風吹く豆腐屋

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魚心

2008-02-10 12:46:42 | Weblog
魚心あれば水心。

そういう言葉があるのは知っているけれど、
不思議とよく意味を忘れてしまうことわざ。
「魚、心あれば、水、心あり」と分けられていれば忘れないのに。


辞書によれば、「相手が自分に好意を示せば、こちらも好意をもって応対する用意がある。」という意。
なんか難しい表現しているけれど、
要するに、「相手に好かれたら、相手のことを好きになる」ということですよね。


最近では時代劇?の悪代官と悪徳商人の間で聞くことくらいしかないみたい。
元々はそんな悪い意味で使われていたはずじゃないのに…。


別にことわざにしなくても、当たり前にも思える現象。
好かれたら、好きになりますよねぇ?(誰に・・・

ただ、「魚心あれども、水心無し」というケースも考えられそうです。
魚かわいそう・・・。

さらに、「魚心あれば水心あり」が成立していても、
魚が水に求めるものと、水が魚のためにすることが合致しないケースもありそう。
すれ違いってやつでしょうか。
「水心無し」よりも状況は悪そう。

でもそういう状況って、多いだろうと思いませんか。


さっきこの言葉を検索してみて、面白いことを書いている記事を見つけました。

「魚心あれば水心あり」は、あの有名な言葉「求めよ、さらば与えられん」と同義なんだ、と。


なるほど。

でも、やっぱり求めても与えられるとは限らないわけだよな、とも思う。

キリスト教では打算的な考えは御法度ということか。