【最後に「未来からの答え合わせ」があります。お楽しみに】
学問と言えば「秋」なんだろうけど、チビはこの夏、もの凄く学んでいる。
というのも、夏期講習の存在である。
お休みは、水曜、日曜。そしてお盆休みの4日間だけ。
いやあ、過酷である。まだ5年生なのに…。
連れて行った焼鳥屋のカウンターでも、
寸暇を惜しんで学ぶ彼である。
ぶっちゃけた話(まあ、別にぶっちゃける必要もないんですが)、
ここ広島で中学受験するとしたら、あまり選択肢はない。
広島学院さんか広島大付属さん、そして修道さんぐらいか。
ほかにもあるって声もありましょうが、
守旧派のHAPPYMANさんとしては、
30年前に自分が受験したこの3校しか思い当たらないのである。
で、チビに行きたい学校があるかとゆーと、そーでもなさそう。
まあ、そりゃ、そうだよね。
はっきり言って、私にもない。
母校の広島学院さんに行かせたいかとゆーと、「別にぃー」だし、
「まあ、安いから付属もいいねえ。そのカネをポルシェの頭金にでも」ってぐらいか(笑)。
そんな程度だから、
「なぜ受験するのか」という根源的な問い掛けに対する答えを持ち合わせていない。
先日もチビと二人で考えたんだけど、「うーん、どうしてなんだろう?」
二人で顔を見合わせ、終わってしまった。
今のところ、チビは絶好調。飛ぶ鳥を落とす勢いである。
「クラス落ちしたくない」という気持ちも、彼を突き動かしているようだ。
だからこそ酷暑の中、問題集で10キロ近いリュックを背負い、塾に通えるんだろう。
このまま行くとは思えないし、来年の今ごろには悲鳴を上げてるかもしれない。
酷薄なリアリストの私は、なかば覚悟している。
ただ、私はチビも含め、重い荷物をしょって塾に通う子どもたちを凄いと思う。
大げさに言えば、神々しいものさえ感じる。
さまざまな塾の周辺で見られる、そんな子どもたちの姿は、
「努力」という言葉を体現しているよね。
自分を高みに押し上げようとするストレートな「情熱」、
まだ子どもだけに衒いもなく、それは実に眩しく感じる。
受験をめぐる「歪み」や「過熱」に目をふさぐつもりはないが、
それでも彼らを茶化してやりたくない。
みんなに喜びが舞い降りてくれればいいんだけどね。
何かいい人みたいだけど、まあ、そう思う今日この頃。
沈下橋から飛び込むのも凄いし、夏期講習で頑張るのも立派。
チビはこの夏、少しばかり大きくなったような気がしますな。
未来からの追伸
この記事は、バカブログの中でも、安定して読まれています。
なので、一言。
8年後、チビは東京大学文科一類に現役合格。
そしてさらに6年後、東京藝大大学院にこれまた現役合格しました。
そして今は、会社を経営しながら慶応大学院の博士課程で研究してます。
なーんてゆー嘘みたいなホントの話(^^)
焼き鳥屋でのお勉強は効果があるみたいです。ぷぷぷ
ときのことを思い出します。
クラス分けテストやって特進クラスなんてのを作って
バリバリ区別してたな~
中3の受験生たちと毎日のように塾で夜中の12時まで
勉強していたのを思い出します。
問題が解けたときのあの笑顔、うれしそうだった。
私もうれしかったし今でも思い出せます。出します。
一緒にがんばらせてもらってよかった。いい経験をさせてもらいました^^
子どものまっすぐな姿ってすてきですね。
それが勉強であれなんであれ。
あっくん、いい汗をかいてもっともっと大きくな~れ♪
サンままさんが、ちと複雑な表情をされてたのを覚えてますよ。
学力による輪切りであったり、
隠し切れない親のエゴであったり、
中学受験を取り巻く「現実」はきれいごとじゃないですよね。
かつて当事者であったサンままさんだからこそわかるお話でしょう。
ただ、子どもたちはビックリするほど純粋だったりするんですよね。
仰るとおり、問題が解けた時に見せる笑顔は、親としてはたまりません。
