『美しい地球! 旅行のススメ 002(紅海は歴史と文化の豊かな海域 1)』
『紅海の奥にはスエズ湾とアカバ湾が、地政学的にこれから変化?』
『砂漠の中の紅海でダイビングやスノーケリングに、水上スキーも』
海外に憧れて、中国語圏、英語圏、スペイン語圏の5カ国に20余年を住んだことがありますが、難しい言語・日本語(表意文字漢字+表音文字ひらがな・カタカナ(カタカナ英語)+ローマ字)の国で育ち、海外生活で英語・中国語・スペイン語には少し慣れましたが、アラビア語を主流とする中東の言語には、まったく歯が立ちませんでした。
実は、今までは『紅海って、どこにあるの?』という感覚でしたが、最近、紅海の凄いことを、傘寿プラスになって知りました。 『紅海は、地球上で最も歴史と文化の豊かな海域の一つです。 古代エジプトからローマ帝国、さらにはオスマン帝国まで、多くの文明がこの海域を通じて交流を持ちました。 また、紅海は自然の美しさも有名で、ダイビングやスノーケリングのスポットとしても知られています。』とウエブ情報にありました。
九十九里海岸の東北端、千葉県旭市飯岡で海の子で、育ちましたので、海外駐在中には、世界中のいろいろな海、香港の東シナ海、パナマのカリブ海、シンガポールの南シナ海で潜り、水上スキーを楽しみましたが、心残りは『地中海』と『紅海』では、実現できませんでした、
紅海は地球の裂け目、地溝帯に海水が溜まった場所
ウキペデイア情報から引用
地溝帯 地溝のうち大規模なもの。
地溝
平行に位置する断層によって区切られ、峡谷の形状をなしている地塊および地形のこと。 基本的に正断層の活動によって形成される。
紅海は、アフリカ大陸とアラビア半島の間にある細長い海。 ときおりラン藻のトリコデスミウムが著しく繁殖して海水が赤色をおびることがあるので紅海と名づけられたといわれる。 アラビア語でal‐Baḥr al‐Aḥmar(赤い海)という。 長さは約1900kmで北西方向にのび,最大幅はわずか約300kmであるが,中央部は深く水深2000mを超えるところもある。 地質学的には南はアフリカ大地溝帯,北は死海のあるヨルダン渓谷に連なる地溝の一部で,アラビア半島がアフリカ大陸から分離してできた割れ目。
北西部にはスエズ湾があり、スエズ湾はスエズ運河を経て地中海とつながっている。 紅海には大きな島嶼は無く、沿岸部に小島嶼が数多くある。 地学的には大地溝帯の一部である紅海地溝帯 (Red Sea Rift) をなしており、火山活動も見られる。 2011年12月から2012年1月にかけ、イエメン沖のズバイル諸島で海底火山の活動によって新しい島が生まれた。
Rift
地球のマントル上昇に伴い地殻が膨張し割れるなど、地殻に伸張作用が働いてできた形状を指す地質学用語
目立った河川が流れ込んでいないこともあり海水の透明度が高く、200種ものサンゴが生息するなど固有種も多いことからダイバーにとって憧れの対象である。とりわけ、エジプトがその経済的恩恵を享受している。
海水の表面温度は夏には34°C に達するが、サンゴの白化が見られないのは熱を吸収する藻類によると考えられる。 海水の蒸発が激しいため、塩分濃度は4.0%と世界平均3.5%より高い。
紅海の海水は赤くはない。 紅海はギリシャ語のエリュトゥラー海の直訳で、赤いという謂れには諸説ある。 一説には、昔方角を色分けして考えた(例えば北の黒海)ため、南を表す赤となった。 ヘロドトスも赤い海と南の海を交互に使った。 また、エジプトの砂漠を赤い大地と言ったことがあり、その大地の海という意味、など。
8世紀以降西アジアにイスラーム教が起こると、イスラーム商人(ムスリム商人)の紅海、アラビア海での活発な海上貿易活動が始まる。 11世紀以降になると宋や元などの中国の経済力が高まり、中国商人が東南アジアからインド洋に進出し、特にジャンク船で陶磁器を運び、ムスリム商人と取引をした。また東南アジアからインド、アラビア海沿岸にはいくつかの港市国家が繁栄していた。 これらの海洋を利用した船による東西貿易は海の道または「海のシルクロード」といわれ、または特にインド洋に面した地域や中東、地中海世界まで陶磁器がもたらされたことから陶磁の道と呼ばれています。
温暖化による異常気象の中で、これから、紅海のスエズ湾とアカバ湾がどう化けるか、目が離せません。
砂漠さえも、温暖化による異常気象の影響を受け始めています。 さらには、地球上の広範囲の砂漠化拡大です。 温暖化対策は、みんなでやれる『節電・節水・節食、移動には自転車・バス・電車』と、政界・産業界のリーダーの皆様に頑張って頂く、CO2排出削減は次のビッグ3『発電業・製造業・運輸業』での喫緊対策です。 みんなでやる『節電・節水・節食、移動には自転車・バス・電車』も、『発電業・製造業・運輸業』の規模縮小と大きく影響し深刻です。
(記事投稿日2023/12/12、#707)
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