
撮影日数3000日、総製作費35億円を投じ、地球の全大陸、陸・海・空に住む多種多様の生物がそれぞれの命をつないでいく様子を、最新のカメラシステムを用いて動物と同じ目線で撮影。
生態の細部や決定的な瞬間をとらえた。
それが新鮮な、カメラ目線。
人間の技術はどこまでも進むのだろう?
逆に不可侵な領域に入りすぎてはいないか心配です。

そう思うのは人間だけかもしれない。
生き物だから、擬人的に考えてしまう。
少し考えさせられたのが、人にとって「生きる」ということは、「何かをなす」「夢をかなえる」「人を愛する」うんぬんと有りますが、彼らにとって「生きる」ということは、この世の中で単純に「生き抜く」ということ。
飢えや暑さ、寒さ、のどの渇きにも耐え、生き続けるということ。
いかにして死なないかと言うこと。
そんな時、人間と言う自分の立場を振り返ってしまう。
2011年に設立50周年を迎えたWWFが製作協力。
日本語吹き替え版は松本幸四郎、松たか子が親子共演でナレーションを担当し、人気バンド「Mr.Children」が主題歌を提供した。