晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

4回目の防除と土壌診断

2023-08-26 06:14:56 | じねんじょ
昨日は栽培中の自然薯に4回目の防除薬の散布をした。


出来れば減農薬でいきたいと、
今年は月1回としているが炭疽病がちらほら出てきたので、
今月2回目となる治療薬で殺菌剤のトップジンMを散布です。

それと今年も一番多く栽培しているこの畑での生育が良くない。
ここは10年近く耕作放棄してあった畑を借り、
3年前から栽培している畑です。

初年度はよく繁茂してくれ手ごたえを感じ、
中京テレビの「キャッチ」で取材にも来てくれた畑です。

ところが昨年は蔓先の壊死があり繁茂が悪くなり、
収量が落ちてしまった。
愛知県の農業改良普及員に見てもらったところ、
カルシウム不足と言うことで緊急対応としてカルプラスを散布した。

今年はアルカリ土壌に近づけるため苦土石灰を撒いて、
酸性度を弱めて(5.8⇒6.3)臨んだのだが、
結果は似たような現象が起きてしまい、
再びカルプラスを散布して何とか保っているが、
繁茂率の悪さと病気などの誘引が比例しているようにも思える。

土壌診断をして土壌の解析が未だしてなかったのを思い出し、
畑の5カ所から土を採取し乾燥させてから小石を除いて、
1kgぐらいをJAに持ち込んで分析依頼した。
専門の解析機関へ送るので結果は一ヵ月後です。
600円くらいでやってくれるので、
定期的に診断して施肥や土壌改良の判断に生かすと良い。

< 真夏の薯繁茂しない土に聞け >
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レイアウト変更

2023-08-25 06:17:11 | じねんじょ
昨日は朝から雨だった。
屋内で出来ることと思案した結果、
作業場のレイアウトを変更することにした。
保健所への総菜製造業の「営業許可」申請に向けて、
条件を満たすための改修を行うためです。

20㎡ほどの小さな部屋に必要な備品が所狭しと置いてあるため、
場所を作るには何かを削らないといけない。
窓際にあって簡易な作業台としていた机を中央へ置くことで、
玉つきで移動した。

それで作り出したスペースがこれです。

計画では既存シンクの横に野菜(自然薯)洗いシンクと、
レバー式蛇口の手洗いボウルを設置します。
130cmの範囲内へ納めます。

ここにあった収納棚は反対側に移動した。

移動した収納棚の場所には冷凍庫があり、
これは大型冷蔵庫の横に置いた。

これで追加する手と自然薯を洗浄する場所を作ったので、
後は備品の購入と水道屋さんの工事なんだが、
まだ見積りも出来ていないのでいつ完成するか分からない。
少しでも経費を抑えるため、
シンクと手洗いボウルはネットで事前に購入するつもりです。

< 玉つきレイアウト替え何度目やら >

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支援制度使えず

2023-08-24 06:07:15 | じねんじょ
8月23日からは七十二候の一つ『綿柎開(わたのはなしべひらく)』です。
綿柎開とは綿を包む柎が開き始める頃のこと。
柎とは花の萼(がく)のことです。
柎が開き始めるとふわふわとした綿毛が中からとび出してきます。
この綿毛をほぐし綿の糸を紡ぎます。

玄関横に遅まきながら植えたアサガオが、
蔓葉を屋根の樋まで伸ばしやっと花を咲かせ始めました。


自然薯の加工に伴う作業調理設備の更新にあたって、
農作物の付加価値向上支援制度を適用できないかと、
役所に問い合わせていて昨日返答があった。

結論「今年度は受付が終了しており対応できない」だった。
だがこちらは収穫が始まる今年の冬には必要な訳で、
来年度まで待てない。
全て自費で改修するしかなさそうだ。

何かこういった役所の支援制度は柔軟性がなく、
現実を見ていないように思える。
役所はもっともっと農業現場を歩いて声を聞いて欲しい。
確か6月の広報誌で受付開始するとしていたのに、
予算がオーバーしたのか。
一ヵ月で終わってしまう制度では、
今回のように突然問題が発生し、
時期を選ばず対応せねばならない事案には全く役に立たない。

