昔はヨーロッパ大陸のパリとアフリカのダカール(セネガル)の間、約17カ国を12000kmを走る世界一過酷といわれるレース、ダカール・ラリー。
途中ほとんど集落や救護施設のないサハラ砂漠を縦断する過酷な競技なため、時折死者・負傷者も出た。
競技区間には、西サハラなど政治的に不安定な国も入っていることも「世界一過酷」と呼ばれるゆえんであった。
同様にヨーロッパ-アフリカ大陸時代は、フランスなど欧米を中心とした選手とメーカーがかつて植民地として支配していたアフリカ諸国で行っているだけに、植民地主義的だとする批判が根強く存在し、テロの標的にされる理由の一つであった。
またアフリカの一般住民の住む地域を競技車両が猛スピードで駆け抜け住民と競技車の事故も発生しており、批判されるのもやむを得ないとする見方も多かった。
それらの事情から、2009年から、開催地が南米に変更された。
砂漠あり、山ありで、その過酷さは変らない。
今年のレースは2010年、 出発は一月一日。 一月17日、ダカールラリー2010のゴールセレモニーがアルゼンチンのブエノスアイレス市内で行われ、四輪部門累計順位の総合17位でフィニッシュした。
TLCのトヨタ・ランドクルーザー200(市販車部門仕様)一号車三橋淳/B・カタルリ組がディーゼルエンジン搭載車ながらガソリン車を含めた市販車部門の優勝を獲得。
TLCは偉業とも言える前人未到の同部門5連覇を達成した。
今大会にランクル200の2台体制で臨んだTLCは初日から1号車が部門首位に立つなど順調な滑り出しを見せたが、負荷の高い砂地の路面に暑さが加わった四日の第3ステージで一号車がエンジンの水温上昇からタイムロス。 代わって2号車が第5ステージで部門首位に浮上した。 その後、同部門のワン・ツー体制を築いたTLCは2台が競技中にフォローしあうなど持ち前のチームワークを発揮して健闘したが、2号車は第10ステージで不運な転倒からリタイアに。 翌日のステージで再び首位に立った一号車が最終的に2位以下に6時間43分27秒の大差をつけてブエノスアイレスにゴールした。
その燃料は従業員の家庭や社員食堂、小学校から集めたてんぷら油などの廃油!
植物由来の燃料を軽油に混ぜるバイオジーゼル燃料(BDF)は2007ねんのレースから使っている。
今回は初めて2台ともBDFで走った。 廃油は約3500リットルを集めたそうです。 おお~いろいろな取り組みがなされているのですね~驚きました。
詳しいことはこちらで、ごらんくださいな。
http://www.toyota-body.co.jp/dakar/rally2010sp/report/report_goal.html