知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『「知の巨人・立花隆氏(ジャーナリスト・評論家)」報道に足跡』 ―逼塞感蔓延の世界情勢の中で最悪の日本に、長生きして欲しかった巨人―

2021-06-24 18:38:01 | 読書

『「知の巨人・立花隆氏(ジャーナリスト・評論家)」報道に足跡』

逼塞感蔓延の世界情勢の中で最悪の日本に、長生きして欲しかった巨人―

 

先日(20210624)日経新聞の社会欄からです。

『田中角栄元首相の金脈問題を雑誌で追及して退陣に追い込むなど、戦後ジャーナリズムに大きな足跡を残したジャーナリストで評論家の立花隆氏が4月30日、80歳で死去された。 宇宙や脳死、サル学、歴史など多彩な著作があり、知の巨人として知られ、都内の大型書店には、同日、著書を集めたコーナーを設けて追悼する動きが広がった。

幼い頃に一家で中国に移り住み、敗戦後に過酷な引き上げを体験。 東大仏文科卒業後、文芸春秋社に入社し雑誌記者などを経て、3年余りで退社。 東大哲学科に学士入学し、傍ら週刊誌アンカーマンなどとして活動した。

 

1974年10月、田中元首相を巡る資金の流れと蓄財を綿密に調べ、「田中角栄研究」を発表。田中内閣は2カ月後に総辞職した。 76年に発覚したロッキード事件でも批判を展開し、裁判の傍聴記を発表し続けた。 その後も、政治評論や最先端の科学の著作も多数発表した。

 

今後の読書計画のために、立花隆氏の著書一覧を備忘録に残しました。

1983年に菊池寛賞、1998年に司馬遼太郎賞

 

 「思考の技術」(1971年)

 「中核VS革マル」(75年)

●「田中角栄研究」(76年)

 「日本共産党の研究」(78年)

●「ジャーナリズムを考える旅」(同)

 「農協 巨大な挑戦」(80年)

 「ロッキード裁判傍聴記」(81~85年)

「宇宙からの帰還」(83年)

「脳死」(86年)毎日出版文化賞

「脳死再論」(88年)

「同時代を撃つ 情報ウオッチング」(88~90年)

 「臨死体験」(94年)

●「ぼくはこんな本を読んできた」(95年)

「立花隆の同時代ノート」(97年)

 「21世紀 知の挑戦」(2000年)

 「『言論の自由』VS.『●●●』」(04年)

 「シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界」(同)

 「天皇と東大 大日本帝国の生と死」(05年)

●「滅びゆく国家 日本はどこへ向かうのか」(06年)

「自分史の書き方」(13年)

 「死はこわくない」(15年)

 「武満徹・音楽創造への旅」(16年)吉田秀和賞

 「『戦争』を語る」(同)

●「知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと」

(20年)

とにかく、すぐにでも読みたい『著書』5冊に●マークをしました。

 

最後に余談です。

石原慎太郎氏は、現役時代の政界の田中角栄氏をそれ程、評価はしてなかったように見えましたが、最近は変わってきています。 石原慎太郎著『英雄』を読んで解ったことです。 

 

この本を読んでみたいと思ったのは昔、香港に駐在時に、田中角栄氏が首相になったニュースを聞いた見ず知らずの英国人に、香港と九龍を結ぶ、スターフェリーの船中で、突然、尋ねられました『今度の日本の首相は、Secondary School卒ですね』と、何故か、この後、会話はなくフェリーは九龍埠頭に到着という苦い経験もありました。

 

石原氏は、この本の中で、こう言っています。 『実名で書いていますが、フィクションです』と。 さらに、役人天国を支えている、およそ不合理きわまる単式簿記などと言う会計制度は、国家全体として是正し、一般の企業並みに、発生主義複式簿記に直して、大改革が成し遂げられたのではないかと、田中氏の行動から感じていたようです。

 

繰り返しになりますが、逼塞感蔓延の世界情勢の中で最悪の逼塞感の日本には、立花隆氏のような『知の巨人』の登場を渇望しています。 同時に政治には、作家や一般の人々の声は届きませんので、マスメデイア・マスコミには『傾向・推移を示したデータを付けて』行政に改善・チェンジを挑戦して欲しいと願っています。

(記事投稿日:20210624、#350)

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『ヒトは直立二足歩行になり、進化したこと・負担が増えたこと』 ―なぜ比較すると言われそうですが! 二足歩行のメリット・ディメリットー

2021-06-24 15:19:55 | 人間・人類

『ヒトは直立二足歩行になり、進化したこと・負担が増えたこと』

『「なぜ比較する」と言われそうですが! 二足歩行のメリット・ディメリット』

 

