風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

言いたいなら、本気で言えばいい。

2008-02-15 19:03:25 | Weblog
施しをしてくださった方々、ありがとうございました。
恩義を受けたと感じれば、必ず報いる主義ですので―。


さて、試験が刻一刻と迫ってきました。
勉強の進捗ぶりが芳しくないのは本当です。

これから1週間、色々な要素で衰弱することが予想されますが、
そういうわけですので心配しないでください。



司馬遼太郎の忍者小説の中に、「風神の門」があります。
今は手元にありませんが、割と気に入っていた1冊でした。

時代は大阪冬の陣が起こる少し前。
伊賀忍者・服部才蔵が歴史の影で奔走する物語。

女の子が読んで面白いかどうかは分かりませんが、
大抵の男には受け入れられるんじゃないかと思います。
興味がある人は是非―。


そのなかで一番印象に残っているのは、

「座興で死ねといわれたら、今すぐにでも死ぬことができる。」

と才蔵が佐助に言ってのけるシーン。
地味ですが、忍者独特の生命観にどきっとさせられる箇所です。


間違いないのは、それがただの冗談ではないということ。
その後才蔵は佐助に釘を刺しますが、本気でそう言ったのは明らかです。



この前、「君たちの年では死について考えることはないだろう」と50のおじさんに言われました。

個人的には割と日常的に考えているつもりですが、
年配の人からすれば非現実なものとしか写らないかな…。

(ぁ、ドナーカードは財布の中に入っているので、
なんかあったときはそれ出してください。
親は脳死移植に否定的なので、本人が望んでいたと伝えてもらえたらありがたいです。)



なんか文章の方向性を見失っていますが、言いたいことはただ1つ。

みんな冗談でも死ねって言うのやめようよ?

個人的には誰かが言うのを耳にするたびに、心をちくりと刺された気分になります。
どうしても言いたいなら本気で言えばいいと思いますが、
死ねと言う言葉の数ほど、人の死を望んでいる人が多いとは思えません。

冗談にするには笑えない言葉だと思うんですが。




・・・なんでこんなこと書く気になったか。

多分、今読んでいる小説に命の価値というテーマが出てくるから。
そして、休憩のはずの読書時間が勉強時間よりもはるかに長いから・・・。
別に誰かを非難する意図はなく、ただ書いただけです。



・・・どれだけ勉強嫌いなんだか。