( 高知市の南 土佐湾に近い 春野で ツクシを見つけました。)
木材や化石燃料(石油 石炭 天然ガス)が燃焼する時 酸素との間に出来る化合物を二酸化炭素(CO²)と言います。
無色無臭です。 人間(生物)が呼吸する時にもCO²を排出します。人々が密集する時 酸素を吸い CO²を排出する
と 息苦しく感じたり 頭痛 めまいが起こります。 空気中のCO²が0.04%から 4%に増えているからです。
二酸化炭素を含む温室効果ガスは 太陽エネルギーを吸収し 地球の大気 陸地 海面を暖めます。 冬の季節 寒い
風より 暖かい春のような風が吹いてくれるのは有り難いことです。 しかし温暖化は年中 生き物に様々な影響を与え
ます。2022年は最も暑い1年だったと報道にありました。最近の2012年~2021年の世界の気温は 過去30年の
平均気温より毎年暑くなっています。 ここ100年以内で見ても 世界で 0.74℃上昇しており 特に1990年以降
高温の年が増えています。
冬だけの温暖化は高齢者にとって有り難いですが 温度変化で植物の生態系や魚類の回遊に影響が出ています。日本では
1898年以降、100年あたり約1.1℃ 平均気温が上昇しています。さくら前線が早くやって来るようになったと思いません
か? 全国でソメイヨシノの開花日がここ20年ほど早くなり、入学式でなく 卒業式の頃に咲くというのは 私には残念な
ことです。 温暖化を実感しますね。 2月なのにポカポカ陽気 !? うれしいようで 喜べない問題でもあります。
ただCO²には生き物にとって 良い面もあります。 ドライアイスは二酸化炭素で出来ているのはご存じでしょうか?
CO²が溶け込んだ水が『 炭酸水 』です。コーラのような発泡ドリンクに凝縮したCO²が入っていて 開けるとシュアー
と泡が出てきます。火が燃える時 酸素が必要ですが 二酸化炭素は消火器の材料になっています。CO²以外の消火器
では薬剤が残って 片付けが面倒ですし 放水でも水浸しになり 後始末が大変ですが CO²消火器は気体の中に消え
ますので 一番楽な消火法です。
病院でも炭酸ガスレーザーでほくろを取ったりします。X線で胃を検査するときバリウムを飲みますが 同時にCO²を発生
させる発泡剤を飲み 胃を膨らませるのです。魚の鮮度を保って輸送する時 CO²を吹き込み 魚を冬眠させて運びます。
人間には使えないのでしょうか ? 又害虫駆除の為にCO²を農薬として使います。一方で野菜の成長を早める為に
CO²が使われます。元々植物がやっている『光合成』はCO²を取り入れて栄養を作り出すので ビニールハウスのキュウリ、
トマト、イチゴ、メロンなどの栽培に 高濃度のCO²(二酸化炭素)が使われています。
このようにCO²は人間の活動に色々役立っている面もあり 実は温暖化も有り難い働きなのですが 温室効果ガスが増え
すぎると 効果が裏目になる訳です。いつも親の敵のように二酸化炭素を説明していますが 私たちの生活に役立って
いる面もあり 要は使い方なのです・・。
フキノトウもあちこちで見られます。2月の始めから 探していました。
フキノトウの天ぷら など昔からの習慣は残していきたいですね・・。
オオイヌノフグリ(大犬のふぐり) 雑草扱いですが 濃いブルーは目を引きます。
お堀の土手に咲き出した 黄梅(オウバイ)。別名 迎春花(げいしゅんか)
普段はもう少し遅い(2月下旬)のですが・・。 新しく出来た図書館の庭に植えられています。
春の代表は 菜の花。食べられる花の意味で 『 菜の花 』
満開の梅 ピンクの濃い梅 青空に映えますね !
紅白にも見える満開の花。
梅は長生き。 くねくね曲がった枝。 バラ科でサクラ属ですが 個性があります。
一生懸命に咲いている感じがありますね。
白梅はまた上品で 個性があります。
高知新聞にも出ていました。 『 命燃やし老梅咲く 』と。明治の初めに植えたらしい。
幹のほとんどがボロボロになっている。皮一枚で多くの花を咲かせています。
梅にゆかりの潮江天満宮。 建物をバックに 毎年咲いています。