(富士山五合目から 頂上を 間近に見る)
今日から10月、 今月も祝福された月と なりますように!
私が最近見る番組に BS『こころ旅』があります。火野正平さんが 自転車で
日本全国を走る番組。 最初は 彼の年寄りぽい 『 お早うございます。』
という挨拶が嫌だった。 ただスローな自転車で走る 自然の風景に魅せられて
少しづつはまっていった。 彼が坂道で言う 『 人生下り坂 最高! 』 という
口癖が好きで 60才を超えた彼が 登りでは ゼイゼイ息をきらし 下りでは
素直に流れに 身を委すかのように 大喜びする姿は どこか共感 出来ました。
そんな所へ 五木寛之の 『下山の思想』 という本に出会い 軌を一にする感じで
受けとめました。 登山といえば 頂上を目指す若者の勢い、エネルギーを感じますが
下山となると 安全とか 周りの風景を眺めながらとか 無理のない雰囲気があります。
『 坂の上の雲 』を目指した 経済大国日本が 今高齢化の波を受け どう中流国に
軟着陸するか 模索の最中なわけですが、彼の下り坂を 楽しむ生き方みたいなものが
私達にも 参考になるように 思いました。
若い頃の 都会志向から離れ 少し自然に戻って 落日の富士を ゆっくり眺めたい
という 林住期の思いに 『こころ旅』は どこか合致するのです。
陽は昇り 陽は沈む・・、 国家も、個人も またしかりです。
自転車でなく バイクで 富士山の五合目往復70kを 楽しんできました。 外気温
12℃といえば 寒い感じのする 五合目でしたが 陽が出ている間は ポカポカの
温かさ。 観光バスも多く 中国語も飛び交い 仲々の賑わい、 富士山だけでなく
北アルプスも 頂上が美しく 見えました。 初めて行った 『 奥庭自然公園 』は
正に 展望第一で 迫力ある 富士山を見ることができました。 そんな訳で 今日は
富士山特集 2 となりました。
スバルラインから。 前方の小高い山は 桟敷山。
5合目入り口の 奥庭自然公園から見た富士山
高度によって 植生の変化が 分かります。
間近に見る富士の頂上は やはり 岩がゴツゴツした 近づき難い雰囲気が あります。
大沢崩れのようです・・。
ここも 大きく崩れています。
工事用 ? の ヘリコプターが 頂上付近を何度も 飛んでいました。
自転車で行く人 中に走っている人も 見ました。 すごいです!
北アルプスも 頂上だけ 見えていました。 右は八ヶ岳。
無事に帰って 夕暮れ時の富士山です。