更にこの制度は新たな付加価値を生み出す商品への支援ともあり、
これにもこれでは駄目だよと伝えた。
例えとして秋田の伝統漬物「いぶりがっこ」も、
食品衛生法の改正によって現地では大混乱を起こしている。
これはダイコンを燻して漬物にする立派な六次化商品なのだが、
設備改修で100万円も負担できないと、
作り手であるおばちゃんたちの多くは廃業すると言う。
県市あげて支援はしていて年齢的な課題もあるようだが、
継続すると言うことにも配慮が必要です。

市には短期間でなく少なくとも半年間ぐらいは受付し、
対象は新たに開発する商品だけでなく、
ことに農業は個人事業主が多く現在行っている事業者にも適用できるよう、
来年度は柔軟性をもって制度設計して欲しいと伝えた。

< 「いぶりがっこ」と同じだよと諭す電話 >
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処暑(しょしょ)

2023-08-23 06:01:17 | 季節のたより
8月23日は二十四節気の一つ『処暑(しょしょ)』です。
処は落ち着くという意味があり、
処暑は、暑さが落ち着き始める頃です。
処暑の頃はまだまだ厳しい残暑の日がありますが、
北の高気圧が現れ涼しい空気が入りやすくなります。

残暑は立秋(8月8日頃)から秋分(9月23日頃)までの間の暑さを言うので、
処暑はその中間ってことでしょうか。
この頃はだいぶ熱帯夜から開放される日も多くなり、
朝方に露の降りることもしばしばで、
秋の虫の音色でより一層秋の気配を感じられますね。

ただ今年は突然現れるゲリラ豪雨や雷雨があちこちで発生しており、
読めない「天気」に右往左往しています。
台風も大型化してきており、
何事も無い秋であって欲しいですね。 

山中の畑へ出向きスイカを採ってきました。

前回と比べるとやや小ぶりかな。
でも5kg以上はありこれで4個目です。
葉がところどころ枯れ始め、
勢いと元気がなくなってきました。
まだ大中小と一個づつ生っており、
多産スイカに感謝の夏です。

< 多産スイカ少子化に渇と元気を >

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保健所へ

2023-08-22 06:03:24 | じねんじょ
昨日は相談を予約してあった管轄の江南保健所へ行ってきました。
これからの自然薯部会を担ってもらいたい二人にも同席してもらった。

話の要は自然薯の販売にあたって、
そのまま売れば農産物の一つだから何の制限もない。
2年目に食品衛生法が改正され、
少しでも加工して販売する場合は食品衛生責任者講習を受講し、
「届出」もしくは「営業許可」が必要になった。
私たちが販売しているカットして真空パックにすることと、
冷凍すりおろしは簡易加工にあたるとして、
「届出」の書類提出で済んでいた。

ところが先週保健所から解釈を誤っていて、
冷凍すりおろしは直ぐに食せる状態に加工してあるため、
「営業許可」申請が必要と知らされ、
正に天地がひっくり返った。
「営業許可」は調理加工設備の要件が厳しく、
この先のことを考えると考えてしまう。

ただ冷凍すりおろしはB級品を蘇らせる六次化商品だし、
自身も毎年50kgぐらいを手掛けている。

で、今の作業場で「営業許可」申請するには、
設備的に何が足りないかの相談です。
結論としてこの加工は総菜製造業に該当し、
ほぼ適合した作業場であるが、
水道の出るシンクが室内で3ヶ所必要と言う。

1.レバー式蛇口の手洗い場
2.野菜(自然薯)を洗うシンク
3.食器等を洗うシンク
ということで現在は3番目のシンクしかない。
つまり水道工事とシンク等の備品購入が必要です。

年齢的に健康でこの先やれても5年くらいだろう。
だから出せても精々10万円程度です。
弟がリフォーム業をやっているので見積もりを依頼した。

食中毒予防とはいえ法律はどんどん厳しくなるばかりで、
僅かな利ザヤで生計を立てざるを得ない零細農家の、
悲哀を体現しているようでやるせない。
犬山市の六次化応援資金補助制度に該当するか、
今日にも聞いてみよう。

< 出費ばかり何のためと思いたくなる >
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