ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

3日目後半 辺戸岬~高江へ。

2017年01月27日 | 自然 花 写真

    ( マングローブの森。 本島の北部には ヤンバル(ジャングル)が沢山残っています。)


3日目の後半を書きます。 名護から北部地方を一周すると 130km程です。
昨日は 辺戸岬(へどみさき)までの片道だけだったので 今日は後半の東側の道路を通って
名護へ戻る道です。 途中に高江があります。 ここは以前高知で見た映画の現場です。
ヘリパッドの建設地です。地元の人々が基地を固定化するヘリコプター着陸帯を造るのに
反対して 座り込みをしているのです。それらを排除して 既にヘリパッドは造られています。
それでも反対の座り込みを 辺野古の人々と連帯して続けています。

高江は ヤンバルと呼ばれる亜熱帯樹林(ジャングル)の中にある150人程の小村です。
最近 北部地方のアメリカ軍事基地を返還するニュースがありました。 おまけに政府は
その地域を 豊かな自然が残る『世界遺産』として申請しようとしています。確かに西側道路と
違い すれ違う車も 追い抜いていく車も ほとんどない静かな所です。

そんな中に ヘリパッドを幾つも造っているのです。 元はアメリカ軍のジャングル訓練
センターでした。そこは ヤンバルクイナの生息地でもあります。鳥はよく道路でひかれて
いるそうです。それを介護する保護センターもあります。 他の動物にとっても 騒音や
排気ガス などで生きるのに大変な場所です。訓練しなくなったジャングルを日本に還し 
主要となるオスプレイの基地を沢山造って固定化していくのがいくのが 果たして日本の為
でしょうか? 貴重な生き物の生存危いということは 次は人間が危ないということ ?

既に22箇所のヘリパッドがあり 更に6基追加されました。墜落の危険があります。
政府は 『不時着』だと誤魔化しています。正に危険と隣り合わせに 人々は暮らしています。

『沖縄は見捨てられている・・』 沖縄の人々がそう思っても 不思議はないです。
こんな事実を本土の人々はほとんど知りません。私も反対運動のドキュメンタリーを
見なかったら 関心もなかったと思います。ただ去年のピースボートで 辺野古を訪ね 
その関連で高江も知り 今回訪ねることになったのです。 署名など見ていると多くの人々が
ここにやってきています。沖縄の人々は 子孫の生活の為に 今自分の生活を犠牲にして闘って
います。決して一時の興味本位でありません。命がけといってもいいと思います。

・・又政治の問題になりましたが これは生活の問題 生きる為の活動です。それを支援する
人々も真剣です。 命の問題であり 自然保護と根は共通しています。 アメリカは新大統領の
元で 環境問題など無視しようとしています。経済が全てという子供じみた発想です。
何万年かかって自然が造った豊かな森を壊して 軍事基地を造ることが 本当に人類の為に
なるのでしょうか? この小さな灯火のような反対運動が いつか燎原の火のように 多くの人々の
理解につながることを願います。



マングローブの森は 沖縄に多いですが そこには 色々な生き物が住んでいます。


ヒルギの木。 マングローブの多くはヒルギと言われています。


イタジイの木。ブロッコリーに似ています。 大きな森をつくっています。


桜と共に つつじが咲き出しています。 3ヶ月は早いですね・・。


ナスタチューム この花を見ると 素子サンに教えて貰ったことを思い出します・・。


八重のハイビスカス。 確かに沖縄には ハイビスカスの花が多いです。


大石林山 石灰岩で出来ています。 昨日お伝えしましたね。


クサトベラといいます。 葉が厚い。浜辺に広がっています。


サーターアンダギー と言います。 揚げまんじゅうですが 中は紅芋の粉が入って 紫色です。


高江村に入ると こういう幟があります。 ヘリパッド反対闘争の一現場です。


この道路の2km先に 既に ヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)が 既に建設されています。






風力発電の風車。 風が強いのでしょう。 風車が2基ありました。

コメント (1)
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