『凄い、鳴き声は文章「鳥語』を発見、鳥は2億年以上も生存!』
『シジュウカラを観察、単語や文法を、世界で始めて証明』
先日(2022/06/30)、日経新聞文化蘭で見つけました。 暗いニュースばかりの昨今ですが、明るいニュース、鈴木俊貴氏の『鳴き声は文章「鳥語』を発見』、『シジュウカラを観察、単語や文法を始めて証明』がありました。
最近は、タイミングよく、シジュウカラは、市街地の住宅地や公園の植栽、山地の林に至るまでいろいろな場所でその姿を見ることができます。 シジュウカラは日本全土に分布する小鳥。 これからは、古希・喜寿・傘寿のお年寄りも、シジュウカラの観察がどこでもできそうです。
記事『鳴き声は文章「鳥語』を発見』の抜粋・引用です。
『シジュウカラという小型の鳥に言葉があることを、世界で初めて証明した。 実はこれまで猿などの霊長類も含めて、人間以外に言葉の存在が証明された例はない。 軽井沢の森で1年の半分以上を過ごし粘り強く観察を続けた僕の論文は、たちまち世界の注目を集めた。
きっかけは生物学を専攻していた大学時代。 シジュウカラが明らかに他の鳥より鳴き声の種類が多いと気づいた。 しかも状況に応じて使い分けている。 動物学や言語学で人間以外は「怖い」「好き」などの感情のみ伝えていて、単語や文法は持たないと考えられてきた。 興味をそそられ「鳥語」を研究すると決めた。
ウエブ情報から引用
先ず取り組んだのが単語の証明だ。 『ジャージャー』。 ヘビが巣に襲いかかると、親鳥が聞いたことのない鳴き声を上げて警戒していた。 『ヘビ』という単語になっているにでは? 証明方法は確立されておらず、手探りで進めるしかなかった。 100個近い巣箱を取り付け、ヘビのはく製を使って実験すると思った通りだった。
とはいえ、『怖い』などの感情を表しているだけの可能性もある。 そこで別の天敵のはく製を見せると、タカなら『ヒヒヒ』と鳴くなど使い分けていることが分かった。 果たしてこの観察だけで言葉を持つといえるだろうか、 用意したのは木の枝だ。 紐を使ってヘビのように動かした。 同時にスピーカ-から『ジャージャー』と聞かせると鳥たちはまるでヘビを見つけたかのように近づいた。
次に証明したのは文章だ。 語順を入れ替える実験で、文法があることまで明らかにした。 天敵のモズがらわれると、『ピーツピ』(警戒しろ)・『ヂヂヂヂ』(集まれ)声を出し、集まってモズを警戒する。
シジュウカラ語の文法
ウエブ情報から引用
「ピーツピ・ヂヂヂヂ」には反応を示したが、
「ヂヂヂヂ・ピーツピ」には無反応だった。
よくここまで、観察・証明できたものです。 ただただ頭が下がります。
(記事投稿日:2022/08/22、最終更新日:2023/09/20、#564)
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