ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

ヤマナシ西部で 見た 花たち。 木喰上人のこと。

2013年10月05日 | 自然 花 写真

      ( 本当に キンモクセイが 香りだすと 秋を実感します。 )



もう一度 金木犀(キンモクセイ)を TOPにしました。 秋そのものですね。

鮮やかなダイダイ色と共に あの甘い香りを かいでみて下さい ?  富士山麓では

昼間の気温が 20℃以下になってきました。 あの暑さを思えば 有り難いことです。


今週は 富士山特集を3度して 下部温泉、身延山久遠寺など 山梨県の西部を 少し

紹介しました。 下部温泉に 是非行ってみたいと 思っていました。 今回は湯治を

体験し 得した思いがあります。 もう一つ 木喰上人に 会えたのも 良かったです。

幾つか 木喰(もくじき)上人の 和歌を 紹介します。 
 
 いきなりに ころり丸まる そのよさは 寒さ忘るる 茶わん酒かな
 木喰も 悟りのまねか あほうもの よくよくみれば ばかのこんげん
 いつまでか はての知れざる 旅の空 いづくの誰と 問う人もなし
 木喰も いずくのはての 行き倒れ 犬か からすの 餌食なりけり
 わが心 濁せば濁る 澄めば澄む 澄むも濁るも 心なりけり
 みな人の 心をまるく まん丸に どこもかしこも まるくまん丸
 丸々と まるめまるめよ わが心 まん丸まるく まるくまん丸


上人と言わず 木喰さん と言った方が 親しみがあります。 今から200年程前の

人で 93才まで 全国を 廻国(かいこく)行脚した人です。 円空のように 各地に

彫刻を残しました。 微笑仏 と言われます。 何処へ行っても 何があっても 笑顔が

大事だよー と言っている 感じがします。
 

身延町が 木喰さんの故郷に 微笑館を 昭和61年に建てました。 親切な係の人が

梅干しとお茶を 出してくれました。 木喰とは 五穀(米や麦)を断って 木の実や草

のみ食べる修行のことで その修行をする僧を 木喰僧と言ったようです。主にそば粉を

水で練って 食べていたとか。 それで山野に起伏し 93まで 生きたとは  凄い ! 

と思います。 56才で廻国(日本中を旅すること)を思い立ち 60過ぎて後 像を彫り

始めた とあります。 それでも33年間 各地を遍歴し 穏やかな木喰仏を刻んだ訳です。


木喰さんの人生を知って 山頭火、芭蕉など先達に 又憬れの気持ちが 出てきています・・・。

 

 

紅葉の始まり




何の実 ?


マンデビラ   高尾には この花の素晴らしい所が ありました。


ピンクの 木立朝鮮朝顔


芙蓉が まだ見られます。


山吹ですが 2度咲き でしょうか? 


もう 名残りの 彼岸花ですね・・。


花が たわわの 擬宝珠(ぎぼうし)


ギンナンの実。 葉が色づくのは これから。


冷たい水が 勢いよく流れる 下部温泉、湯の奥の集落。


国道300号線のトンネル 山が多い ヤ・マ・ナ・シ県です。


287段の 身延山久遠寺の石段を 登る若者たち。


身延山のロープウエーからの富士山。 隠れる寸前です。


コメント (2)
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