島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

九州旅行3 高屋山上陵

2008-09-26 | 九州本土
   日本神話のおさらいの続き、
 前回の地上に降りた1代目ニニギは、健康ブスの姉と美人薄命の妹の二人と結婚することを薦められましたが、脆いが可愛い妹のコノハナサクヤヒメとだけ結婚して、長命だが醜い姉のイワナガヒメを振ってしまったが故に、天皇家の寿命は神ほど長くは無くなったそうです。
 コノハナサクヤヒメと契った次の日に出産をむかえた為、ニニギは自分の子かと疑ったようです。(当たり前ですね。西洋のキリストの父ヨゼフも悩んだでしょうね)
 [実はコノハナサクヤヒメは、奈留島の奈留神社の祭神でもあるのです。姫は身重のまま奈留島まで流れてきて、奈留神鼻で子供を生んだ後溺れて、奈留神社の前の浜に打ち上げられたことになっていますから、話は上手くかみ合わずややこしい。]
 こちら日本神話は、疑われたコノハナサクヤヒメが火の中で3人の子を生み、その3番目の子が2代目になるホオリです。
 ホオリは耳慣れませんが、「山幸彦と海幸彦」の話で有名な山幸彦がホオリです。
 したがって、ホオリは失くした釣り針を探しに海中に入り、海神の娘トヨタマヒメと結婚し、生まれたその子ウガヤフキアエズは、ややこしくも母の妹(叔母になる)タマヨリヒメと結婚し、生まれた子供達の一人が初代天皇神武天皇と続くのです。
   
      
 今回旅行の第2番目の目的地は、このニニギの息子山幸彦であるホオリの墓である
  高屋山上陵(たかやのやまのえのみささぎ)です。
   
 台風はどこへ行ったのか、夏のように暑く、フークを車に置いて食事する店も無く、この陵の苔むした参道沿いに車を停めて、カツオ節の思い切りかかった弁当を食べました。
   
 2泊目の霧島・日当山温泉近くにある、このホオリを祭神とする鹿児島神宮です。ここも一応セットとして参拝しました。
 これで神代三陵の内二陵を制覇しました。
残るは神武天皇の父ウガヤフキアエズの陵は、鹿児島の東にあるので、「旅行に来た時は全部見ずに一つぐらい残しておいて次回来る楽しみにする」と言う私の方針に従ってパスしました。
コメント (2)
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