先日の日経広告欄に、

『大腸にやさしいトイレは和式』(これはずっと思い続けていました)、

『大腸には乳酸菌よりビフィズス菌(圧倒的に多い)』

とありました。 友人からアラ傘寿には『過ぎたるは及ばざる万歩プラス散歩』と言われていますが、隔日の『万歩プラス散歩』をやっていますので、毎回、必ず徹底しているのが、途中で『しゃがむ(屈むではない)』2~3回やると、足腰の疲れがすっととれます。 

この『しゃがむ(屈むではない)』体勢から立ち上がった時に、『脳の血が下がった感覚』と『膝関節に酸素が充填された感覚』が分ります。 ヒトは数百万年前まえから、直立二足方向になっていますのでこれを変えることはできませんので、せめてこれと上手く付き合っていくことだと思います。

『腰前弯の直立二足歩行のメリット』はあります。 自分の最大の苦手がゴルフ!『多種類の巨大な耳かき棒で小さなボール(それでも直径42㎜もある)を打つ』ですが、これも『足は逆ハの字で、へっぴり腰で…』、大分改善ができます。 もうひとつ、階段の上り下りは『足は逆ハの字で、へっぴり腰、…』で安全安定です。

今回のキャッチフレイズ『大腸にやさしいトイレは和式』ですが、この中で、こう言っています。 下世話な話になってしまいますが、やはり備忘録に残します。

 

『これまでの研究でスムーズに排便できる座り方が『和式』であることが分かった。 和式スタイルは太古から受け継がれてきた自然な排便方法であり、お腹まわりの筋肉をリラックスさせる効果もある。 うちは洋式だから? ご安心を。 足もとに小さな台を置き、足をのせて上半身を前に倒せば、しゃがんだのと同じ姿勢がつくれる

足もとに小さな台がなくても、スムーズな排便には『上半身を前に倒す』ことは、自然にやってきていました。 これはヒトには頚椎の前彎、胸椎の後彎、腰椎の前彎がありこれを生理的彎曲と言います。 実は、ヒト以外の動物ではこのような構造をとっておらず、腰椎の前彎はヒトにみられる解剖学的な特徴と言われています。

ウエブ情報から引用

直立二足歩行について、ウィキペディア情報から引用です。

『二足歩行(Bipedal Locomotion)とは、一部の動物にみられる2本の足でその体を支え、重心を前に移動させて前進する歩行様式で、ヒトのほか、かつての恐竜さらに現生動物としては鳥類に二足歩行はみられる。特にヒトの歩き方は、体軸が垂直に立っている、下肢が直線状に伸びている、など他の動物と異なっているので、直立二足歩行と呼んで区別することがある。』

 

直立二足歩行のメリット

  • 頭部が直立した胴体の直上に位置することにより、その体躯に比して巨大な頭部を支えることが可能になった。 ヒトの体重に比しての頭部の重量は、全動物中でも最も大きい。そして時として、その頭部のさらに上に重量物を載せて運ぶことも可能なほどの余裕がある。 結果として、ヒトは体重に比して巨大な脳容積を得ることができ、全動物中最も高い知能を得た。
  • 前脚=腕が歩行から解放されたことにより、重量物の持ち運びが容易になった。そして、非直立の二足歩行を行う動物(恐竜など)と比べても、体躯に比して大きな腕を持ち、重量物の運搬能力が高い。 さらには、投擲という他の動物にはない能力を得た。

人が、参加しても、見ても楽しめるスポーツが。この二大メリットがあるからですが、争い・戦いが拡大した。

 

直立二足歩行のディメリット 

  • 重力の関係上、痔、胃下垂、ヘルニアなどの疾患に罹患しやすい。ヒト以外の動物はこれらの病気になることは極めて稀である。
  • ほとんどの姿勢で頭部が安定しているため、首が細く弱い。
  • 重い頭部が高い位置にあるため、バランスが悪く、転倒すると危険である。特に、後ろに倒れると、急所である後頭部を打つ危険が高い。
  • 喉、心臓、腹部、股間等の急所が多い胴部前面を常に晒してしまう。
  • 内臓を保持するために骨盤底を発達させる必要がある。そのため出産に困難がともない、胎児が小さく未熟な状態で出産しなければならない。
  • 四足歩行と比べて、高度な身体能力が求められるため、習得するのに長期間の身体の成熟と訓練を必要とする。 個体差もあるが、直立二足歩行を行うには生まれてから1年程度の時間を要するため、それができるまでは四足歩行(這い歩き/これも個体差があるが、生後半年ほどで可能になる)を余儀なくされる。

直立二足歩行についてのメリットはまだまだ沢山ありますが、結構ロマンチックandセクシャルな内容でもありますので次回の課題にします。

(記事投稿日:2021/06/24、最終更新日:2024/05/23、#349)

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