どこか見覚えのある風景が…
「南北統一の悲願」とか「分断国家の悲劇」とか、
何とか聞こえてくる。
あっ、これ、見たじゃん、行ったじゃん。
ってことで、「南北縦断鉄道」のお話である。
【ムン山(韓国北西部)=福島恭二】
韓国と北朝鮮を結ぶ南北縦断鉄道、
京義線と東海線で17日午前、
軍事境界線を越える列車の試運転が始まった
南北間の列車往来は、
朝鮮戦争中(1950~53年)の51年6月以来約56年ぶり。
試運転はこの日一往復で終わる。
韓国政府は、
南北分断によって途絶した縦断鉄道を
民族和解の象徴として再運行させ、
人的、経済的交流の拡大につなげたい意向だ。
しかし、北朝鮮の核問題が進展しない中、
南北関係だけが進展することに
北朝鮮も韓国からの経済支援取り付けという実利目当ての側面が強く、
韓国が望む鉄道の定期運行実現は難しい状況だ。
なぞと書いているのは、
読売ソウル支局の福島君。
今回のミッションでお世話になったひとりなんですが、
開通については、
過去、4度、北の都合で反故にされたとか。
板門店ツアーのガイドさんは、
「どーせ、今回もダメですよ」と言ってたけど、
56年ぶりの扉が開いたって訳。
歴史的瞬間には立ち会えなかったけど、
ちょっとニアミスしたってところかな。
辺りの金網や木々には、
離散家族が再会を願って結ぶ、
黄色いリボンが揺れていた。
言葉もないね。
で、まあ、こうした話とは距離を置き、
ただただレアものの話を披瀝したい相手としては、
やはり全国通津浦裏に潜む、真性「テッチャン」たちですね。
神戸のマリリン、みちのくのシサシさん、
ここには行ったことないだろ、と。
いいだろ、と。
写真、いくらでもあるから送りますよ。