
(ひさし振りの 鏡川。)
地震が起こると 私たちの生活は突然乱れてきます。住む所が奪われ 体育館や車で寐ることになります。
でも寒かったり 足腰が伸ばせなかったり 周りを気にしなくてはなりません。食べ物がないと空腹で気力
体力も奪われます。身体の70%は水ですから 水が切れると人間は生きていけません。でも水道が止まり
スーパーでも水を買うことが出来ないと 自治体の給水車に頼らざるを得ません。着る物も少なく 着替えも
出来ません。預金があっても 通帳・カードが失われるとどうにもなりません。日頃便利に使っているお金も
クレジットも カードが無ければ無意味で 人間社会が作り出した架空の存在だと分かります。
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動物は気候の変化に合わせるよう 移動します。渡り鳥などいい例です。魚も回遊します。人間も車その他の
移動手段を持っていますが 新幹線は止まり 国道は遮断され ガソリンは値上げされ 車そのものを失った
人々もいます。私も日頃バイクに乗り 市電に乗ります。しかしこれらが使えない事態が起こることを想定
しなくてはなりません。日頃『排気ガス』と言いながら 今はガソリンを使って大いに移動しますが ガソリンが
無くなれば 歩くか自転車になり 行動半径は大いに狭くなります。1時間4kmが行動の基準になります。
昔の東海道は 二週間かかって 歩いたそうです。
私たちにとって 衣食住の全てを社会に依存していることが分かります。日本の食糧自給率は40%と言いますが
エネルギー自給率は5%以下です。外国に頼りっぱなしです。私個人の食糧自給率はゼロ !エネルギー自給率は
歩くか自転車をこぐ位で 1~2%? いざ大震災となれば 間違いなく生きていけません。
自然から与えられるものは恵みで 今まで無料でした。だから感謝が薄かったとも言えます。北京のように
空気が汚れて ガスマスクを付ける必要が出てきて 問題の深刻さを感じるわけです。ピースボートで行った中国の
厦門(アモイ)の空もひどいもので 早くそこから逃げ出したいと思ったほどです。マダガスカルの水も飲めたもの
ではありません。
外国を旅行してペットボトルが当たり前の生活を知りました。40年前の話しです。ミネラルが無いときはコーラを
飲んでました。最も衛生的な飲み物でした。土の上を裸足で歩く快適さを思いますが 以前狂牛病の流行ったイギリスで
人間の靴やバスのタイヤまで 消毒水をくぐらなくてはならない経験をしたことがあります。 否応なく自然から離れて
生活しなければ 人間の命は守れない時代に入っているのです。
工場で生産が活発になり 経済活動が盛んとなって 人口は増加 消費は拡大 都市が膨張しました。そこでは資源
・エネルギーが大量に使われ 自然は少なくなっていきました。森林は減少し 山は壊され 水源の汚染 砂漠化が
進みました。生態系はこわされ 自然だけに依存する生き物は住む場所を失い チンパンジーも雀もペンギンも
どんどん数が減っています。生物多様性が無くなって何故か人類だけが急膨張です?
人間の活動の拡大が 自然への圧力を強めています。ライフスタイルを変えなくては と世界の人々が集まって会議を
持ちますが それは先進国のエゴだと開発途上国から反対が出るのです。確かに不公平ですが インドに アジア・
アフリカに先進国と同じだけの食糧・資源・エネルギーを使われると 地球・自然はもう回復の限界を超え 地球は
悲鳴をあげ 生き物への報復が始まるのです。いやもう始まっているのです。100億の人口を前に持続する社会を
どう作っていくか 待ったなしの課題が人類に突きつけられています。

花水木 今年はあまりハナミズキを美しく撮れませんでした。

ハナモモ 桃の木ですが 園芸品種で 花中心 !?

躑躅 難しい漢字ですね。 つつじです。 本来5月に入ってからですが もう今満開です。



浪花茨(なにわいばら) きれいです。


カキツバタ(杜若) この花も5月が主ですが・・。 水辺に咲きます。

カラー 同じく水辺に咲いていました。


川辺の代表的な花 芹(せり)です。

紫蘭(シラン) この花も5月の花ですが 全体に花期が早まっているようです。

ハルジオン。雑草で 貧乏草とも言われますが 数が多いからでしょう・・?

牡丹(ぼたん)です。