で、大人もそうだけど、子どももまた、喜んでくれる人のためにショーブするもの。
実の親なら甘えちゃうけど、
おそらく今よりももっと熱い当時のサンままが専属家庭教師だったら、
チビは多分、灘でも麻布でもショーブできると思いますよ。
本気で目指してる方には叱られるかもしれないですが…
まあ、私自身、体調も体調ですし、そう長く一緒にいられるとは思ってないので、
受験も私なりの思い出づくりって感じもあります。
そう受け止めれば、ポルシェも立派な思い出づくりなんですけどね(笑)
「付属」は知ってましたが、すごく頭の良い別世界の人が受けるものだと思っていました(入学可能な生徒へは付属から直接受験勧奨の電話が掛かってくると聞いてましたw)。
結局中学3年の11月、担任から「修道(田舎者なのでこの時初めて知りました。OBの方、すみません)」と「三津田」を受けるように言われ(従って付属は全く無理だったようです)、一応両方合格して三津田に行きました。
ただ、この時カッコつけて親には「修道には入学金を納付しなくていいから」などと強く言い、三津田受験時は合格校が何も無かったのですが、今から考えると冷や汗が出ます。
今では、共学の三津田で良い恋愛が出来たことや通学が楽だった(昼飯に一時帰宅したり)ことを懐かしみつつ、「修道卒です」と言うのもいいなと思ったりで、あのときのことは甘酸っぱい良い想い出です。
息子さんのご健闘をお祈りします。きっと良い想い出と経験に成ると思います。
ただ、一般論として、どこかで万が一失敗しても、今の世の中リベンジは何歳になっても可能だと思うのです。あきらめなければ。
がんばれ、こどもたち!
お会いしたことありませんが、Gucci さん、私も三津田出身です!!
で、チビが通っている塾は付属の近く。とゆーことで、半分近くが付属の生徒さんのようです。その中でショーブしていくとゆーのは、なかなかに大変なよう。
ただ、高得点を競い合うゲーム感覚っぽいところもあるみたい。あまり殺伐とはしていないみたいですね。
まあ、得難い経験だとは思います。努力できるのは一種の才能なので、まったく私にない「それ」を磨いてほしいですな。
最近、「格差」ってフレーズをよく書いちゃうですが、それは悪い意味でしか使ってない私。ドキッといたしました。
で、あらためて振り返ってみると、わが家は教育熱心なのか? 幼稚園から公文、4年生からは受験塾。テニスにサッカーにピアノもやってます。うーん、字面だけ見ると、もの凄いなあ。
ただ、奥さんは「受験? なーにそれ?」ってヒトだし、私も広島学院入学後は「クソバカ」&「強ければそれでいいんーだ…(BYタイガーマスク)」な人生を送ってきたランボーモノだし…
それを思うと、チビは立派です。「公文をやっててよかったよね」とか「本が好きなのが、今、役立ってるよね」とか、あくまで前向きだしぃ。
常々、「お父さんはやっていいことと悪いことがわからないよね」とチビにたしなめられる私。心を入れ替え、イヤ汁を出さないようにしよう(笑)。
追伸
相変わらず素敵なホテルに泊まってらっしゃいますね。
リンクしていいですか? で、勝手にしちゃおうっと。
>HAPPYMANさん
付属のご学友達との、息子さんの切磋琢磨、良いですね。ゲーム感覚というのがまた楽しいです。勝ったり負けたりの経験(喜びとがっかり)はきっと人格の幅となって良い形で残るのでしょうね。
我が家にも小学校3年のボーズがおりますが、
ほんっっっにアホアホで
頭の中は常にドラゴンボールのことだけ。。。
漢字はちっとも覚えないのに、ドラゴンボールのせりふだけは頼んでもないのに完璧に覚えております=3
息子さん、爪の垢くださいッッッ!!
で、チビがはじめて覚えた漢字は、「魔王」とか「悪魔」とか。ドラクエに夢中になった3歳の春でした。
その後は、ハリー・ポッターや悟空に助けられ、今、漢検も順調に合格しているようです。遊びは身を助く、ですな。