(以前 こんな赤い実を ナナカマド と書きましたが ピラカンサスではないかと 思います。)
『 庭前の竜胆開き 菊花また芳ばし。静粛の秋は地上の平和と共に来たれり 』
(内村鑑三) 竜胆(りんどう)は鑑三の 愛する秋の花でもあったそうです。
桔梗と共に 濃い紫が 秋を思わせるのでしょう。
毎日暖かです。『秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・』という歌が古今集に
ありますが 私は紅葉・黄葉が日々進んで 秋の色で 高知の秋を感じます。
8日は立冬でしたが 高知はようやく秋が見えてきた! というところです。
( 15日と書いていましたが 私の間違い・・? お許し下さい !)
『 葉っぱ一枚が 枝から落ちる時 この宇宙は震える。』 (ウパニシャド)
私は 桂浜に近いところで 波が打ち寄せる様を見て そんな感じがしました。
繰り返し 繰り返し白い波が やってきます。まるで地球の呼吸のようです。
その度に波は消えていきますが 飽くことを知りません。
まだ陽が昇らない暗闇の中にいる時も ジーンという暗闇の音が 間断なく
聞こえます・・?
私には宇宙の音のように聞こえます。自然 地球 宇宙 私には余りに大きい
存在ですが その中で私が生かされていることも事実です。わずか一枚の葉が
落ちる時に発する空気の振動が 空間に響いて 宇宙が震える。宇宙の根源が
葉っぱ一枚につながっている・・。私たちの命も 天地の創造主につながって
いる・・。
紅葉が進む高知の樹木を お伝えします。 鑑三の好きな竜胆と共に夏の名残の
芙蓉 木槿(むくげ)の姿も 載せておきます。 昨日のものです。
実だけ比べると ほとんど分かりませんが 葉の大きさに違いがあります。
竜胆(りんどう) 深い紫を気高いものとした 昔の人の心が分かります。
赤いカラスウリ。
モミジの紅葉です。
唐楓(とうかえで)のようです。
ナンキンハゼ と言います。 今あちこちで見られます。
とちの木の黄葉です。
いいぎりの実
せんだんの葉も 黄色くなってきました。
芙蓉が ぽつんと咲いています。
珍しく 木槿(むくげ)を見ました。 芙蓉と共に夏を謳歌した花です。
鏡川の浅瀬 中州の草も 紅葉しています。