知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

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『COVID-19対応は、先の戦争とバブル崩壊の二度の「敗戦」に次ぐ第三の「敗戦」と見る!(何故か?知らなかったこと 2)』 ―10425日経新聞「春秋」に、三度の敗戦は戦争・経済・医療、次は食料!―

2021-06-13 14:22:25 | 政治・経済

『COVID-19対応は、先の戦争とバブル崩壊の二度の「敗戦」に次ぐ第三の「敗戦」と見る!(何故か?知らなかったこと 2)』

 

日本という国は、今まで、大きな国難も、乗り越えてきています。 昔、堺屋太一氏の著書『緊急警告! 第三の敗戦』がありました。

 ウエブ情報から引用

 この本の中では、

第1の敗戦は幕末、第2の敗戦は太平洋戦争、そして第3の敗戦は、東日本大震災後の混迷でした。

 

今回の、日経新聞記事「春秋」に、三度の敗戦は、①戦争(太平洋戦争)、②経済(バブル崩壊)、③医療(新型コロナ感染症)、次は④番目は『食料か水か』とありました。 

以下は引用です。

 

『新型コロナウイルスを巡り緊急事態宣言の発令が決まった翌日の土曜、東京の繁華街を歩いてみた。道路はにぎわい、高級ブティックの玄関やデパ地下では密を作り列をなす人々がいる。雑談に耳をすまし共通点を見つけた。コロナという言葉が聞かれなかったことだ。

危機感の薄さを責めるべきか。カミュ「ペスト」にこんな一節がある。病毒を人に感染させないためには気をゆるめてはならず、相当の意志と緊張が要る。   ペスト患者になると疲れる。しかし「ペスト患者になるまいとすることは、もっと疲れる」「そのためだ、誰も彼も疲れた様子をしているのは」(宮崎嶺雄訳)。

海外ではワクチン接種が進み観光も復活し始めた。比べても仕方ないと思いつつ我慢の気力はそがれよう。「欲しがりません、勝つまでは」の標語で国民を総動員できた情報鎖国の頃とは違う。病床やワクチンの確保で対応のまずさや出遅れが目立ち、太平洋戦争、バブル崩壊に続く第3の「敗戦」だと見る向きも出てきた。

軍事、経済、医療と分野こそ違うが、3度の敗戦には共通項がある。 縦割りの弊害、根拠なき楽観、科学の軽視、やめられない組織。4度目があるなら食料か水か、エネルギーか。予想外の、しかも自信のある分野を突かれるだろう。国内の資源や備蓄を適切に分配できず、輸入も滞る未来図――杞憂(きゆう)なら良いが。』

 

これら原因への対策も、どちらも超難題です。 有名・高名な方々がその難しさをこう言っています。

 

先ずは、『複合汚染』(レイチェル・カーソン著『沈黙の春』の日本版に例えられる名著)の著者・有吉佐和子氏です。 著書『日本の島々、昔と今』の取材を通じて知った、内航船舶燃料価格問題に関しては、『自分も少しは知られた作家ですが、政治には全く影響を与えられなかったことが判りました』と。

 

次に、『ウエブで政治を動かす!』の著者・津田大介氏です。 この本の中で言っています。 『どんな良いツールと実力も持っていても、個人自身が政治活動団体・グループに属して、その中で実力、信用・実績・地盤(派閥)を持たないと政治は、なかなか動かせない』と。

 

最近は、日本では、表題のテーマのように未来に、不安と逼塞感でいっぱいです。 今の日本は、本当に心配です。 繰り返しになりますが、

今までの、軍事、経済、医療と分野こそ違うが、3度の敗戦には共通項がある。 その共通項は、『縦割り弊害、根拠なき楽観、科学の軽視、始めたら変えられない、やめられない組織』と根が深い、簡単には解決が難しい課題が山済みです。

 (20210613纏め、#344)

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