「HERMES」と言えば、数多のブランドの中でも、かなり威張った存在である。
先日、久しぶりに買い物をして、いろいろと思い出したことがある。
数年前、銀座にオープンした際、夜の街の相棒であるS嬢と早速視察。
ビルを囲むほどの列が伸び、終日、界隈はオレンジの紙袋の女性で賑わった。
「全然、不況じゃないじゃん」とS嬢と一致。
当時、コイズミが構造改革を声高に叫んでいたころだが、
欲しいヤツは何が何でも買うのであろう。
私は特に「HERMES」が好きなわけでもない。
「格好いいな」とレザージャケットを羽織ったら、70万円だったことはあるが…。
ただ、まったく購買体験がないわけでもない。
あれは数年前のクリスマス。
当時、私はBMWの325が欲しくてならず、毎日、奥さんにおねだり。
当然のように駄目出しをされていた。
で、天啓のごとく閃いたのは、「エビで鯛を釣る」作戦である。
「素敵なクリスマスプレゼントを渡せば、BMWも買ってもらえるに違いない」
しかし、私は止まらない。
で、仕事をさぼって、勇躍、銀座に。
光り物を物色していると、某有名女子アナが横にいるじゃん。
その後、伝統芸能系に嫁いだりした人だ。
で、ケースから取り出してもらって、リングを指にはめている。
正気でない私は、「●●が欲しいぐらいだから、こりゃ、奥さんも喜ぶことであろう」と即買い。
結果として、BMWもゲット。まあ、別の要因もあるのだが、作戦は成功である。
その愛車もすでに亡い。
さらに無駄なカブリオレに取って代わられている。
回復基調の日本経済。下支えしているのは私である。
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