島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

大原街道17.

2024-07-03 | 京都へ、京都から

 今は367号線となっている本道とクロスするようになってる旧道を、進みます。

 この辺りの山間の細長い集落が、八瀬童子と言われる人々の住居、本来の八瀬だと思います。

 八瀬(矢背)の地名の由来になってる、ちょっと疑問符の付く、第40代神武天皇の矢傷を治したと言う竃(かま)風呂の実物が有りました。

まるで大きなお饅頭ですね。

 このかま風呂は、青木・青松葉を焚き、頃合いを見て火を引き塩水を撒いて、菰を敷いて中に入る蒸し風呂です。

正面のこの小さな入り口から暗い中に入るのは(今は補強の柱が入っていますが)、小さなサウナでは時々恐怖感が出てくる閉所恐怖症の私には、入ってゆったりすることなどは無理でしょうね。

前述の平八茶屋にも、これより大きく開放的なかま風呂が有り、食事した人は入れましたが、私は入りませんでした。

 祭神として菅原道真(845~903)を祀る八瀬天満宮社(ヤセテンマングウシャ)、道真が若い頃に自己研鑽の為に比叡山に通う折に、此の地で休息したと言われています。

 山裾のある天満宮社に上って、逆に八瀬の集落や大原街道を見下ろします。

静かで誰もいませんでした。

 ここから恋に疲れたら行く、京都~大原三千院♪の

大原を通り抜け、途中峠・花折峠を越えて、朽木・熊川宿から小浜へ抜けるのが大原街道(若狭街道)です。

車ではしょっちゅう通てますが、今回の大原街道探索はこの辺りまでが限度ですので、終了します。

 次からは京の七口の一つ荒神口から滋賀に抜ける志賀山越(山中越え)を始めます。

コメント (6)
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