用務員の父と二人暮らしの高校生主人公。
父は主人公の進学を望んでいるが、海外に行きたくて、せっせとバイトに明け暮れている。
クリスマスイブの朝、幼馴染がうっかり口を滑らせたせいで主人公と父は大ゲンカしてしまう。
翌朝いつものように登校すると父は雪だるまの着ぐるみに襲われる。
なんとか撃退した二人はパンデミックが蔓延していることを知る。
確かにゾンビミュージカルという触れ込みは間違ってないんですけどそういうもんだと思って鑑賞するとちょっともったいない。
まずちゃんとした青春映画だということを押さえておかないと。
どこにでもあるような田舎町で窒息しそうになっているティーンエイジャー達の心の叫びが、かつて彼らと同じ思いで郷里を飛び出した自分のそれと共鳴する。
そこが一番の肝。
高らかと歌われる楽曲群はどれもキャッチーだしミュージカルパートもキュート。
この辺りは『ハイスクール・ミュージカル』あたりにハマっていた層にはどストライクなんじゃないでしょうか。
PG12なので返り血も脳漿も飛び散りまくりなのに不快なグロさは皆無。
それでいてゾンビ映画の肝は完璧に押さえていて。
大事な人が大事な人でなくなる瞬間に対峙する人々の深い悲しみを幾重にも積み重ねた奥行きのあるドラマは多少舌足らずではあるものの瑞々しくて美しい。
優れたゾンビ映画とは優れた人間ドラマと同義であるという持論がまた確かに裏打ちされました。
ラストのワンカットなんて永遠の名作『○○』かよ!?って思いました。
これも今年ベスト級の傑作、もちろんそうなるとは思って観に来たわけですが。
今のところ作品のクオリティに比して公開規模極端に小さいのが残念。
これは鑑賞した人間が口コミで客増やさんとあかんやつだと思いますので無駄だと思いつつ激烈に推しときます。
マジで傑作です。
父は主人公の進学を望んでいるが、海外に行きたくて、せっせとバイトに明け暮れている。
クリスマスイブの朝、幼馴染がうっかり口を滑らせたせいで主人公と父は大ゲンカしてしまう。
翌朝いつものように登校すると父は雪だるまの着ぐるみに襲われる。
なんとか撃退した二人はパンデミックが蔓延していることを知る。
確かにゾンビミュージカルという触れ込みは間違ってないんですけどそういうもんだと思って鑑賞するとちょっともったいない。
まずちゃんとした青春映画だということを押さえておかないと。
どこにでもあるような田舎町で窒息しそうになっているティーンエイジャー達の心の叫びが、かつて彼らと同じ思いで郷里を飛び出した自分のそれと共鳴する。
そこが一番の肝。
高らかと歌われる楽曲群はどれもキャッチーだしミュージカルパートもキュート。
この辺りは『ハイスクール・ミュージカル』あたりにハマっていた層にはどストライクなんじゃないでしょうか。
PG12なので返り血も脳漿も飛び散りまくりなのに不快なグロさは皆無。
それでいてゾンビ映画の肝は完璧に押さえていて。
大事な人が大事な人でなくなる瞬間に対峙する人々の深い悲しみを幾重にも積み重ねた奥行きのあるドラマは多少舌足らずではあるものの瑞々しくて美しい。
優れたゾンビ映画とは優れた人間ドラマと同義であるという持論がまた確かに裏打ちされました。
ラストのワンカットなんて永遠の名作『○○』かよ!?って思いました。
これも今年ベスト級の傑作、もちろんそうなるとは思って観に来たわけですが。
今のところ作品のクオリティに比して公開規模極端に小さいのが残念。
これは鑑賞した人間が口コミで客増やさんとあかんやつだと思いますので無駄だと思いつつ激烈に推しときます。
マジで傑作です。