今日、1月6日は、私の44回目の誕生日。
いやあ馬齢を重ねただけのわが人生。
それでも、祝ってくれる家族がいるのは幸せである。
「ハッピーバースデー! お父さん!」
焼きながら、乾杯なのだ。
やさしいチビはプレゼントをくれました。
大黒天、ワンちゃんの刺繍が入った、ハンカチである。
実に嬉しい。
ますます燃やしたくなるってもんである。
なぞと盛大にやってたら、携帯がなりました。
ジジイ。
「大怪我したようなで、わしゃ…」。
声はいつものようにムダにでかいんだけどね。
で、しょうがねえなあ、って、駆けつけると、もう大笑い。
ぜんぜん動けませんね、ジジイ。
ってことで、119番。
救急救命士さんの登場である。
ここで大活躍したのがチビ。
どうしてこうなったのかと聞く救命士さんだが、
ジジイの言うことは意味不明。
ババアはさらに勝手なことをほざいている。
私自身、よくわからず困っていたところ、
チビが「こんなんじゃなかったの?」って、転倒の様子を実演。
ジジイは「おう、あっくん、それじゃ、それじゃ、そうゆーことじゃ」
実に頼もしいチビである(笑)
救急車の車内でも大笑い。
「わしゃあ、初めてですわい、救急車」とジジイ。
で、そこで終わらせればいいものを、
「おう、そうそう、ここに乗っとる息子は、昔に乗ったんですで。
バカじゃから、若うに心臓を壊しましてのう、ハハハ」だってさ。
うるせえよ、ったく!
で、なんでこんなお笑いをやってたかとゆーと、
救急車が動かないから。
そう、搬送先がないんだよね。
ことごとく断られます。
これが命に関わるような事態だったら、たまんないだろうなあ。
で、ちょっと小技を使って、ようやく搬送先を確保。
行ってみると、見事に折れてました、背骨。
部屋でひっくり返って、一人シュミット流バックブリーカーってことですな。
春まで入院。
元気になるのは皐月賞のころかな。
ってことで、まるでめでたくないお誕生日。
それでも深夜、二人はもう一度、手作りケーキで祝ってくれました。
ババアも弱いので、これからちと大変だけど、
三人で力を合わせ、難局を乗り越えましょう。
ころっけも頑張りなさい!(笑)