ダイエットといってもゆるゆるなのだが、これだけは続けているということがある。


それは、毎朝、起きたらすぐに体重を測る。
これは私も夫も同じ。
食べ過ぎた翌日など、測りたくないときも勇気を出して体重計に乗る。
ノートに書き付けておくと、過去数年間の体重の推移が一目でわかり興味深い。
特にパウンド表記は、キログラムの2.2倍なので、0.5キロしか減ってないのに1パウンドという数字を見れば気分が上がるし、
0.5キロしか増えてないのに、1パウンドという数字を見れば気持ちが引き締まり、おやつを控えようと思う。

そんなこんなで、ゆるゆるながらもようやく105パウンドまできた。
若い時とは違って、痩せたってきれいになるどころか老けるだけ、とわかっている私の目標は現状維持である。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