( 温泉としては 5つ星の 源泉かけ流しの旅館に 泊まりました。 )
初めて湯治というのを 経験した思いです。 切り傷、骨折、腰痛、神経痛 胃腸病
いわば万病に効く? らしいですが 冷泉治療というか 旅館に泊まって 繰り返し
入って治していく 昔から行われている方法ですね。 実際に直るかどうか 分かり
ませんが それをやっている人が 少なからずいることが 分かりました。 外国にも
湯治はあり 西洋医療も含め 温泉治療をしている様子を 見たことがあります。
2,3回 顔を会わすと そこは 裸のおつきあい ? 親しくなるもので 冷泉が湧いて
くる岩場に集まって 世間話に花が咲く ? 多分 心の癒しも加わるのだと 思います。
同病相憐れむ という諺も あります・・。 昔 武田信玄が 川中島の戦いで 謙信から
受けた刀傷を この温泉で癒したということで 信玄の隠し湯として 有名な 下部温泉。
確かに前を隠して入るので 隠し湯 かと思いましたが まぁ そうではないようです・・。
昔話で 恐縮ですが 私が添乗員をやる前 一人で外国を旅していた頃、アメリカ・ヨーロッパ
の青年男女とバスで長旅に行った時、 北欧で 多分フィンランドで 『 ソーナ 』 に行こう
と言われ ついて行ったところ 混浴のサウナでした。 今回と同じように 女性はバスタオル、
男性はタオルで 前を隠して入っていましたが その内 汗が出て 暑くなって 一人の勇敢な
女性が 自分のバスタオルを パッと投げ捨てました。 そうしたら 次から次へ他の青年達も
投げ捨て 最後に残ったのは 日本人一人でした。 そうなると多勢は無勢 ? 投げない方が
ばつが悪く 遂に私も投げる羽目に・・。 アダムもイブも 生まれた時は みんな裸だったと
当たり前のことを 確認した次第でした・・。
今回 そんな昔話を思いだしたのも 湯治の良さを 感じたからでしょうか ? ただ10泊も
すると お金が 大変だなー と この世的な思いに 引き戻された次第です・・。
無事 午後3時頃には 戻りました。 雨と風、雷が心配でしたが なんとか セーフでした。
身延の久遠寺と言えば 名刹ですが しだれ桜でも 有名です。 最近は ダイヤモンド冨士で
人気スポットですが 季節外れに 行ってみました。 ロープウエーで 山頂に着いたのですが
途中で 雲が冨士を覆い 見えなくなってしまいました・・。 大伽藍も壮大ですが 近くにある
庵(いおり)さえ持たず 回国行脚した木喰上人の里の方が 気にいってしまいました・・・。
木喰上人の彫ったという 微笑仏。
木喰上人は 93才まで 全国行脚して 各地で微笑仏を 造りました。 下部が 生家です。
木喰の里微笑館まで 行ってみました。 柿がたわわに なっていました。
身延山の ロープウエー。
雲が隠そうとする富士山と 下を流れる富士川。
身延山久遠寺には 多くの伽藍が 立ち並んでいます。
祖師堂 東照宮のように 派手な装い ? です。
本堂
最近建立した 五重塔
有名な 久遠寺のしだれ桜
こちらも 樹齢数百年の 杉の木。
身延山も 杉の木が 多いですね。
帰りの 本栖湖、 富士山は すっかり雲に隠れていました。 有り難うございました。