ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

   梅特集 !  その2  立春の後。

2023年02月08日 | 自然 花 写真

(日当たりの良い梅の木 花の開花が早いです。 元々早春の花ですが 更に早咲きです。)

 

『 地球は人類のゆりかご 』 という表現があります。地球あってこその人類 私たちを育んでくれた地球です。

今や人類80億がこの地球上に生活しています。その内 貧困者(1日1.9ドル未満で生活する人々)が6億8千万人 

きれいな水を飲めない人々もほぼ同数おり 難民が1億人になるそうです。人口は今世紀中に100億に増えるという

予測です。世界で食糧危機 エネルギー危機が叫ばれる中 今後全ての人類が 先進国並みの生活レベルを維持する

ことは 決して簡単ではありません。その危険性が多くの自然災害となって現れています。 

 

昨年9月、パキスタンでは例年の3倍もの雨が降り、国土の3分の1が水没、1700人以上が亡くなるという未曾有の大災害に

見舞われた。被害総額は、6兆円を超えるとの見方もある。そのパキスタンがこれまでに排出してきたCO2の量は、世界の

累積量のわずか0.3%。米国の24.5%、日本の3.8%とは大きな開きがある。 年々自然災害は増加し、途上国から「損失と

損害」の救済を求める声が高まるのも 当然です。

 

IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)が 2021年に発表した報告書では 極端な豪雨や熱波、干ばつが増えている

原因が温暖化にあるとしています。人間活動により地球温暖化が起こっていることはもはや疑う余地は無いと多くの科学者

が指摘しています。現在大気中の二酸化炭素(CO²)濃度は過去200万年で最も高く この10年間は 過去12万5千年の

期間で最も暑かった! 現在の気候はこの何千年の間に前例の無いもので 人間の活動が大気 海 陸域を温暖化させた

ことは 疑う余地は無いと 報告書は明言しています。

 

20世紀と同じように21世紀も石炭や石油などの化石燃料を使って高い経済成長を目指し続けると、2100年には地球の

平均気温が2000年よりも約4°最悪では 6.4℃も上昇すると予測されています。 環境と調和しつつ 経済発展を進めても 

約1.8℃上昇するとのことです。 これにともなって海面の推移は平均で約40cm近く上昇する。40cm 海面が上昇すると

失われる砂浜は60%になります。 私たちを取り巻く環境が大きく変わります。今1℃程上がっただけで 様々な異常気象

自然災害に見舞われている私たちです。 これが数倍になっていく未来は 本当に住みづらい環境になりそうです。

 

報告書は気温が0.5度上昇するごとに熱波や大雨 干ばつなどが目立って増加する。温室効果ガスの排出量を大幅に減らして

産業革命以来の平均気温の上昇を1.5度に抑えても 過去の観測記録に無いような極端現象が増えるだろうとしています。

1.5℃の上昇だと 10年に1度起こったような干ばつの頻度が2.4倍 豪雨の発生は1.5倍になる。上昇幅が2℃だとそれ

ぞれ3.1倍 1.8倍に増えると言う。これらは数字の問題でなく 私たちの命の問題です。これでは持続可能な循環型社会を

維持することは とても難しい・・。 

 

 

新聞でも 高知城の梅の段の雲竜梅(うんりゅうばい)の咲き始めを 報道していました。 

今年は開花が遅い ! と私の印象と同様のことを伝えていました。

今一つ香りが感じられない・・のは 残念ですが 温かさは感じます・・。

鹿児島紅(かごしまこう)の紅は独特の深みがあります。

          年

     興ざめになるかも知れませんが 世界の平均気温の偏差値です。

     2016年 2019年 2020年がここ30年の平均より高く(暑く)なっています。  

紅白 ほぼ同時に咲いて 良かったです。 優劣はつけられない・・。

梅にも色々な種類があるのですが 仲々覚えきれません・・。

つぼみから 少し白くなって 下向きに静かに花びらを広げてきます。

早春の観賞用として 庭や公園に植えられます。 春を告げる木です。

立春のイメージが 伝えられたら 幸せです。 

 

コメント (1)
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